【宿泊記】ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町 ラグジュアリーコレクション - 紀尾井スイート

プリンス系列の中でも最上位となる5つ星ホテル「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 ラグジュアリーコレクション」。日系ホテルの中でも群を抜いて先進的・煌びやかな印象のあるホテルで、非常に気になっていました。今回もスイートルームを確保し、こちらのホテルにお邪魔しました。
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目次
1. チェックイン

ホテルに足を踏み入れると、マンダリンやベルガモットを基調としたエレガントな香りが高揚感を誘います。香りにこだわりのあるホテルは多いですが、印象に残るフレグランスで、素晴らしい演出です。

うっすらとしたパチョリやムスクの大人の余韻を楽しみつつ、クラブラウンジでのチェックインに案内いただきました。エレベータを降りると、白い大理石で構成されたラグジュアリーな空間に興奮を隠せません。

クラブラウンジではアフタヌーンティーや「バロンロスチャイルド」のシャンパンと共に、紀尾井町の眺めを楽しみつつ、贅沢なチェックインとなりました。

ホテル内を散策していると、ホワイトを主体としながらも、ブルーやオレンジといった象徴的な色合いを使い分けたハイセンスな空間に目を奪われます。

さらに、それぞれのインテリアはもちろんのこと、スタッフのユニフォームも非常にスタイリッシュで、その作り込まれた世界観に魅了されてしまいました。

そんな煌びやかな雰囲気に対し、客層は40代前後〜が中心となっており、全体として落ち着き感もある雰囲気は、個人的に好印象。同じマリオット系列最上位のEDITON東京 虎ノ門と同じような雰囲気を想像していた身としては、かなり意外に感じました。
2. 客室 - 紀尾井スイート

今回の客室は、95㎡とホテルで3番目の広さを誇り、34階角部屋に位置する「紀尾井スイート」。さらに上位のデザイナーズスイート(100㎡)も気になるところですが、まずはこちらでプリンスギャラリー東京紀尾井町ならではのこだわりを満喫してみたいと思います。

客室で入ると、各空間が分けられた、レジデンス感のある構造に目を惹かれます。右手には会議室にも使えるダイニングルーム、左手にはプライベートなリビング・ベッドルームが広がり、トップスイートで見るようなプライベート感ある様子には驚かされます。
2−1. リビングルーム
重厚な扉を開け、左手のリビングへ。そこには、デザイン性と先鋭性溢れる、刺激的な空間が広がります。ロビーで感じた通り、ボルドーやオレンジといった美しい配色は客室にも表れています。
何より魅力的なのは、その先進性。全てのボタンはタッチパネル式で、ドリンクバーやクローゼットといったインテリアはどれも近未来的なデザインで統一されています。
古き良きホテルの伝統美を持たせつつも、新しい世界観へのチャレンジを感じさせる作りには感銘を受けます。

また、雄大な自然と高層ビル群の騒然とした様子が融合し、バンクーバーやシカゴを思わせる絵画のような魅力的な眺めに、満足感は非常に高いです。
東京タワービューの客室もありますが、最近は都市と自然が調和した眺望に惹かれることが多く、こちらをチョイスしてみました。

こちらはデスク周りの様子。眼下には青山や赤坂の都会的な広がります。
デスク周りは安定感、重厚感ともに十分。ユーティリティとしては、100Vのコンセント×1、有線LAC×1、USB×1と非常にシンプルですが、高音質のBluetoothスピーカーが用意されているのは嬉しいところ。

光沢感あるピアノホワイトを基調としたクローゼットは高級感抜群。
ウォークインクローゼットでないのが残念ですが、バスルームにも同様のクローゼットが備えられているので、収納面で困ることはなさそうです。

エントランス脇に配置されたバッゲージラックは固定型で、クローゼットとは独立したこだわりある意匠。スーツケースを広げても十分すぎるほどの広さがあり、機能性も十分。
2−2. ベッドルーム

ベッドルームは、リビングルームと仕切りのない構造ですが、その印象は一変。
イエローとブラウンのラグマットに、ボルドー色の本革パネルがアクセントとなり、より一層モダンな印象を受けます。

部屋前面には、リビングルームにもつながる大きなガラス窓が設置され、高層階に位置する他ホテルと比較しても抜群の開放感を誇ります。

紀尾井スイートは高層階の角部屋ということもあり、ベッドルームからの眺望は圧巻。客室からは、元赤坂や青山の自然、そしてダイナミックな富士山の佇まいを窓一面に感じられます。

Instagram等のSNSでよく見かけるカットですが、取り上げられるのも納得の素晴らしさがあります。窓のギリギリまでソファーとなっており、適当に撮っても映えてしまうのは驚きです。

夜間は、遠くの新宿のビル群から、足元の四谷・赤坂の街並みまで、それらの夜景がダイナミックに広がります。周囲はホテルニューオータニのガーデンタワーといった高層ビルも多いですが、それらのさらに上を行く高さから東京のスカイラインを一望できます。
2−3. バスルーム

バスルームを含む洗面台周りは、清潔感溢れるシンプルなデザインで、ビューバスにより一層スポットライトがあたるような造りとなっているように思います。

プリンスギャラリー東京紀尾井町の客室の魅力の一つといっても過言ではない、こちらのビューバス。今回の客室では、眼下には四谷方面のビル群が立ち並びます。
ハンドシャワー・レインシャワーの操作系は扱いやすく、調整幅も十分。
バスタブ脇の台座は移動させることができるため、スマートフォンの置き場や、半身浴で腰を落ち着かせるといった、さまざまな使い道があり非常に便利です。