【宿泊記】ふふ箱根 - コンフォートプレミアムスイート
今回は箱根 強羅のラグジュアリーリゾート、ふふ箱根に滞在。箱根連山を望む素晴らしい景観の中、癒しのホテルステイとなりました。こちらの宿泊記では客室や大浴場、レストランでの懐石料理・朝食を紹介していきます。
目次
1. ホテル概要
熱海や河口湖、奈良、日光、京都など、日本各地に展開しているラグジュアリーリゾートブランド「ふふ」。中でもふふ箱根は2022年に開業し、全室スイートの39の客室、温泉、日本料亭、鉄板焼きなどを備えたホテルです。
所在地: 〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-807
アクセス: 東京から強羅駅まで約1時間半、強羅駅から送迎車で約5分 / 東京から車で約1時間半
連絡先: 0570-0117-22
チェックイン: 15:00
チャックアウト: 11:00
公式サイト: LINK
2. チェックイン
ホテルまでは強羅駅から無料の送迎タクシーが出ています。東京から強羅駅までは新幹線で小田原駅→箱根湯本駅→強羅というルートもありますが、新宿から箱根湯本まではロマンスカーで1本なので、そちらがおすすめ。
送迎車は駅の北側、トンネルを抜けた先にある停車場に停まっています。他のホテルのリムジンも停車している共通の停車場のようです。
送迎車で5分ほど、箱根連山に囲まれた隠れ家感ある建物が見えてきます。 “森林の香り 岩と草花 箱根連山が広がる山のリゾート”というコンセプトに相応しい佇まいです。
エントランスを抜けると、箱根火山によって生まれた岩石のアートワーク、新鮮な木々のフレグランスに包まれ、ホテルへの期待が高まります。
本館3階、バーも併設されたロビーにてチェックイン。箱根連山を望む壮大な眺望、パーソナライズされたおもてなしと、"ふふ"ならではの素晴らしいクオリティを感じさせます。
バーはこだわり溢れる設えで、岩のバーカウンターに一枚板の天板と、非常に美しいです。カウンターは座席数こそ少ないものの、こちらでオリジナルカクテルを頂くのも、ふふ箱根の醍醐味です。
ホテルはロビーのある本館「山瑠璃」をはじめ、一ノ棟「欅の実」、二ノ棟「椛の葉」「楢の芽」、三の棟「杉の梢」の4つの棟から構成されています。
今回予約した客室「コンフォートプレミアムスイート」は三の棟「杉の梢」に位置。ちなみに、ふふ箱根の客室は全室スイートでベッドはツインタイプ。予約時にオーダーすれば、ベッドを繋げてダブル仕様にしていただくことも可能です。
客室カテゴリ | 客室タイプ | 広さ |
---|---|---|
スイート | ふふラグジュアリープレミアムスイート(ツイン) | 110㎡ |
| ふふラグジュアリーコーナースイート(ツイン) | 90㎡ |
| ラグジュアリースイート(ツイン) | 90㎡ |
| プレシャススイート(ツイン) | 60㎡ |
| スタイリッシュプレミアムスイート(ツイン) | 50㎡ |
スタイリッシュスイート(ツイン) | 50㎡ | |
| コンフォートプレミアムスイート(ツイン) | 60㎡ |
| コンフォートスイート(ツイン) | 50㎡ |
3. 客室 - コンフォートプレミアムスイート
各棟の間は渡り廊下で移動していきます。建物の雰囲気づくりはもちろんのこと、大自然を生かしたふふ箱根の庭園も見え、心癒されます。
ホテル中心に位置する庭園は四季折々の表情を楽しめます。宿泊したのは1月、雪こそないものの、都心にはない静けさと冬の澄んだ空気を全身で感じることができました。
三の棟「杉の梢」は3階建て。「コンフォートプレミアムスイート」はその3階部分に位置しており、箱根の眺望をより楽しめるようになっています。
3-1. リビング
客室に入ると、心落ち着く旅館風の客室が広がります。エントランスには手荷置きや腰掛けに使える台座があり、とても便利。またラバー製の草履も用意されてあり、旅館らしい雰囲気も楽しめます。
室内はふふ箱根オリジナルの香り「ROCK BROWN」に包まれ、木々や岩といった自然のフレグランスに癒されます。
客室はリビングとベッドルームが分かれたスイートルーム。決して華美すぎない内装に、傾斜のある天井が特徴的な和モダンのデザインで、とても心地の良い空間です。
客室は靴を脱いで入るタイプで、フローリングのしっとりとした感覚が心地よいです。リビングは大型のカウチソファ、センターテーブル、ダイニングテーブル・チェア、テレビ、ミニバーがあり、快適そのもの。
窓は大きく取られてあり、箱根の大自然が目の前に広がります。ダイニングテーブルでゆったりとお酒を飲みつつ、心穏やかなひと時を過ごすことができます。
遮るものが全くない眺望も魅力。ホテルの敷地には時たま鹿も現れ、東京から1時間ちょっととは思えないほど、自然を満喫できます。
ミニバーのドリンクも充実しています。札がついているアルコールドリンク以外はすべて無料。「ふふ」おなじみのビールも無料で頂けます。
ウェルカムアメニティは箱根湯本の銘菓「湯もち」。和風マシュマロと評されるしっとりもちもちとした食感に、こし餡、ゆずの香りが加わった、おいしい和菓子です。
ユーティリティ面においても、ソファ脇にコンセント類が見えないように配置されていたりと、旅館風な見た目ながらも、使い勝手のよい空間でした。
3-2. ベッドルーム
ベッドルームはツインのダブルベッドでほとんどを占めており、少々狭さを感じませます。ベッドは「シモンズ」との共同開発で生まれたオリジナルマットレスを採用しており、寝心地は抜群。
室内にはクローゼットやバッゲージラックも設置されています。いずれも落ち着きあるデザインで、明るすぎない照明と合わさり、高級感ある空間となっています。
バッゲージラックには、ふふオリジナルの浴衣のセットも用意されています。布の小袋や足袋は旅の記憶として持ち帰ることができるのも、嬉しいポイント。
クローゼットは長物衣類にも対応できる高さがあります。決して広いというわけではないのですが、短期の箱根旅行であれば十分に対応できる収納力があります。
3-3. バスルーム(露天風呂) / アメニティ
ふふ箱根の客室の魅力、室内温泉。ドレッシングエリアはシンクが1台のみですが、広く、ゆとりがあります。「石」を多用した旅館風のデザインや、大きめの鏡、オリジナルアメニティなど、ふふのこだわりを感じさせます。
バスアメニティは松や杉、ヒノキの香りを感じさせる、ふふオリジナルアメニティ。そのほか、ヒノキのおがくずを使った「天然石鹸ハンドスクラブ」といった、こだわりのアメニティが充実しています。
歯ブラシやカミソリなどの基本的なアメニティは揃っており、シンク下の棚に収納されています。
ドライヤーは大風量で有名なダイソン製で、バスタイム後も快適に過ごせます。都内の高級ホテルでは最近多く見かけますが、ふふのような旅館で見かけるとは思いませんでした。
半露天になった室内温泉には大きなソファーが配置され、癒しのひと時を過ごすことができます。浴槽自体も大人二人は入れるほど広く、窓の開閉も自由にできるため、ついつい長風呂してしまう魅力のバスルームです。
シャワーはハンドシャワーのみですが、非常にシンプルな操作で、水圧も十分。バスアメニティはボトルタイプで持ち帰りできないのが残念ですが、本館のギフトショップで購入することができます。
4. 大浴場
ふふ箱根の魅力の一つである大浴場へ。一ノ棟「欅の実」5階に位置しており、開放感あふれる景観が特徴的。箱根連山の大自然を前に、箱根の大涌谷温泉を存分に楽しむ事ができます。
営業時間:6:00~11:00 / 15:00~24:00
場所:一ノ棟「欅の実」5階
大浴場は、男湯 すすき と 女湯 りんどう に分かれており、共有スペースにはドリンクやアイスが完備されています。冷蔵庫にはビールはコーヒー牛乳、小粒アイスがあり、温泉後も至福のひとときを過ごせます。
水面に映り込む木々や山々、そして湯気がなんとも幻想的。客室数も少ないため、あまり人と時間が被ることも少なく、とても快適、そして心身ともにリラックスできる温泉体験となりました。
5. ディナー - 日本料理 山の笑
ディナーは本館2階にある日本料理「山の笑(やまのえ)」にて。店内は個室やファミリータイプのボックス席のほか、仕切りのついたカウンター席が中心となっており、落ち着いた空間で食を楽しむことができます。
営業時間:朝食 8:00~11:00 / 夕食 18:00~22:00
場所:本館「山瑠璃」2階
夕食のメイン料理は期間限定のメニューから3品を選択するスタイルで、夕食前に用紙を記入し、客室前で回収してもらいます。メニューは魚料理の他、小鍋や鉄板料理もありますが、どれもこだわり溢れるものばかり。
今回は選んだメニューに加え、ペアリングワイン(約9,000円/人)も併せてオーダー。シェフの厳選した日本のスパークリングや白・赤ワイン、リキュールなど、選んだ料理とのマリアージュを存分に楽しめます。
勧め肴の籠盛りは、その美しさもさることながら、ふふ箱根の魅力が詰まった絶品。写真は2人前を美しく盛り付けていただいたもので、食器の組み合わせ・食事との素敵な色合いに、思わず見とれてしまいました。
そのほか揚げ物や割鮮、魚料理、水菓子など、いずれも旬の食材をふんだんに使った逸品が並びます。ペアリングワインもすすみ、「ふふ」のこだわりを感じられるメニューに大満足です。
最後のお食事は、自家製蕎麦やお茶漬け、釜炊きご飯から選べますが、おすすめは釜炊きご飯。宿泊した際は焼き〆鯖を使ったもので、追加料金とはなりますが、小鍋やお味噌汁と最高の組み合わせを楽しめます。
6. 朝食 - 日本料理 山の笑
朝食も、ディナーと同じ「山の笑」にて。ふふ箱根にはレストランが2つしかないのですが、ディナータイムとは異なり箱根の眺望もよく見え、またよりゆったりとしたテーブル席に通していただけ、また違った雰囲気をの楽しめます。
営業時間:朝食 8:00~11:00 / 夕食 18:00~22:00
場所:本館「山瑠璃」2階
ふふ箱根の朝食は和朝食のセット。鮮やかな前菜には、ふふオリジナルのドレッシングともに頂け、これがとにかく美味しいです。ドレッシングは本館の売店でも買えるので、気になる方は立ち寄ってみてください。
和朝食のクオリティの高さはさすがの「ふふ」。美しいだし巻き卵に、白身魚とほっとするセットメニュー。
箱根 強羅の地にちなんだ、ごろっと野菜のカレーは絶品。ほかにも鮪やとろろなど、朝からお米がすすみます。
ふふ箱根の朝食は全体的にボリューミーで、特に朝からカレーは重い、と思われる方も多いかもしれません。個人的には大満足の朝食体験となりましたが、事前にメニューを確認いただいた方がよさそうです。
7. ふふ箱根のレストラン
ふふ箱根のレストランは少なく、今回利用した「日本料理 山の笑」のほか、「鉄板焼き 石ずえ」のみ。こちらもおすすめで、数席しかないカウンターの目の前でフルコースを調理していただける、こだわりの詰まった鉄板焼きを楽しむことができます。
8. チェックアウト
最終日、ぎりぎりまで温泉を楽しみチェックアウト。「ふふ」ブランドは日光、熱海、箱根と宿泊してきていますが、どれもローカルな文化、食材、デザインを取り入れた素晴らしいホテルばかりです。河口湖、京都、奈良のふふも訪れてみたい、そんな思いでこのホテルを後にしました。
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9. ふふ箱根の価格・プラン
予約サイトからであれば一休が最安で、今回宿泊した「コンフォートプレミアムスイート」が夕朝食付きで85,000円~となります。
また一休ダイヤモンド会員特典として、レイトチェックアウトなどの魅力的なサービスもあります。
参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。
※宿泊時期によって変動がございます
【参考】他ホテルの宿泊記
最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。
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