【宿泊記】ウェスティンホテル東京 - エグゼクティブスイート
前回ご紹介したホテル椿山荘に続き、国内ホテル新御三家の一角であり、外資系らしい煌びやかな印象のある「ウェスティンホテル東京」。今回はスイートルームを確保し、ワーケーションでの利用も兼ね、こちらのホテルにお邪魔しました。
また、Youtubeでも宿泊動画を公開しているので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
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目次
1. チェックイン
ウェスティンホテル東京は、オフィスやショッピングセンター、複数の住居ビルから構成された、ラグジュアリーな複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」の一角にあります。シャトーレストラン「ジョエルロブション」を筆頭に、それらを代表する施設の一つとして一際存在感を放つホテルでもあります。
今回は恵比寿駅周辺からタクシーを拾って向かいましたが、ほんの数分程度で到着し、周辺施設や都心への近さを含め、アクセスの良さは抜群。
ホテルに入ると、重厚感あるヨーロピアンなエレガントさに加え、美しい床のタイル模様がアクセントとなった、エグゼクティブな空間に気分が高まります。特に夜間の様子は個人的に好みで、より一層、都会的で洗練された雰囲気が強くなります。
一方でエントランス奥の様子はまた異なり、広々とした吹き抜けが特徴的な、優雅で開放的な空間が広がります。こちらでは、ラウンジ「The Lounge」やカジュアルダイニング「The Terrace」も備え、プライベートユースにおいても十分に楽しむことができます。
到着後のチェックイン手続きやコンシェルジュといったサービス面は非常にスマートな印象で、あらゆる問い合わせにもクイックに対応いただける点が印象的。ビジネスユースとしても、十分におすすめできるホテルであると感じます。
エレベーターホールは、特に石材の配色が美しく、その煌びやかな空間に客室への期待が高まります。
2. 客室:エグゼクティブスイート
今回の滞在では、126平米と圧倒的な広さを誇る「エグゼクティブスイート」をチョイス。客室数を絞ったExecutive Clubの20階に位置する客室で、その気になる様子をご紹介していきます。
2−1. リビングルーム
客室に入ると、上品なオフホワイトを基調とした、開放感あふれる贅沢な空間が広がります。ヨーロピアンテイストなインテリアや、ダイナミックな模様のラグマットがアクセントとなり、間延びした様子もありません。
間取りはリビングルーム、ベッドルーム、ウォークインクローゼット、バスルームと分かれており、各部屋の広さは想像以上で、驚きを隠せません。
また、隣室と繋げて利用することも可能となっており、パーティーシーンや、家族での長期滞在においても不自由がないように設計されています。
各所に設置されたソファやテーブルは、それぞれ最大6名まで利用できる贅沢な作り。今回は2名での滞在でしたが、ゲストを招待してパーティーでもしようかと考えてしまいました。
広々としたリビングには手洗い付きのミニバーを備え、各種グラスもそれなりの数が用意されているため、使い勝手が良いです。
非常にシンプルながらデスクも用意されていますが、最も魅力的であったのはBang&Olufsenの高級Bluetoothスピーカー「Beosound1」(定価20万円!)。クリアな低域と伸びのある高中域が美しいサウンドは、ホテルステイをさらに優雅なものにします。
2−2. ベッドルーム
ベッドルームだけでも、通常のスーペリア、もしくはデラックスルームと同程度の広さを誇ります。テレビやセンターテーブル、ソファといった基本的な構成ですが、個人的には、グリーンのカーテンのコントラストが美しく、好みな内装でした。
ベッドルームから脇の通路には、右手にウォークインクローゼット、左手にバスルームがあります。
ウォークインクローゼットは長期滞在においても十分な収納量を確保しています。固定型のバッケージラックは、通常のスーツケースであれば2〜3台は置くことができ、ハンガーをかけることのできる場所も多いです。また、シューツリー2つ備え付けられているのもビジネスマンにとっては嬉しいところ。
2−3. バスルーム
特筆すべきはほぼ全面が石造りとなったバスルームで、他ホテルには見られない重厚感ある豪華な空間。シャワースペースや化粧台、トイレ全てをこの空間に備え、それぞれが適度な距離を保っているため、非常に機能的なバスルームでもあります。
洗面台の鏡は大きく、特に忙しい朝のタイミングでは重宝します。シンプルながらも、煌びやかな周囲の様子とうまく調和しているように感じます。
バスタブ自体はおそらく標準的なサイズですが、その雰囲気や、L’OCCITANEのアロマティックな香りのバスアメニティ「THE VERT BIGARADE」も相まって、より快適で優雅なバスタイムを楽しむことができたように感じます。
シャワールームはレインシャワー、ハンドシャワーを備え、どちらも水圧は強め。もちろん調整することもできますが、つまみを押し引きするタイプのため、微調整が難しく注意が必要です。
バスルーム奥にはトイレもありますが、特に扉等はなく、使用する際はバスルーム自体を締め切る必要があります。ただ、エントランス脇にもトイレが配置されているため、特に不便はないように感じます。
2−4. アメニティ
ウェルカムアメニティは、Marriottオリジナルのチョコレートに、季節感のあるいちご。この日はシャンパンを持ち込んでいたので、併せて楽しみました。
バスアメニティはL’OCCITANEの「THE VERT BIGARADE」。同じL’OCCITANEの「MER&MISTRAL」や「JASMIN&BERGAMOTE」と同様に、濃縮された鮮やかな香りで、グリーンティーやオレンジのアロマを感じさせます。
その他ハミガキセット、シェービングセット、くし、マウスウォッシュ等、基本的なグッズは全て取り揃えてあります。 もう少々梱包に高級感があっても良かったかもしれません。
一方で、ヘアアイロンが用意されているのは女性にとって嬉しいポイントです。
2−5. 客室からの眺望
今回の客室は南向きのようで、右手には目黒方面の都会的な様子、左手には品川方面の高層ビル群を背景に、白金台周辺の広大な自然が眼下に広がります。
朝方には遠くの景色まで眺めることができ、ビューバスでないのが非常に惜しいところ。また、ビルが密集していないため、開放感のある印象で、時間と共に変わりゆく街の様子を存分に楽しむことができます。
3. フィットネスセンター
ウェスティン東京のフィットネススタジオは、特に受付があるわけでもなく、スタッフも不在のため自由に利用することができます。一方で、機材は多くなく、かつコロナの影響で利用可能な台数を制限しているため、あまり充実していない印象を受けます。
また、天井も低く、目の前には恵比寿の住宅街しか見えないため、最近のホテルでみられるような開放感ある感じではないので、注意が必要です。
4. クラブラウンジ
ホテルステイの醍醐味の一つであるクラブラウンジ。今回はティータイム、カクテルタイムに伺いました。ちなみに、現在はチェックイン/アウトサービスや朝食の提供はしておらず、サービスはかなり絞っている様子です。
こちらのWestinClubLoungeは、フロントから続くヨーロピアンテイストなデザインが特徴的で、鮮やかな青いラグマットが非常に美しく感じられます。窓からは港区方面の都会的な景色が広がり、特にカウンター席からの眺めがオススメ。
一方で、少々天井の高さが低く感じ、どこか圧迫感があったので、あまり長くは滞在しませんでした...(
客層としてはファミリーからカップルまで幅広で、特段気になる点もなく、皆様ゆっくりと過ごされていたように思います。
4−1. ティータイム 14:00〜20:00
チョコレートやケーキ等、簡単なスイーツを頂けます。この日はチェックイン直後に利用し、窓から東京タワーを眺めつつ、ティータイムをゆっくり過ごすことができました。
ドリンクはコーヒーや紅茶、ジュースなど、基本的にはセルフサービスですが、積極的に持ってきていただける点が非常に好印象でした。
4−2. カクテルタイム 17:00〜19:00
こちらの時間帯では、チーズやハム、エビチリ等を詰め合わせたオードブルが提供され、スパークリングワインやビールとともに楽しむことができます。
こちらもあまり長居はしなかったのですが、スパークリングは「DE BORTOLI
DB FAMILY SELECTION BRUT」、白ワインはBERIGERのソーヴィニヨン・ブランと、いずれも爽やかでスッキリ感のある印象です。
5. ブレックファースト
今回の朝食は、ロビー階の「The Lounge」にて頂きました。
本来であれば、ホテルの正面玄関を入りすぐ左奥に見えるオールデイダイニング「The Terrace」が今回の朝食会場でした。9時過ぎにレストランに向かうと、既に3-4組の列が出来ており、15分待機…
ただ、店内が満席になった為、天井が高く、より開放感のあるロビーラウンジ「The Lounge」の席に案内いただきました。
メニューはこの時期には珍しいブッフェスタイルでの提供です。洋食から和食まで幅広く用意がありました。
目の前でふわふわのオムレツを手際よく作っていく様子が見られるのは、ブッフェの醍醐味のように感じます。ただ、入店と同様、料理提供のカウンターにも列が出来ているので注意が必要です。今回はトータル30分近くの待ち時間が発生してしまったため、ルームサービスもしくは、時間に余裕を持っていくことをおすすめします。
※朝食付のプラン(クラブフロア含)ですと、ルームサービスの変更は有料とのことで、クラブラウンジでの朝食ができないことの不便さを改めて感じた体験となりました
6. ランチ
ランチは広東料理「龍天門」にて頂きました。
ロビー中央の大きな螺旋階段を上がると、ちょうど正面にみえてくるレストランで、ロビーの印象から一変し、窓の外には竹のディスプレイが静かに佇む、落ち着いた空間です。
座席のソファもゆったりとしていて心休まりました。席同士の間隔も広く、仕切りのある座席も多いので、1名での利用客もよく見かけます。普段使いで、とても使い勝手が良いように感じます。
今回はセットメニューを注文しました。前菜2皿と点心の盛り合わせ、メイン、デザートと盛りだくさんの内容。
中でもぷりぷりの海老焼売や軽やかな食感の春巻きが印象的でした。数種類の野菜をモチモチの透明の皮に包んだ野菜の点心は斬新で見た目も鮮やかです。
デザートにはマンゴープリンをチョイス。優しくマイルドな味わいで、口当たりがとても柔らかくサクサクのクッキーと相性抜群でした。
7. チェックアウト
「龍天門」でのランチを楽しみチェックアウトへ。
ウェスティンホテル東京は設備面で見劣りする部分もあるものの、様々な素晴らしい要素を持ち合わせたホテルであると思います。なにより衝撃的であったのは、客室が格安であること。今回のエグゼクティブスイートは一休.comでの予約で1泊あたり6万円前後と、面積あたりの価格は破格の安さであるように感じています。今回はビジネス利用でしたが、パーティシーンや記念日でも今後利用していきたい、そんな思いでこのホテルを後にしました。
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8. ウェスティンホテル東京の価格・プラン
結論として一休.comのタイムセールが最安です。今回利用した「エグゼクティブスイート」で大人2名×1泊で¥60,000程度(税サ込)となります。
参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。
9. (参考) 他ホテルの宿泊記
最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。
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