最終更新: 2023年9月7日
この記事では、ラグジュアリーカードの魅力やカードランク別のサービス、選び方、審査難易度などの基本情報をまとめています。筆者は過去にアメックスプラチナやダイナースプレミアムといったプレミアムカードを保有していましたが、中でも最もおすすめでき、現在も継続保有しているクレジットカードなので、ぜひご覧ください。
1. ラグジュアリーカードとは
2. カードスペック
2-1. カードランクごとの違い
2-2. カードランク共通
3. 充実した個人向けサービス
3-1. ホテル上級会員と同等のグローバルホテル優待
3-2. 旅行をさらに快適にするトラベルサービス
3-3. +αの体験を提供するダイニング優待
3-4. 高いポイント還元率・幅広いポイント利用先
3-5. 優秀なコンシェルジュサービス
4. ラグジュアリーカードのメリット/デメリット
5. カードの選び方
5-1. 選び方チャート
5-2. おすすめのラグジュアリーカード
6. ラグジュアリーカードの審査条件
7. カードアップグレードのインビテーション
8. 当サイトからのご招待特典
8-1. 特典内容・条件
8-2. 特典の受け取り方
9. 当サイトのご紹介
ラグジュアリーカードは、Mastercard最上位のブランド「World Elite Mastercard」として米国Black Card社が発行するクレジットカード。日本では新生銀行の子会社である株式会社アプラスが2016年から発行しており、日本をはじめ、世界中でも多くのセレブリティが愛用しています。
ブランドスローガンは"Experience More"。その名に恥じぬ、美しいカードデザインと充実したサービスが魅力で、表⾯にステンレスや24金、裏⾯にカーボン素材を用いた高級感溢れる金属製カードとなっています。
「一度きりの人生を最大限に充実させたい」と願う方のために。ここにしかないエクスクルーシブな体験の数々で、あなたのライフスタイルを格上げします。(ラグジュアリーカード公式サイトより)
サービスは、24時間対応のコンシェルジュとのメール・チャットサービスや、アマンやリッツカールトン、パークハイアットをはじめとする世界中のラグジュアリーホテルでの優待、トラベル時の手荷物の現地配送、ホテルバーや会員制ラウンジを特別価格で楽しめるラウンジバー、高級レストラン利用でリムジン送迎がつくラグジュアリーリムジン、国立美術館の無料利用、映画館の無料優待など、他クレジットカードにはない"新しい体験"ができるサービスが充実しています。
ラグジュアリーカードは全4種類。ランクの高い順(画像は左から右)に以下の通りになっており、最高ランクのブラックダイアモンドはゴールドカードの利用実績に応じた招待制、チタン、ブラック、ゴールドの3種類は申込制となっています。
今回は申込制のカード3種類について、それぞれの年会費やサービス内容の違いをご紹介していきます。
Mastercard Black Diamond(ブラックダイアモンド)
Mastercard Gold Card(ゴールドカード)
Mastercard Black Card(ブラックカード)
Mastercard Titanium Card(チタンカード)
ここからは各サービスの中から魅力的なものを解説していきます。中でも、ラグジュアリーカードはホテル、トラベル、ダイニング関連のサービス、ポイント還元、コンシェルジュサービスが特に優れています。
何より魅力的なのは、世界3,000軒以上の宿泊施設でホテル上級会員資格に並ぶ、ルームアップグレード、朝食サービスやアーリーチェックイン&レイトチェックアウトなどの優待が受けられる、グローバルホテル優待。
筆者はラグジュアリーホテルに長期滞在していた経験から、ハイアットグローバリスト、マリオットチタンエリートなど複数のホテル上級会員資格を持っていましたが、それも不要になるほど充実しています。
優待対象のホテルは、世界中に展開するマンダリンオリエンタルホテルやペニンシュラホテルズ、リッツカールトンをはじめとするマリオットインターナショナル、パークハイアットなどのハイアットホテルズ、アマンリゾートなど、超名門のラグジュアリーホテルグループが名を連ねます。
上記にはありませんが、例えば東京ですと以下のようなホテルで、2名まで朝食無料、1滞在1室につき10,000円相当のホテルクレジット、ルームアップグレード、アーリーチェックイン、レイトチェックアウトが受けれらます。こちらはあくまで一部、ラグジュアリーカードに入会すると、日本全国のホテル優待情報をコンシェルジュより確認することができます。
パレスホテル東京
アマン東京
リッツカールトン東京
シャングリ・ラ東京
アンダーズ東京
筆者もグローバルホテル優待は度々利用しており、国内のマンダリンオリエンタル東京では、VIP待遇としてラウンジでのウェルカムドリンクや、ルームアップグレード、朝食無料などを経験しています。超高級ホテルだけあり、特典だけで数万円は浮いていると思います。
何より力を発揮するのは国外でラグジュアリーホテルを予約する時。例えばタイ バンコクに滞在した際、トップラグジュアリーホテルの「ザ・サイアム」でもルームアップグレードに全員分の朝食無料、レイトチェックアウトをつけていただき、素晴らしい滞在となりました。
ラグジュアリーカードには世界1,300ヵ国以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」が付帯しています。ちなみにプライオリティ・パスのカード発行は不要で、利用時はプライオリティパス利用であることを伝え、航空券とラグジュアリーカードを渡せばOKです。
国内の主要空港であれば航空会社のラウンジ以外は利用でき、例えば日本国内だと以下が利用可能。特に羽田空港国際線のTIAT LOUNGEはビュッフェ形式で食事やアルコール含むドリンクを頂けるので、非常に便利。
TIAT LOUNGEはポルシェカードなど、一部カード会員のみが入ることのできるラウンジなので、混雑も避けることができます。
筆者は海外利用で重宝しており、例えばシンガポール国際空港では、「Travel Lounge」で、朝食ビュッフェを無料で頂くことができ、とても快適にトランジションの時間を過ごすことができました。
また、国際線までの手荷物も3つまで自宅から無料で配送していただけます。空港から遠い方にとってはかなり便利なサービスです。
そして魅力的なのが、自宅から滞在先までの荷物配送を優待価格でうけられるサービス。旅がとにかく快適になるサービスで、コンシェルジュに依頼することで見積もり・手配していただけます。時期や場所によって価格は大きく変動するかと思いますが、荷物2つ・東京からバンコクまでで、およそ575USDでした。
まずおすすめしたいのが、ホテルラウンジ・バーや会員限定ラウンジを優待価格で利用できる「ラウンジアワー」。仕事やプライベートの待ち合わせ前に気軽に利用できる、非常に便利なサービスです。
対象のラウンジ・バーは季節によって変更になりますが、以下のような有名ラグジュアリーホテルで優待を受けることができます。内容としては"5000円でシャンパン含む2ドリンク+カナッペ・シャルキュトリーのセット"など、ラウンジによって異なります。
注意点として、チタンカードだと多くのラウンジで利用が月~木限定に制限されていることが多いです。ラウンジアワーを利用したい方は、毎日利用できるブラックカード以上がおすすめ。
筆者も様々なホテルで利用しており、プリンスギャラリー東京紀尾井町の「Sky Gallery Lounge Levita」(写真1~3枚目)や、ペニンシュラ東京のバー「Peter」(写真4~6枚目)など、非常に充実したカクテルタイムを過ごすことができました。
そして、東京・関西地域内の対象レストランでディナーコースを予約すると、レストランまでの往路、復路いずれかをリムジンで送迎いただける「ラグジュアリーリムジン」も魅力。
対象のレストランは東京、東海、関西を中心に、ハワイ、ニューヨーク、ロサンゼルス、シンガポール、上海など海外にも対象を拡大しようとしているようです。
注意点として、本サービスはチタンカードは対象外。ブラックカードは往路の片道送迎、ゴールドカード以上は往路・復路いづれかを選択できます。
その他、厳選したコース料理のアップグレードやラグジュアリーカード会員限定の優待を受けられる「ラグジュアリーアップグレード」や、1人分が無料になる「ラグジュアリーダイニング」もあります。いずれも対象は人気レストランばかりでお得感があるものの、もともと高価なコースであることが多い印象です。
ポイント還元率はゴールドカードで1.5%、ブラックカードで1.25%、チタンカードで1.0%、有効期間は最大5年間と、ポイント還元率が高く、かつポイントを現金キャッシュバックに利用できるのが魅力的。
さらに、ポイントをワインショップへのクーポンに利用することで、1ポイントが2.2円となり、実質ゴールドカードで3.3%、ブラックカードで2.75%、チタンカードで2.2%と、ワイン好きにはたまらない還元率となります。
マイルの還元率は決して高くはないものの、移行マイル上限なし、ANA / JALマイルどちらにも移行可能という他のプレミアムカードにはない特典です。アメックスプラチナ、ダイナースプレミアムともに移行マイル上限が40,000マイルなので、上限なしのラグジュアリーカードは決済金額次第で優位性があります。
ANAマイル:1ポイント0.6マイル
JALマイル:1ポイント0.6マイル
Hawaiianマイル:1ポイント0.6マイル
マイレージプラス:1ポイント0.6マイル
その他amazonギフトカードやAppleギフトカード、nanaco、楽天Edy、Google Playギフトコード、ANAスカイコイン、WAONポイントは1ポイント1円で利用可能です。
その他、50,770,000ポイントのロールスロイス カリナン ブラックバッジをはじめ、ラグジュアリーカードオリジナルワインやBOSEのワイヤレススピーカーなど、他カードにはないポイント交換先もあります。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュサービスは、他クレジットカードのサービスと比較しても特に優秀であると感じています。筆者はアメックスプラチナやダイナースプレミアム、JCBプラチナ等のプレミアムカードを保有したいましたが、その中で最もレスポンスが早く、かつ電話・メール・チャットと連絡手段が多く状況に応じて切り替え可能、そしてカードの利益にならないことも快く対応して頂ける、といった素晴らしいコンシェルジュサービスです。
コンシェルジュへの依頼は、宿泊先のホテルやレストラン、仕事で使うレンタルオフィスや空き会議室、2次会の居酒屋などなど、かなり幅広に対応いただいています。レストランでは、もちろんクレジットカードの利用可否もチェックいただけます。
加えてカードの利益にならない観光地の調査まで対応していただけるのは、かなり好印象です。
連絡手段はチタンカードが電話とメールのみ、ブラックカード以上が電話、メール、チャットの3種類を使えます。気軽に宿泊先のレストランを調べてほしい時などにチャットが重宝するので、コンシェルジュサービスを多用する方はブラックカード以上がおすすめ。
ここまでのおさらいとして、他のプレミアムカード(一般的なプラチナカード以上のカード)と比較した際ラグジュアリーカードのメリットデメリットをまとめてみます。
総じて、優待をフル活用して年会費以上の特典を受けられる、ただしそもそもの優待利用に必要な費用が高価、という"プレミアムカード相応"の印象です。
メリット
高級感溢れる人と被らないカードデザイン
ホテル上級会員に相当するホテル優待
"新しい体験"を得られるダイニング優待
優秀な24時間コンシェルジュサービス
マイル移行上限なし
デメリット
年会費の高さ(ポイント還元のみで年会費の元をとるのは難しい)
いずれの優待でも、そもそもの利用費用が高価
マイル還元率の低さ(0.6~0.9%)
チタンカードとブラックカードの大きな違いは券面のデザインを除き、①コンシェルジュのチャット利用可否と、②ラウンジアワーの提供時間、③ラグジュアリーリムジンの利用可否、の3点。
まずはカードデザインで決めるべきですが、次点で①の必要性を検討いただき、②や③を十分に受けられる環境にあるのかによって、カードを選ぶとよいと思います。
筆者のおすすめは、価格とサービスのバランスのとれたブラックカード。一方、サービスをフルで受けられる環境か、コンシェルジュサービスが必要かどうかによって、チタンかブラックを選んでいただくのが良いかと思います。
より便利なコンシェルジュサービスを利用したい、もしくは都内在住でダイニング関連のサービスを受けやすい方であれば、ブラックカード
年会費が3万円以上のプレミアムカードを初めてご利用される方や、地方在住でトラベル・ホテル関連の優待のみを利用される方であれば、チタンカード
Black Card I株式会社の調査によると、ラグジュアリーカード会員の約6割が経営者・会社役員・自営業者で、平均年収は約1,700万円とのこと。しかし、入会条件は「20歳以上」のみで、詳細は公開されていないのが現状です。
自身の周りで見てみると、20代・勤続3年未満(日系企業)・年収500万円程度でチタンカードの審査に通った例もあります。私自身も外資系企業に勤めていた20代前半で審査に合格・ブラックカードを保有していますので、決して審査基準が高いわけではないと思われます。
ブラックカードやゴールドカードにはカードアップグレードのインビテーションが存在しています。カード番号がそのまま、年会費も次回請求までそのまま、といった非常に便利な仕組み。自身もチタンからブラックのアップグレードを利用しおり、ゴールドカードの招待もいただきました。
アップグレードしたカードの番号はアップグレード前から変更なし
年会費の次回請求まで今のカードの年会費はそのままでアップグレードしたカードを利用可能
当サイトからのご招待でラグジュアリーカードに加入いただくと最大5万円相当のポイントを獲得できるキャンペーンを開催中です。
なお、初年度年会費全額返金保証があるため、入会後にサービスに満足できない場合は
年会費を全額返金いただき、退会することも可能です。
※入会日より半年以内に年会費を含む50万円(税込)以上の支払がある方を対象
特典である獲得ポイントはカードランクに応じて以下のようになっています。現金キャッシュバックに充当、マイルに還元など用途も幅広です。
・ゴールドカード:50,000ポイント
・ブラックカード:30,000ポイント
・チタンカード:15,000ポイント
条件は、入会月含む4ヶ月間カードショッピングを合計30万円(税込)以上ご利用いただくことのみ。条件をクリアすると入会月の6ヶ月後にポイントが付与されます。
※以下に当てはまる場合は対象外となるので要注意
ポイント獲得時期にカードの種類変更(切替)、退会、有効なカードを持っていない場合
すでにラグジュアリーカード会員である場合
入会翌月にご請求する初年度年会費を支払っていない場合
過去1年以内にラグジュアリーカードを退会している(家族会員様は含まない)場合
本紹介プログラム以外の経路での入会申込みの場合
カードショッピング利用合計額がポイント獲得の条件基準に達していない場合
発行(ご入会)見送りとなった場合
①以下のボタンをクリックしていただき、ラグジュアリーカード公式の招待専用サイトに移動してください。
②その後、画面下までスクロールすると、招待コードを入力する欄がありますので、「WV7JEKED」と入力(括弧は含まない)し、個人用もしくは法人用どちらかの「お申し込みはこちら」ボタンを押してください。
③その後、移動した画面でメールアドレスを入力いただくと、画像のような申込情報の入力画面に飛びますので、申し込むカードや個人情報を入力ください。
④審査後カードがお手元に届きましたら、入会月含む4ヶ月間カードショッピングを合計30万円(税込)以上ご利用いただくことで、カードランクに応じた特典ポイントが付与されます。
最後に、当サイトEnoHaru’s Hotel Reportsでは国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ、宿泊記をご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。