【宿泊記】ハイアットリージェンシー京都 - リージェンシーエグゼクティブスイート
古都 京都の街並みが残る東山のラグジュアリーホテル、ハイアットリージェンシー京都。
今回は長期休暇で宿泊しましたが、特別にスイートルームにアップグレードいただき、素晴らしいホテルステイとなりました。
日本庭園を望むスイートルームや、バー、レストランなどを紹介していきます。
今回紹介するホテルステイの様子はYoutubeでも公開しているので、こちらもぜひご覧ください。
目次
1. ホテル概要
ハイアットリージェンシー京都は旧京都パークホテルとして1971年に開業後、2006年よりリニューアルオープンしたホテル。館内にはレストラン、バー、スパ、フィットネスセンターを備え、「ハイアットリージェンシー」ブランドに所属しながらクラブラウンジを持たない珍しいラグジュアリーホテルです。
・所在地: 〒605-0941 京都府京都市東山区三十三間堂廻り644-2
・アクセス: 京都駅からタクシー(無料)で約10分、七条駅から徒歩約7分
・連絡先: 075-541-1234
・公式サイト: LINK
2. チェックイン
ホテルは京都国立博物館や三十三間堂のある、東山七条の一角に位置しています。東山は今なお古都の街並みが残るロケーションで、"京都らしさ"を存分に楽しむことができます。
ホテル敷地内には緑豊かな日本庭園を備え、別荘地のような趣があります。長期滞在にちょうど良い落ち着きと心地よさに大満足の環境です。
京都駅からホテルへ無料タクシーが利用できるのも嬉しいポイント。京都駅 八条口付近の「MKタクシー乗り場」にてホテル名を伝えると、無料で送迎いただけます。
ホテルへ入ると、その美しい内装に圧倒されます。手がけるのはフォーシーズンズやシャングリラ、ハイアットなど数多くの高級ホテルを手掛ける杉本貴志氏。
"コンテンポラリー・ジャパニーズ"をテーマに、日本の伝統文様で彩られた天井は、模様の隙間から光が漏れ出す雅な空間です。
サービス面に関しても、個人的には国内ハイアットリージェンシーの中でも上位の印象。今回は宿泊部長様より直接ご挨拶いただくとともに、客室や館内を丁寧に案内いただけました。
チェックインを終え、客室へ。今回はゲストルームを予約していたにも関わらず、グローバリスト会員の特典で「リージェンシーエグゼクティブスイート」にアップグレードいただきました。ホテルの皆様、ありがとうございました...!
客室カテゴリ | 客室タイプ | 広さ |
---|---|---|
スイート | KYOTOスイート | 88㎡ |
| リージェンシースイート | 90㎡ |
リージェンシーエグゼクティブスイート | 70㎡ | |
スタンダード | デラックスバルコニー | 60㎡ |
| デラックスコーナー | 59㎡ |
| デラックスルーム | 30~33㎡ |
| ゲストルーム | 28㎡ |
3. 客室 - リージェンシーエグゼクティブスイート
ハイアットリージェンシー京都は最上階でも5階のスモールラグジュアリーホテル。客室フロアは旅館のような温かみのあるインテリアで、人混みを感じさせない穏やかな印象です。
スイートは計6部屋。そのうちの一つである今回のスイートは1階奥の日本庭園側に位置し、ホテル内で最も庭園を近くで楽しめます。
さらにはエントランスも近く、観光にはうってつけの客室でもあります。
3-1. リビング・ベッドルーム
客室に入ると、石造りのエントランスの美しさとその広さに驚かされます。エントランスの先には、障子のある和室と洋風のベッドルームの2部屋で構成された空間が広がり、トップスイートのよう。
エントランス脇には、小さくて狭い入り口「にじり口」を備えた本格的なつくり。こちらのスイートに泊まる際はルームサービスを注文することで、本格的な料亭の気分も味わえるので、おすすめの楽しみ方です。
客室の入り口正面、6畳ほどの和室には4つの座席を備え、他ホテルには無い心落ち着く空間です。
さらには障子から顔を覗かせる庭園の緑に、なんとも心癒されるひとときを過ごすことができます。
続くリビング・ベッドルームは全面に庭園が広がる、ほか高級ホテルでも珍しい贅沢な空間。客室左手の障子を開けることで先ほどの和室にもアクセスでき、想像を超える広さを感じさせます。
シモンズ製のベッドを中心にセンターテーブルや大型のテレビ、クローゼットなどを配し、使い勝手も良いです。
ちなみに、ベッドボードは客室によって雰囲気が全く異なり、客室によっては着物生地のタペストリーだったりと、滞在のたびに新しい発見があります。
日本庭園にはホテル地下1階からもアクセスできますが、こちらの客室からも同等以上の景観を楽しめます。
鯉が優雅に泳ぐ姿を眺め、野鳥の鳴き声を聞きながらお茶をいただく、そんな素敵なひとときを過ごすことのできる唯一無二のスイートに、満足度も高いです。
室内にはネスプレッソのコーヒーメーカーや茶器を配したカウンターがあり、下部にミニバーやカトラリー一式も収納されています。ワイングラスが常備されているのもポイントが高いです。
ベッド脇にはウォークインクローゼットを完備。
バスルームと接続されていないのが残念ですが、中長期の滞在でも十分な収納力と、長物衣類でもかさばらない高さが確保されています。また、ハンガーも厚みのあるタイプで高級感があります。
3-2. バスルーム
ドレッシングルームは、木材と石材が調和した、上位の“グランドハイアット”かと思わせるような高級感。使い勝手に関しても、エントランス、リビングどちらからもアクセスでき、広さも十分、さらにはスツールも備えています。
こちらのスイートはバスルームも魅力の一つ。
和室と同等程度の広さに加え、ヒバの木で作られた大型のバスタブからは緑の香りがする、そんな癒しの空間です。
細かいですが、バスタブはしっかり面取りされており肌触りが良いのもポイント。写真では分かりにくいですが、大人2人でも十分すぎるほどのサイズ感なので、家族で利用したら楽しめそう。
3-3. アメニティ
バスアメニティはハイアットリージェンシーでおなじみの「ファーマコピア」。スタンダードとスイート共通で、スイートならではの特別感がないのは少し残念。グレープを中心とした海外ホテルらしい香りのため、和を意識させるチョイスだと嬉しかったです。
ドライヤーはホテルのこだわりを感じるダイソン。Supersonicシリーズの旧型モデルですが風量も十分で見た目もスタイリッシュです。
その他歯ブラシやシェーバー、ボディタオル、バスソルトなど基本的なアメニティは全て揃っており、パッケージも高級感があります。
4. カクテルタイム - 東山バー
ハイアットリージェンシー京都にはクラブラウンジがないため、グローバリスト会員は1日1杯(チェックアウト日含む)のウェルカムドリンクを無料でいただけます。ドリンクは「カフェ33」か「東山(Touzan) バー」で提供され、おすすめは後者。
東山バーは、趣あるアンティークの数々や和を意識させる独創的なデザインで構成された、隠れ家的バー。滞在した方は是非立ち寄ってみてほしいと思えるほど、魅力的な雰囲気があります。
バックバーは格子状のオブジェから光が漏れ出し、サーブされるお酒もより美味しく、そして美しく見えます。今回は最初にオーダーしたクラシックカクテル2杯を無料にしていただき、お通しとしてチーズを使ったスナックも提供いただきました。
ホテルオリジナルカクテルに加え、京都のクラフトジンや地酒、地ビールなども充実しており、京都ならではの一杯を楽しむ事ができます。さらには、ワインやウイスキーの品ぞろえも豊富な印象を受けました。
5. ディナー - 東山
ディナーは東山 (Touzan)にて。入り口には東山バーと同じ格子状のオブジェが飾られ、店内の光が木漏れ日のように美しく照らし出されます。店内までのアプローチも素敵で、隠れ家感がたまりません。
レストラン内は石の巨大なオブジェや木材感のあるインテリアなど、外と内の隔たりを忘れそうになります。スポットライトで照らされた日本庭園はどこか幻想的で、森の中にいると錯覚するかのような不思議な空間です。
今回はコースディナー(6,200円〜)をオーダー。東山のコースは、先付に二段の籠盛、ごはんやデザートで構成されています。
こちらは先付のフォアグラ入り長芋羹で、繊細な味わいと旨味あふれる一品
こちらはメインの籠盛りで、鮮魚から焼き物、ご飯、お味噌汁がセットで提供されます。二段重を開けるわくわく感も楽しめる、素敵なコースです。
デザートは抹茶豆乳プリン。透明なガラスの器に白玉や小豆、フルーツが加わり、爽やかな〆となりました。
6. 朝食 - カフェ33
朝食はロビーフロアにある「カフェ 33」でいただきました。インパクトある天井の先に緑豊かな庭園が広がる、開放的なレストランです。
和食もしくは洋食のセットに加え、パンやフルーツ、前菜などはビュッフェでも提供されます。カフェ33で選べるセットメニューは3種類で、組み合わせと価格(税サ別)はこのようになります。
コンチネンタル(3,700円): ビュッフェ+ドリンク
cafe33 ブレックファスト(4,500円): ビュッフェ+アラカルト1品+ドリンク
和朝食(4,500円): ビュッフェ+和食コース+ドリンク
※グローバリスト会員は無料
和食は卵料理に小鉢や湯豆腐や焼き魚、味噌汁、ご飯などなど。こちらのセットだけでも適度なボリューム感で、ビュッフェでの頼み過ぎは要注意です。
7. ハイアットリージェンシー京都のレストラン
今回利用したレストランに加え、東山でのアフタヌーンティーやカジュアルダイニング「トラットリア セッテ」もおすすめ。こちらでは館内のレストランと予約サイトをまとめてご紹介。
カテゴリ | レストラン名 |
---|---|
カフェ | |
イタリア料理 | |
日本料理 | |
バー | Touzan バー |
8. チェックアウト
最終日のウェルカムドリンクをカフェ33でいただき、チェックアウト。
今回の滞在を通じ、ハード、ソフトともに国内ハイアットリージェンシーの中ではトップクラス、京都のラグジュアリーホテルにおいてもリーズナブルなランクながら、決して引けを取らないホテルのように感じます。
次回は紅葉の時期に長期滞在してみたい、そんな思いでこのホテルを後にしました。
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9. ハイアットリージェンシー京都の価格・プラン
今回の客室「リージェンシーエグゼクティブスイート」はハイアット公式のみの予約となっており、価格は大人2名×1泊で90,000円〜(税サ込)です。
それ以外の客室については一休.comのタイムセール利用が最安で宿泊でき、ゲストルームで17,700円〜(税サ込)、バルコニー付のデラックスタイプで57,000円〜(税サ込)となります。
また、一休ダイヤモンド会員であればレイトチェックアウト(14時)やウェルカムドリンクなどハイアット上級会員と同等の特典があります。
参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。
10. (参考) 他ホテルの宿泊記
最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。
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