【宿泊記】ザ・ペニンシュラ東京 - デラックスルーム
東京都 有楽町・銀座・日比谷周辺でのショッピングの帰り道、建物から光が漏れ出しているかのような、圧倒的な存在感のあるホテルが目に入ります。5つ星ホテル「ザ・ペニンシュラ東京」。いつかは行きたいと思っていたものの、近場ということもあり、なかなか足を運べずにいました。今回はコロナ禍の中、ワーケーションとステイケーションを兼ねて、そんなザ・ペニンシュラ東京にお邪魔したいと思います。
目次
1. チェックイン
今回は東京駅からホテルまでの送迎を希望していました。駅に到着後、ドライバーの方に声をかけていただきスムーズにホテルへ移動。ハイヤーはホテル独自の艶のある深い緑色で塗装され、チェックイン前から高級感のある雰囲気を感じせます。車種はロールスロイスの他、BMW、MINI、TOYOTA CROWNを所有されているそうです。
ホテルに入ると、ロビーの美しさに見入ってしまいます。この「ザ・ロビー」には千本格子や西陣織といった日本文化が随所に見られ、第一印象の華やかさだけでなく、非常に落ち着きのある、モダンな印象を受けます。
そんな素敵なロビーを抜け、チェックイン。チェックインカウンターはコンパクトで、コンシェルジュデスクを含めても窓口は3つ程度。すでに列ができていましたが、今回はカウンターではなく客室でのチェックインを案内いただきました。フレキシブルな対応に感謝です。滞在中は連休だったこともあり、お子様連れのお客様も多く、ロビーでの列をよく見かけましたが、かなり効率的に捌けている様子でした。
手続きを終え、最上階24階のバー「Peter Bar(ピーター バー)」で、ロゼ・スパークリングのウェルカムドリンクをいただきました。目の前には日比谷公園と皇居が広がり、優雅なひとときを過ごすことができます。
2. 客室 - デラックスルーム
2-1. ベッドルーム
ベッドルームはベージュやオレンジといった暖色を基調とした暖かみのある落ち着いたデザイン。全室に調光ボタンが配置されており、光による環境の演出にこだわりを感じさせます。ベッドサイドやデスクにはこういった照明や空調を調整できるコントロールパネルが配置されており、非常に便利です。
2-2. バスルーム
ベッドルームとは異なり、バスルームは異国の神殿のような美しさに圧倒されます。個人的にはラグジュアリーホテルの中でもトップクラスの印象です。バスルームのモニターとSPAモードは全室共通らしく、ペニンシュラのこだわりを感じさせます。特にSPAモードは必見で、室内の照明がトーンダウンする共にリラクゼーションミュージックが流れ、日常を忘れさせてくれます。シャワー室、トイレは独立式となっており、レインシャワー、ハンドシャワー共に水圧もしっかりとしていて調整幅も広く、不満なく利用できます。
2-3. ドレッシングルーム
ドレッシングルームはかなり広く、大型の姿見にバッゲージラック、クローゼットが備え付けられており、非常に使い勝手が良いです。写真のスーツケースはRIMOWA Classic Cabin S(高さ55cm×幅40cm×奥行き×20cm)ですが、3つ置いても開け閉めには支障がない広さです。
クローゼットのハンガーには、ジャケット用×4、スラックス用×2(個人的にシワが伸びるクリップ型はポイント高いです)、シャツ用×4、サテンハンガー×2が常備されており、長期滞在にも十分対応できそうです。
2-4. デスク
デスクは13inchのノートPC一台に、A4用紙、手帳を広げられる十分な広さ。デスク周りには空調、照明、ラジオ等が操作可能なコントロールパネルや100V/200V対応コンセント、FAX、受話器等が手の届く範囲で配置されています。WiFiは高速かつ安定、重いファイルのやり取りでも問題ないです。椅子は十分な厚さがあり、長時間の作業も可能(ただし、普段背もたれを倒して作業される方は難しいかも)。非常に快適に作業できました。
2-5. アメニティ
客室に入ると、ウェルカムアメニティとチョコレートが用意されています。今回は焼栗にモンブランタルト、甘露煮といった秋の味覚を堪能できました。
ミニバーには、各種ワイン、スピリッツが常備されており、部屋飲みが捗りそうです。もちろん、名物のマンゴープリンもあります。
バスアメニティは「Oscar de la Renta」のシャンプー、コンディショナー、ボディジェル、ボディクリーム、ハンドソープ、そしてバスソルト。ムスクを基調としたフローラル系の優雅な香りです。
2-6. 客室からの眺望
今回の客室からは有楽町・東京駅方面の景色を見渡すことができ、東京スカイツリーや、東京国際フォーラムを眺めることができました。客室の窓は大きく、晴れの日は太陽の光が美しく差し込みます。
3. ランチ - ブティック&カフェ
ランチは地下1階の「ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ」でコースランチを楽しみました。特に予約がなくてもスムーズに入れ、価格も割とリーズナブル(¥1,600〜¥3,000程度)です。
4. プール&フィットネス
フィットネス、プール、サウナは宿泊者であれば無料で利用可能で、プール利用ためバスローブ&スリッパ姿で向かわれる方も多く見かけます。
20Mプールはガッツリ泳ぐ派の方が多い印象ですが、奥にはホットジャグジーがあり、うまく棲み分けできているように感じます。
※2020年9月現在、コロナの影響で入場人数の制限をかけているようで、事前の予約がほぼ必須です。ウェア等の無料レンタルも休止中のようです。
利用客1人につき1台のデッキチェアが割り当てられ、皇居を眺めつつ、泳いだ後の疲れを癒すことができます。
フィットネスはランニングマシンやウェイトトレーニング用の最新機器が用意され、非常に洗練された印象。外の景色は見えませんが、トレーニングに集中できます。今回は利用客も少なく、ほぼ貸切状態で利用できました。
5. ディナー - Peter
ディナーは、24階の最上階に位置するメインダイニング「Peter」でいただきました。ロビーや客室の雰囲気とは異なり、都会的でスタイリッシュな雰囲気を持つ空間が料理への期待を膨らませます。ドリンクはコース料理に合わせたペアリングのワインを用意していただきましたが、料理の説明やドリンクの提案は終始スマートな印象を受けました。
ドレスコードはスマートカジュアルですが、男性であればポロシャツ等の格好の方も多くいらっしゃるため、そこまで堅い雰囲気ではないように感じます。
食後はレストランの都会的な雰囲気にインスパイアされ、カクテル「マンハッタン」をオーダー。カクテルを楽しみつつ、宿泊初日の充実した時間を振り返ります。
「Peter」の雰囲気やメニューについてはこちらの記事に詳しく書いているので、是非ご覧ください。
6. ブレックファースト - Peter
朝食もディナーと同じ「Peter」を利用。朝食会場は「Peter」の他、1階の「ザ・ロビー」やルームサービスから選択可能ですが、いずれも事前オーダーが必要です。
和食や洋食のコースメニューの注文もできますが、今回はアラカルトでエッグベネディクトを頂きました。
また、ドレスコードはディナータイムと異なり、カジュアル。ラフな格好の方も多いため、そこまで肩肘を張る必要はなく、リラックスして食事を楽しめます。
ディナーと同じレストランでの食事でしたが、時間帯によって雰囲気が一変していることに驚きます。朝日が差し込み清々しく爽やかな雰囲気の中、日比谷公園を眺めながら頂く朝食は格別でした。
7. チェックアウト
ギリギリまでバスルームのSPAモードを堪能し、チェックアウト。思い返してみると、ここまで不満点がほぼ見つからないホテルは珍しいように感じます。宿泊記の第1段として、思い入れのあるホテルとなりました。今回はお仕事も兼ねての宿泊でしたが、スパやアフタヌーンティー、館内のアート観賞等、プライベートの利用でも、まだまだ楽しめる余地を感じさせます。今度は休日にでも立ち寄ってみたい、そんな思いでこのホテルを後にしました。
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8. ザ・ペニンシュラ東京の価格・プラン
価格については気になる方も多いかと思うので、こちらで書き留めておこうと思います。
結論としては、一休.comのタイムセールが最安かと思います。
今回利用した「デラックスルーム」大人2名×1泊で、¥30,000(税サ込)程度となります。
さらに、直近では36時間ステイプラン、ダイアモンド会員であればチェックイン時の状況次第で客室アップグレードと内容も充実。
参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。
9. (参考) 他ホテルの宿泊記
最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。
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