【宿泊記】パークハイアットバンコク - パークルーム【タイ/バンコク滞在記】

バンコク市街の一等地に位置するホテル、パークハイアットバンコク。タイ旅行の記念すべき最初のホテルとして期待値高めでの滞在となりましたが、それを裏切らない素晴らしいサービスとハードに大満足の滞在となりました。
こちらの宿泊記では、客室「パーク・ツイン」やプール、ペントハウスバー、リビングルームの朝食を紹介していきます。
目次
1. ホテル概要

ハイアットホテルの最上位ブランドとして2014年に開業。バンコクの一等地に建設された地上37階建ての高級複合ビル「セントラル・エンバシー」に併設されており、スパ、フィットネスセンター、プール、宴会場、ビジネスセンターなどを備えたラグジュアリーホテルです。
所在地: Central Embassy, 88 Wireless Road, Lumpini, Pathumwan Bangkok, Thailand, 10330
アクセス: スワンナプーム国際空港より車で約45分、ドンムアン国際空港より車で約35分、BTS プルンチット駅より徒歩約3分
連絡先: 02-012-1234
公式サイト: LINK
2. チェックイン
タイの主要空港「スワンナプーム国際空港」からタクシーを拾って約60分。目的地「セントラル・エンバシー」周辺の高層ビルはどれも先進的なデザインで、日本でいうところの東京 大手町のような近未来感と活気溢れる様子に圧倒されます。

アクセスに関して、平日朝・夕方はタイ市街地の大渋滞に巻き込まれるためBTS(鉄道)での移動がおすすめ。ちなみにホテルを除いてタイのドライバーさんは基本的に英語が通じず、文字を読めないこともあるため要注意です。タクシー利用の際は配車アプリ「Grab」で目的地を設定しておくと便利です。
ホテルに到着すると、すぐにドアマンの方にチェックインを案内いただけました。ホテルのスタッフさんは皆英語が通じるので、チェックインからは非常にスムーズ。
エントランスも近未来的で、チャペルのような重厚感ある扉に高揚感を隠せません。
ホテルは「セントラル・エンバシー」内部からもアクセス可能。高級ブティックが目立つラグジュアリー感たっぷりな複合商業施設ですが、日本食のレストランやカフェ、映画館も見られ、宿泊ついでのショッピングも楽しめます。
ホテルに入ると、洗練されたモダンアートの数々と贅沢な空間づくりに魅了されます。こちらは中国人アーティスト、高偉剛氏の作品『I Were You』。
シャンパンゴールドやホワイトを基調とした空間は圧巻で、日本のホテルでは見られない、より煌びやかな"ラグジュアリー"さを感じさせます。
チェックインのため、エレベーターで10階のロビーフロアへ向かいます。ロビーフロアやレストラン、プールは9~10階と低層階に位置しており、11階より上の高層階は客室やバーに割り当てられている構造のようです。
ロビーフロアでは「セントラル・エンバシー」のユニークな形状を彫刻芸術や水盤とともに、内部から眺めることができます。内装デザインは、その美しさに定評のあるフォーシーズンズ東京大手町と同じ「ヤブ・プッシェルバーグ」で、曲線美が魅力の空間です。
レセプションはバンコク市街地を背景に、存在感ある彫刻が鎮座。
ホスピタリティも素晴らしく、スタッフさん自ら声をかけていただける姿勢は日本の高級ホテルにも通じます。繰り返しの説明にも快く応じていただき、タクシーの手配や周辺案内も非常にスムーズな対応だったのが印象的でした。
客室に向かうためのエレベーターは、吹き抜けで開放感あふれる通路の先にあります。途中には急成長を遂げるバンコクの市街地が見え、エントランスからここまで、厳選されたアートや空間づくりが織り成す素晴らしいアプローチでした。
客室のある14階へ。手続き後はベルマンの方に案内いただき、館内から客室の紹介までしていただけます。タイのホテルスタッフさんはどの方も物腰柔らかく、親しみやすいのが特徴的です。

今回宿泊する客室は、最もスタンダードな「パークルーム」のツインタイプ。予約の際、エキストラベッドの搬入を事前にお願いしていたためグローバリスト会員特典のアップグレードはありませんでしたが、バンコク観光中心の滞在においては十分すぎる充実感がありました。
客室カテゴリ | 客室タイプ | 広さ |
---|---|---|
スイート | プレジデンシャルスイート | 381㎡ |
| アンバサダースイート | 167~177㎡ |
| ディプロマットスイート | 115~122㎡ |
| パークエグゼクティブスイート | 93~109㎡ |
| パークデラックススイート | 66~87㎡ |
| パークスイート | 68~80㎡ |
スタンダード | ベイビュースイート | 68㎡ |
| パークデラックス | 55~70㎡ |
| パークルーム | 48~63㎡ |
3. 客室 - パークルーム
降り立つ先は、オリーブ色のラグマットに、杢目の残る壁面に囲まれた、穏やかでどこか神秘的な空間。客室のドアは重厚で、“トップラグジュアリー”にふさわしい質感です。
3-1. リビング / ベッドルーム

スタンダードルームであっても48㎡を誇るゆとりある空間。パークハイアットバンコクは、バンコク市内でも随一の客室面積を誇ります。左手にバスルーム右手にレストルーム、正面にリビングとクローゼットが続く、スイートのような間取りに興奮します。

まずはリビング・ベッドルーム。窓際にエキストラベッドを追加いただきましたが、天井の高さとゆとりある空間づくりに全く狭く感じません。一面に縁どられた窓からは、近未来的なバンコク市街地の街並みを眺め、開放感抜群。

ベッドサイドのアートも緻密でインパクトがあります。煌びやかすぎず、しかしながら自然素材の上質な雰囲気に大満足の客室です。
操作系に関してもベッドサイドのパネルから照明やカーテンの開閉を調整でき、ハード面も何不自由ない印象です。

窓からはロビーフロアと同じく、ホテル北側の眺望が広がります。正面は開発区画なのか空地となっており、右側にあるのは「シヴァテル バンコク ホテル」で、特徴的なインフィニティ・プールの様子も見ることができます。
こちらはミニバーで、タイの寺院を思わせるユニークなデザイン。内部にはコーヒーメーカーやスピリッツ、グラスなどが用意されています。
水道水が飲めないため、飲料用水のボトルが8本用意されているのも嬉しいところ。

ウェルカムアメニティはドライフルーツ。マンゴーやバナナ、イチジクなど南国のフルーツの盛り合わせ。濃厚な味わいで、タイのホテルらしいウェルカムスイーツです。

クローゼットはウォークインクローゼットとなっており、スーツケース2台程度であれば収納と開閉が不便なく行える広さがあります。ハンガーをかけるスペースも多く、長物衣類にも対応しているので、中長期の滞在でも不便なく使える印象です。
3-2. バスルーム / アメニティ

バスルームの高級感はバンコクの他高級ホテルと比較しても随一。緑と調和したエネルギッシュな大都会を背景に、スタンダートとは思えない、石造りの神秘的な空間に魅了されてしまいます。
バスルームはドレッシングエリアとバスタブ、シャワーブースが1室に収まった嬉しいつくりで、スタンダートと思えないその広さには驚かされます。スタンダードながらシンクも2台あり、使い勝手も良かったです。
バスタブはゆったりとしたカップ状の形状をしており、陶器のようなマットな質感も高級感があります。バスタブ脇にトレーも設置してあり、スマートフォンや小物を置いておけるのもポイント。
リビングと同様の眺望ですが、こちらの方がさらに広角度でダイナミック。
雨季のシーズンは曇りがちなタイですが、日本の感覚としては晴れに近い日が続いていました。

シャワーブース内にはハンドシャワーとレインシャワーがありますが、水圧は若干弱めで水温の調整も時間がかかりそう。タイ共通かもしれませんが、日本より水道インフラの整備が進んでいないせいもあるかもしれません。