【宿泊記】フォーシーズンズホテル東京大手町 - エグゼクティブスイート

最終更新: 2023年8月16日

本宿泊記としては2回目のご紹介となる「フォーシーズンズホテル東京 大手町」。

前回はデラックスルーム(皇居御苑ビュー)での宿泊でしたが、今回はさらに上位のエグゼクティブスイートを確保。過去のブログ記事でお見せできなかったホテルの一面や客室の様子、アフタヌーンティーのひと時を中心にご紹介していきます。

※バー「VIRTU」やレストラン「PIGNETO」、フィットネスセンターについては、前回のレポートをご覧ください

また、Youtubeでも宿泊動画を公開しているので、ぜひこちらも併せてご覧ください。

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目次

1. チェックイン

2. 客室 - エグゼクティブスイート

 2-1. リビングルーム

 2-2. ベッドルーム

 2-3. ウォークインクローゼット

 2-4. バスルーム

3. アフタヌーンティー - The Lounge

4. ブレックファースト - ルームサービス

5. チェックアウト

6. フォーシーズンズホテル東京大手町の価格・プラン

7. (参考) 他ホテルの宿泊記


1. チェックイン

出先からタクシーを拾い、ホテルに向かいます。タクシーを降りると、噂のドアマン(?) ジョージ氏によるフレンドリーな歓迎を受け、思わず気が緩んでしまいます。

お出迎えの度に名前を呼んでいただき、非常に心温まる思いでチェックインへ。

サービス全体を通して、昨年12月の宿泊以降、より一層遊び心と活気あふれた雰囲気づくりに努められているように感じます。

フロントに降り立つと目の前に広がる水盤は、いつ見ても美しく、気分を高揚させてくれます。フォーシーズンズホテル東京大手町のインテリアや空間デザインはどれもハイセンスで感性を刺激するようなものが多く、素晴らしい環境です。

写真は、まだ誰もいない朝のフロントの様子。静寂に包まれたフロントは、東京の清々しいスカイラインを背景に、細部まで作り込まれたインテリアが織りなす、整然とした美しさを感じさせます。

こういった普段見られない様子を感じられるのも、ホテルステイの醍醐味の一つです。

ちなみに、6月はより小規模な丸の内のフォーシーズンズホテルも予約しており、その違いも非常に気になるところ。

混み具合に関しては、緊急事態宣言下とはいえ、ゴールデンウィーク中ということもあり、ラウンジはもちろん宿泊ゲストも通常より多い印象を受けました。特に15:00以降のチェックインは列ができているので、やはり連休は注意が必要そうです。

2. 客室 - エグゼクティブスイート

ゴールデンウィーク中は「エグゼクティブスイート」(67㎡)に宿泊。こちらは34階の皇居御苑側にのみ位置し、フォーシーズンズホテル東京大手町らしいデザイン性と、使い勝手の良さを誇る客室です。

ちなみに、フォーシーズンズホテル東京大手町のスイートルームはどれも魅力的ですが、一番人気はワンランク上の「フォーシーズンズスイート」(76㎡)とのこと。パノラミックビューの開放感溢れるリビング・ベッドルームのデザインが特徴で、スタッフさんもイチオシの客室でとても気になっています...!


2−1. リビングルーム

エグゼクティブスイートは、シックなアースカラーを基調としながらも、鮮やかなアートや植栽の数々に彩られ、モダンなラグジュアリーさと上品さを両立させた素晴らしい空間。

スイートルームとしては、他ホテルと比べて決して広くはないものの、ビューバスやウォークインクローゼットが広く確保された設計となっており、その狭さを感じさせません。

一方で、大型のデスクがなく、リビングも若干小さめのため、利用シーンは限られるかもしれません。

写真は日没前、一面が深い青色に染まった時に撮影したもの。当ホテルの客室は夜間の照明具合が特に美しく、個人的に客室が映えるおすすめのシーンの一つです。

リビングルームからベッドルームまで一面に縁取られた窓からは、東京のスカイラインを背景に皇居御苑の緑がダイナミックに広がり、いつ見ても高揚してしまいます。


2−2. ベッドルーム

ベッドルームは、デラックスルームのデザインと大きな変更点はありませんが、やはり煌びやかな空間はいつ見ても新鮮。絶妙な間接照明とラグマットのダイナミックな模様が織りなす様子には圧倒されてしまいます。

ベッドの目の前に眺望が広がるのは、スタジオルームやスイートルームならでは。

特に朝方は、起床後すぐに清々しい朝の様子を感じられ、気分も上がります。

リビングルームと同じく、その眺望も素晴らしいです。

左手奥には東京タワーに続く虎ノ門、赤坂の街並みに国会議事堂、天気が良ければ雄大な富士の姿が。右手奥には新宿の街並みを背景に、武道館、皇居御苑を眺めることができます

皇居ビューのラグジュアリーホテルは、他にもパレスホテルやザ・ペニンシュラ、シャングリ・ラ ホテル、帝国ホテル等様々ですが、東京の街並みと合わせた皇居の情景は、こちらが最も美しい印象があります。

※ちなみに、

・より間近に自然を感じたいのであれば、パレスホテル東京

・旧江戸城の城郭を楽しみたいのであれば、ザ・ペニンシュラ東京

がおすすめです


2−3. ウォークインクローゼット

フォーシーズンズホテル東京大手町のスイートでは、ウォークインクローゼットが完全な別室として設けられている点が特徴的。

こちらはリビングルーム・ベッドルームどちらからでも繋がっており、アクセスも抜群に良いです。

室内は一面にミラーが配置され、ザ・ペニンシュラ東京のそれに並ぶ高級感を誇ります。

機能面においても、十分すぎるほどの収納棚にハンガー、そして広々と使えるバッゲージラックと、あらゆる点で一歩抜きん出ているように感じます。


2−4. バスルーム

バスルームのデザインも通常のデラックスルームと大きく変わりませんが、シャワーブースが別室で設けられているため、ガラスの仕切りがなく、さらに広々とした印象があります。

マットな質感のバスタブはこちらのホテルならではで、空間全体とのコントラストが非常に美しいです。

また、デラックスルームとは異なり、付近にサイドテーブルが設置されているため、スマホやドリンクを置いておけるのは非常に嬉しいところ。

こちらはバスルームからの眺望。ビューバスとしては決して窓の面積は広くないものの、やはり明るい時間帯の皇居ビューは格別です。

シャワーブースの有無については賛否両論ありますが、こちらはバスタブとの距離が遠く、少々使い勝手が悪いように感じます。一方で、空間としてはバスタブに焦点が合うようにスッキリとした印象で、一長一短。

機能面に関しては、操作系もシンプルで扱いやすく、ハンドシャワー・レインシャワーの水圧も十分です。

アメニティは、通常の客室との変更はなく、フレデリック マルの「オード マグノリア」。

アンバー系の色気ある甘さに、ウッディ系やパチョリが加わった、大人の魅力を感じさせる香りです。

その他ハミガキセット、シェービングセット、くし、マウスウォッシュ等、基本的なグッズは全て取り揃えてあり、シンプルな梱包と共に、綺麗に収納されています。

3. アフタヌーンティー - The Lounge

緊急事態宣言の影響で、ホテルでもアルコールの提供が一切行われなくなってしまったこともあり、今回はバーではなくThe Loungeでのアフタヌーンティーを楽しみました。

まず紅茶を使ったモクテルで乾杯。ブレンドティーにピーチピューレや蜂蜜を加えた爽やかな甘さが乾杯にふさわしい一杯でした。

アフタヌーンティーのテーマは“Spring and Tea Afternoon Tea”。紅茶や煎茶、ハーブティーなど、様々なお茶を使用して仕上げられたセイボリーやスイーツはどれも繊細で、豊かな香りが特徴的です。

五感で春の訪れを感じられるような香り高く華やかな内容。個人的には、セイボリーとスイーツの割合もベストだと感じました。

こちらはロブスターとグリーンアスパラガス 春蕪のゼリー寄せテリーヌ。春の野菜を使ったセイボリーは、フレンチのコース料理に出てきそうなほど完成度の高い仕上がりです。

その他にも、エディブルフラワーで彩られた可愛らしい見た目のスモークサーモンとカマンベール、林檎のサンドイッチ、フォアグラのコンフィも絶品でした。

スイーツで特に気に入ったのが、ジャスミンティのムースとラズベリーのジュレ。ジャスミンティとラズベリーの意外な組み合わせが素晴らしくマッチしており、滑らかな舌ざわりがクセになります。

ドリンクはノンアルコールカクテルの他に、様々なお茶とコーヒーが用意されています。驚くべきは、お茶が全て日本茶であること。日替わりの煎茶や和紅茶、ほうじ茶などのベーシックなお茶に加えて阿波番茶(発酵茶)や黒文字茶などもオーダー可能です。特に黒文字茶は、和製ハーブティーとも呼ばれる通り、ヒノキのような落ち着く香りに癒されました。

4. ブレックファースト - ルームサービス

前回宿泊時はルームサービスの洋朝食をオーダーしましたが、今回は和朝食。なお、現在は新型コロナウィルスの影響で、部屋の前でワゴンでの受け渡しになります。

少し寂しい気もしますが、スタッフの方がとても丁寧に説明していただけます。

※朝食はロビー階のレストラン「ピニエート」でも頂けるので、フルサービスを希望される方はそちらに足を運んでもいいかもしれません

和朝食の内容は、季節の焼き魚と副菜の小鉢が3種類、フルーツご飯(又はおかゆ)とお味噌汁です。焼き魚と小鉢の内容は季節ごとに変わるので、気になる方は注文の際に確認してみると良いかもしれません。

今回の副菜にはだし巻き卵が含まれていたので、だし巻き卵好きにとっては気分が上がってしまいます。梅干しや明太子、昆布佃煮や高菜からし和えでごはんがどんどん進み、もう一杯おかわりしたいほど。

また、おそらく洋朝食と共通ですが、いちごやバナナ、キウイ、オレンジ、パイナップルなどたっぷりのフルーツが付いている所も嬉しいポイントです。

5. チェックアウト

昨年度から国内ラグジュアリーホテルに宿泊し続けてきましたが、雰囲気・食事・サービスと総合的に見て間違いなくトップクラス。泊まれば泊まるほど細部へのこだわりが感じられる、趣深いホテルでもあります。

次回宿泊時はスタッフさんにもおすすめしていただいた、フォーシーズンズスイートを楽しみたい、そんな思いでこのホテルを後にしました。


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6. フォーシーズンズホテル東京大手町の価格・プラン

今回の客室「エグゼクティブスイート」については、結論として、一休.comのタイムセール利用が最安で宿泊できるかと思います。

大人2名×1泊(朝食付)で、¥60,000程度(税サ込)となります。

参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。


7. (参考) 他ホテルの宿泊記

最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。