【宿泊記】グランドハイアット東京 - クラブキングルーム

最終更新: 2023年8月16日

六本木ヒルズに位置し、2003年の開業以来、”時代に囚われないラグジュアリーな体験”を提供してきた、そんな印象のあるホテル「グランドハイアット東京」。

今回は主にビジネス、そして週末のステイケーションでの利用を目的に、こちらのホテルにお邪魔したいと思います。


目次

1. チェックイン

2. 客室 - クラブルーム

 2-1. リビング・ベッドルーム

 2-2. バスルーム

 2-3. アメニティ

3. プール&フィットネスセンター

4. クラブラウンジ

 4-1. アフタヌーンティー

 4-2. イブニングカクテル

5. ディナー&カクテルタイム - オークドア

6. ブレックファースト - フレンチキッチン

7. チェックアウト

8. グランドハイアット東京の価格・プラン

9. (参考) 他ホテルの宿泊記


1. チェックイン

送迎車でホテルに向かい、降車からのドアマンのスムーズな対応でチェックインの手続きへ。フロント前では既に大勢のベルボーイやスタッフが待機しており、そのホスピタリティ溢れる対応から、ホテルへの期待が高まります。

フロントはベージュやブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気ながら、非常に洗練された印象です。

写真のアートはジュン カネコ氏の『アンタイトルド ヘッド』。インパクトのあるコンテンポラリーなアート達が、そのスタイリッシュな空間を演出します。

11月に宿泊したということもあり、エントランスにはライトアップされたクリスマスツリーが配置されていました。美しく磨かれた床面にライトが反射し、幻想的な様子で来訪者を迎え入れます。

チェックイン時刻より1時間程度早くついたものの、非常に柔軟な対応をしていただき、こちらの無理も受け入れていただけました。

混み具合に関しては、チェックアウト時は列が目立ちますが、待たされている感覚もなく、とても丁寧かつ効率的に捌けている印象でした。

チェックインを済ませ、客室へ。エレベータホールの美しさはもちろんの事ながら、さりげなくボタンを押していただいたりといった、スタッフの気の利いた対応が素晴らしいです。

レセプションのみならず、そういった各々のサービス精神から、ホテルとしての接客レベルの高さを感じます。

2. 客室 - クラブルーム

エレベーターを降りると、ダークトーンの照明に照らされた一枚のアートがシンプルに飾られている、コンテンポラリーな空間が広がります。

広く、高級感のある通路が続きます。ここでもスタッフの対応が素晴らしく、通路でのスタッフの挨拶やちょっとした気遣いが嬉しく、暖かい気持ちで客室まで向かうことができました。


2-1. リビング・ベッドルーム

今回はグランドクラブラウンジを利用でき、使い勝手の良い「クラブルーム」を選択。

客室は、開業から20年近くたっているとは思ないスタイリッシュさと、上質感あふれるスマートな空間となっています。

ベッドは「シモンズ」、そしてベッドシーツはヨーロッパの王室にも愛されている、イタリアの「フレッテ」社製。いずれも体に馴染む柔らかな質感で、非常に快適。

ベッドの縁はスエードのような革素材が使われており、大人な雰囲気があります。

ベッドの両脇には、コンセント×1と各種照明、レース・カーテンの調整を行うことのできるインパネが備え付けられています。

リクライニングチェアもこちらも客室の魅力の一つ。座り心地はもちろん、ヘリンボーン柄のような美しい編み込みや、濃いガーネット色のクッションなど、細かな意匠にもこだわりを感じさせます。

美しい木目が際立つデスクは広く、そして厚みがあり、重厚感も抜群。細部にあしらわれたクロームの装飾も傷が目立つことなく、丁寧に手入れされている印象です。

机上にはコンセント、USB、有線LAN、Bluetoothを接続することのできるパネルが設置されており、非常に扱いやすく、機能的。WiFiも無料かつ快適で、仕事用途として申し分のない環境です。


2-2. バスルーム

洗面台付近は、落ち着きのあるリビングルームをさらに豪華にした印象。ベージュ色のライムストーンがあしらわれた壁面に木目の美しいインテリアが映える、上品な空間に仕上がっています。

バスルームはガラス張りとなっており、開放感で、より広々と見えるデザイン。

バスに加え、ハンドシャワー、レインシャワーが設置されており、ともに水圧の調整幅は広く、不満なく使えます。テレビが配置されている点もポイントが高いです。

天然の石材で構成された空間は、ザ・ペニンシュラ東京に似たような、どこか神秘的な雰囲気があります。アメニティとしてバスソルトも用意されているため、入浴の満足度は高く、リラックスすることができました。

トイレは個室として独立式しており、高級感のある作りも統一感があります。便座が自動で開くタイプで、こういった機器に古さを感じさせない点は、グランドハイアット東京の魅力の一つです。

クローゼットは洗面台前に設置されています。木製のハンガーは厚みがあって作りもよく、ジャケットにも最適。また、ジャケット&シャツ兼用×10(うち4つはクリップ付き)、サテンハンガー×4と非常に多く、アイロングッズもあるので、長期宿泊にも十分対応できます。

クローゼットの中には固定型のバッゲージラックも配置されています。サイズ感としては他ホテルの客室と変わらず、短期宿泊用のスーツケースであれば、横に広げておけるスペースが確保されています。(写真はRIMOWA Classic Cabin S(高さ55cm×幅40cm×奥行き×20cm))


2-3. アメニティ

バスアメニティはBALMAIN PARIS(バルマン)のシャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディーローション、ハンドソープで、ジャスミンを基調とした、クラシックながらも甘くエレガントな香り。

その他ハミガキセット、髭剃りセット、シャワーキャップ、くし等、基本的なグッズは全て取り揃えてあり、梱包もスタイリッシュです。

3. プール&フィットネスセンター

「NAGOMI スパ アンド フィットネス」は、クラブルームもしくはスイートルームの宿泊客であれば無料で利用可能。コロナウイルスの影響で事前予約は必須ですが、宿泊直前でも予約できたので、利用客自体が少ないのかもしれません。

Instagramでよく見かけるこちらのプール。今回の宿泊では利用しませんでしたが、天然石があしらわれた贅沢な空間は美しくライトアップされ、人気な理由もうなずけます。

朝方にはフィットネスセンターを利用。ジムはそこまで大規模でないものの、予約制限をしているせいか利用客はほとんどおらず、非常に快適でした。

TECHNOGYM(テクノジム)社製のマシンも他ホテルと共通で扱いやすいです。

4. クラブラウンジ

クラブラウンジ「グランド クラブ ラウンジ」では、チェックイン/チェックアウトサービスの他、メニュー豊富な軽食をいただくことができます。2020年11月現在、イブニングカクテル、朝食の提供は別会場となっているようですので、いくつかのサービスとその会場をご紹介。

4-1. アフタヌーンティー

ティータイムは、通常通り10階の「グランド クラブ ラウンジ」を利用でき、紅茶やコーヒー、ケーキやナッツといった軽食をオーダーすることができます。

客層も含め、全体的に落ち着いた、安心感のあるラウンジとなっています。

この日は天気もよく、日が落ち行く六本木の街並みを眺めつつ、ホテルこだわりのお茶菓子やホットチョコレート、ピスタチオをいただきました。


4-2. イブニングカクテル

イブニングカクテルの会場は2階の宴会場「コリアンダー」。青色の照明が美しく、窓の外からはクリスマス仕様にライトアップされたエントランスが見える、幻想的な空間。

いくつかのおつまみをコース形式で提供していただけますが、この日はステーキハウス「オークドア」でのディナーを予定していたので、食前酒としてシャンパン、そしてチーズをいただきました。

サービス面では、優先的に窓際席に案内していただいたりと非常にパーソナライズされた対応でした。ドリンクを注ぎ足すタイミングや案内もスムーズで、快適なひと時を過ごすことができました。

5. ディナー&カクテルタイム - オークドア

滞在中のディナーは、ステーキハウス「オークドア」でコースをいただきました。

ウッド調の店内は非常に落ち着いた雰囲気で、極上のグリル料理を楽しむ、優雅なひとときでした。

ワインは、アメリカ産ピノ・ノワール種の「ROSE ROCK」をチョイス。ダークチェリーやブラックベリーの豊かな果実味を感じさせる、重厚感のある味わい。

食後は「オークドア」のバーカウンターに移動し、デザートとナイトカクテルを楽しみました。店内は外国の方の利用も目立つ、異国感あふれるスタイリッシュな雰囲気。

店内の雰囲気にインスパイアされ、クラシックカクテル「マンハッタン 」をオーダー。店内の光に照らされ、大都会の夜景のように美しく輝きます。味わいは基本に忠実で、ウイスキーの甘みとベルモットの苦味のバランスも絶妙な加減。

店内の様子やメニューはこちらの記事に詳しく書いているので、是非ご覧ください。

> ステーキハウス「オークドア」のレポートはこちら

6. ブレックファースト - フレンチキッチン

朝食の会場はオールデイダイニング「フレンチ キッチン」になります。

朝日が美しく差し込む店内は明るく、ゆとりのあるエレガントな空間。テラス席やバーカウンターも用意されており、色々な用途での利用が期待できそう。

客層の幅も広く、カジュアルに利用することのできるダイニングです。

ビュッフェは通常の和洋食に加え、シャルキュトリー、シリアル、ヨーグルト、フルーツなど、豊富な取り揃え。

卵料理はビュッフェではなく、具材等を選び、直接オーダーするタイプになるため、自分なりのカスタマイズが可能です。

今回もオムレツをチョイスし、パプリカ、オニオン、トマトなど、選べる具材を全ていれていただきました。こちらのオムレツは具材感たっぷりで、非常にしっかりとした味わい。

オムレツの他にも、目玉焼きやポーチドエッグ、エッグベネディクトを選ぶことができます。

7. チェックアウト

ホテルでの思い出を書き留めつつ、チェックアウト。

ロビー、ダイニング問わずサービスの品質は非常に安定しており、ホスピタリティ溢れるスタッフの対応には驚かされてばかりでした。

全てにおいて基本に忠実かつそれらのグレードを上げた、減点がほとんど感じられないホテルであると改めて感じました。

また泊まろう、そう思いつつこのホテルを後にしました。


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8. グランドハイアット東京の価格・プラン

一休.comのタイムセールが最安で宿泊でき、今回利用した「クラブルーム キング」は大人2名×1泊で、¥40,000程度(税サ込)となります。

参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。


9. (参考) 他ホテルの宿泊記

最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。