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【宿泊記】The Okura Tokyo Heritage Wing - ヘリテージコーナー


The Okura Tokyoのヘリテージウィングの外観

本宿泊記としては2回目のご紹介となる、ホテル御三家の一角「The Okura Tokyo」。前回は高層階のプレステージタワーコーナーをご紹介しましたが、今回は低層階かつ庭園ビューのバルコニーが特徴的な、ヘリテージウイングの客室を確保。週末の気分転換も兼ね、こちらのホテルにお邪魔しました。


また、Youtubeでも宿泊動画を公開しているので、ぜひこちらも併せてご覧ください。

チャンネル登録・高評価いただけると、とても嬉しいです!


 

目次


 

1. チェックイン

The Okura Tokyoのプレステージタワーの装花

ヘリテージウィングには専用のフロントがありますが、今回はプレステージタワーの装花も鑑賞したく、そちらのエントランスからお邪魔しました。今季は、慎ましくもどこか自然の力強さを感じさせる桃の装花がロビーを彩ります。


The Okura Tokyoのヘリテージウィングへの通路

プレステージタワーフロントから通じる専用通路を抜け、ヘリテージウィングへ。静閑な空間が続き、その特別感ある様子に気持ちが高鳴ります。


The Okura Tokyo ヘリテージウィングの装花

ヘリテージウイングのフロントは、宿泊ゲスト以外が立ち入ることのない、静寂に包まれた心落ち着く空間。かつての旧オークラから継承された壁画を背景に、季節感溢れる桃・侘助の装花や、限りなく抑えられた装飾、そして控え目ながらも品格ある金のデザインが取り込まれています。


The Okura Tokyo ヘリテージウィングのエレベーターホール

そして何より、丁重な”おもてなし”が非常に心地よく、そういった個々の要素が、日本の伝統美を追求したホテルとして、一つの完成形を作り出しているようにも思えます。


The Okura Tokyo ヘリテージウィングのインテリア

また、滞在時は週末でしたが、他にヘリテージの利用客は2組見かけた程度。ルームチェックインを案内いただいたこともあり、そのプライベート感ある雰囲気に満足度の高いホテルステイとなりました。


The Okura Tokyo ヘリテージウィングのアートコレクション

クラブラウンジ等の一部サービスは縮小しているとはいえ、オークラらしい上質なサービスは健在。 特にヘリテージでの送迎時の対応は非常に丁寧で、車が見えなくなるまでお見送りをされている様子は、感服せずにはいられません...


The Okura Tokyo ヘリテージウィングのアート

その他ベテラン感のあるスタッフによる対応はどれも安定感があり、そういった国内ホテルならではのサービスが、上質な、落ち着きとくつろぎの空間を創り出しているのだと改めて感じます。


 
一休の価格・プラン
 

2. 客室:ヘリテージコーナールーム

The Okura Tokyo ヘリテージウィングの客室への通路

上質感溢れるエレベーターホールを抜け、客室へ。

今回の客室は、6階角部屋の「ヘリテージコーナールーム」。前回のEdition東京 虎ノ門からテラスのある客室に感化され、庭園を望むバルコニー付きの客室をチョイスしました。


 

2−1. リビング・ベッドルーム

The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームの様子

客室に入ると、木材の重厚感と温かみあるインテリアに囲まれ、オークラらしい落ち着きに満ち溢れた空間が広がります。2面に大きく縁どられた窓からは、外の庭園や木々の様子が感じられ、都会のホテルとは思えないプライベートな別荘を彷彿とさせる様子に、満足度も高いです。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのデスク

また、プレステージと同様あらゆる収納は壁面に収まるようなこだわりデザインとなっており、レザーの小物や重厚感あるインテリアといった、個々の丁寧な作りも印象的。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームの全体像

一方で、周囲のビルと近く、低層階、ということもあり、若干人目が気になるシーンも。こちらの客室はビューバスですが、外から大分見えてしまうので、ブラインドで適度に調整することをお勧めします。


夜間にはプレステージタワーのようなモダンな色が強く現れ、さらに落ち着いた印象に。周囲のビル群から感じる大都会の雰囲気と、クラシックな空間が調和し、オークラならではの空間を創り出しています。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのウォークインクローゼット

クローゼットやドリンクバー、トイレ等はエントランス脇に配置されていますが、いずれも客室の雰囲気を損なうことのない作りとなっています。

ヘリテージウィングのクローゼットはウォークインクローゼットとなっており、広々としたバッゲージラックに厚みのあるハンガーと、不満点も見つかりません。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのミニバー

ヘリテージウィングの客室では、冷蔵庫内のものは全て無料。ビール等のアルコール類や、オークラオリジナルのジュース・チョコレートを楽しめます。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのアメニティ

その他、巾着や小物入れ等のアメニティも持ち帰り可能とのこと。現在はインバウンドも見込めませんが、海外からの客人にとっては嬉しいポイントかもしれません。


 

2−2. バルコニー

The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのバルコニーの様子

朝食や、ドリンクを楽しむには十分なスペースが確保されたバルコニーからは、枯山水を感じさせる庭園や、歴史ある霊南坂、それらを囲むようにそびえるオフィス群や大使館が見て取れます。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームの昼の眺望

ヘリテージウィングは6〜9階が客室フロアとなっていますが、やはり低層階からの印象は別格。プレステージタワーから楽しむより、間近にその自然を感じとることができます。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのバルコニーでのひと時

この季節、少々肌寒い日も続いていますが、チェックイン後はロゼ・シャンパン「MONMARTHE BRUT ROSE」をバルコニーで乾杯。春めく庭園を眺めつつ、ロゼの熟成感ある華やかな香りを楽しむ、素晴らしいひと時となりました。


夜間は周囲の高層ビル群が輝きはじめ、虎ノ門らしい近未来的な様子に移り変わります。バスルームからも同様の眺めを楽しめますが、庭園のライトアップも華美過ぎず、リラックス感あるバスタイムを過ごすことができます。


 

2−3. バスルーム

The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのバスルーム

バスルーム周辺のデザインは、マンダリンオリエンタルホテル東京にも通ずる、石材を多用した重厚感あるデザイン。一方で、どこか高級旅館を思わせる雰囲気も感じ取れ、モダン過ぎずバランスの取れた空間となっています。


客室の目玉の一つであるジェットバス付きのビューバス。浴室いっぱいに窓が縁取られており、目の前の庭園を間近に感じさせます。もちろんシャッターを下ろすこともできるため、プライバシーも十分に確保されています。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのシャワー

シャワーは非常にシンプルな構成で扱いやすく、レインシャワー、ハンドシャワー共に水圧の調整幅も広いです。テレビも付いており、ハード面での快適さは流石オークラといったところ。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのバルコニーのサウナルーム

さらに、ボタン一つで動作可能なスチームサウナ機能がある点も非常に魅力的。ヘリテージウィングの客室は素晴らしい点が多々ありますが、特にバスタイム関連の充実具合には余念がないように感じます。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのバスアメニティ

バスアメニティはパレスホテル東京と同じ、英国オーガニックブランド「bamford」のGeranium Collection。ゼラニウムやペパーミントを主体とした清涼感・リラックス感のある香り。

その他スキンケアグッズはTHREE、ドライヤーはDysonだったりと、気分も上がります。


The Okura Tokyoのヘリテージコーナールームのアメニティ一式

その他ハミガキセット、シェービングセット、くし、マウスウォッシュ等、基本的なグッズは全て取り揃えてあり、梱包もシンプルかつスタイリッシュ。木曽檜の歯磨きジェルは珍しく、個人的に 驚きました。


 
一休の価格・プラン
 

3. クラブラウンジ(スターライト)

バースターライトのアートコレクション

The Okura Tokyoでは、ヘリテージウィングの全宿泊者とプレステージタワーのクラブフロア宿泊者は、クラブラウンジの利用が可能です。


The Okura Tokyoのスターライトの外観

今回はコロナの影響でクラブラウンジは営業しておらず...代わりにプレステージタワー41階のバーラウンジ「スターライト」にて、イブニングカナッペやデザートプレートで頂くことができました。


ロビーや客室よりも、さらにモダンな印象のある「バー スターライト」。落ち着きある店内に特徴的な照明具が映え、大人の隠れ家といったプライベート感ある雰囲気を作りだします。また、大きなガラスから眺める虎ノ門の夜景は、やはり抜群の美しさがあります。


今回は夕方からの利用だったので、日が落ち、空の色が変わっていく幻想的な様子も楽しめ、季節感のあるオリジナルカクテルとともに素敵な時間を過ごすことができました。


The Okura Tokyoのスターライトでのイブニングカナッペ

イブニングカナッペは、鮮魚の刺身や生ハムのミニバーガー、カマンベールチーズ、ハムなどが彩りよく盛り付けられています。夕食前の前菜としても頂けそうな、ほどよい量です。


デザートプレートの質の高さに特に驚かされました。ショコラとフランボワーズのマカロンは、軽やかな生地としっとりと濃厚なクリームの食感が心地よく上品な甘み。羽根をモチーフにしたホワイトチョコレートが飾られ、見た目も繊細で美しくパリッとした食感がアクセントになります。


 
一休の価格・プラン
 

4. カクテルタイム

カクテルタイムは、The Okura Tokyoの会員制バー「バロンズバー」にて。会員制につき、公式サイトでもその様子は非公開となっていますが、ヘリテージの宿泊ゲストはビジター料金で利用することが可能です。

※詳細画像はカクテル1枚のみですが、店内撮影禁止につきご容赦ください


The Okura Tokyoのバロンズバー

ヘリテージウイングの5階フロント脇に位置し、旧バロンオークラの名を冠するこちらのバー、ヘリテージの宿泊ゲストと会員様のみ立ち入ることのできる隠れ家的な様子に、興奮を隠せません。

店内は、オーキッドバーと同程度かそれより小さいバーカウンターを備え、通常のソファー席も多く確保されています。

インテリアは、オーキッドバーやスターライトよりさらにシックな印象を受けますが、ヘリテージらしく障子や格子を意識させる和モダンなデザインが強く表現されており、より一層落ち着きある空間に仕上がっているように思います。

もちろん、レザーや木材といった各インテリアの質感の良さは、さすがオークラといったところ。


The Okura Tokyoのバロンズバーのマティーニ

バーの味を知るために今回も「マティーニ」をチョイスし、好みのシェイクとTanqueray No.10でオーダー。これまで旅行先の各地でマティーニを楽しんできましたが、こちらのマティーニは個人的に最も美味しいものの一つ。

一言で、”圧倒的な上品さ”。マティーニ特有の刺激ある印象は少なく、艶やかな口当たりに加え、絶妙な分量のベルモットが、ハーブの複雑味をよりエレガントなものにします。爽やかながら、その美しい余韻も特徴的。また、オリーブは非常にシンプルで、カクテル自体の素晴らしさをさらに引き立てているように思います。


その他いくつかのクラシックカクテルをオーダーしましたが、どれも逸品。こちらのバー目当てでヘリテージの宿泊をおすすめできるほど、素晴らしい体験となりました。


 
一休の価格・プラン
 

5. ブレックファースト

The Okura Tokyo ヘリテージコーナーでの朝食

清々しい朝の様子に感化され、朝食はルームサービスをオーダーし、バルコニーで頂きました。ルームサービスの担当者の方が、手際良くバルコニーにテーブルセッティングを行っていただけます。


The Okura Tokyo ヘリテージコーナーでのルームサービス朝食

今回も洋朝食を頂きます。メインの卵料理はオムレツとポーチドエッグを選択。ここ最近はホテルのオムレツ食べ比べがマイブームとなっています。


The Okura Tokyo ヘリテージコーナーでのオムレツ

ホテルオークラのふわふわでふっくらした厚みのあるオムレツは、都内ホテルの中でも最高峰。付け合わせはベーコンやハム、ソーセージなどを選ぶことが可能です。


The Okura Tokyo ヘリテージコーナーでのフルーツプレート

またヘリテージでの朝食は、卵料理やブレッドに加え、フルーツの盛り合わせやヨーグルトが付いていてより満足感の高い内容になっています。ドリンクに加えてヨーグルトも専用の食器でしっかりと冷やされている徹底ぶりに驚きました。


 
一休の価格・プラン
 

6. チェックアウト

The Okura Tokyo ヘリテージコーナーのバルコニーの様子

バルコニーでアメニティのお茶を一服し、チェックアウトへ。

プレステージタワー同様、ソフト・ハード共に最高峰の品質であると同時に、滞在する度に心を満たしてくれる、そんな素晴らしいホテルであると改めて感じました。

今回は利用できなかったクラブラウンジ等、まだまだその魅力を余すことなく楽しみたい、そんな思いでこのホテルを後にしました。


 

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7. The Okura Tokyoの価格・プラン

結論としては、一休.comのタイムセールが最安かと思います。

今回利用した「ヘリテージコーナールーム」で大人2名×1泊(朝食/クラブラウンジ利用権付)の前提だと、タイムセールで¥70,000程度(税サ込)となります。

一休の価格・プラン

参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。

予約サイト (クリックで予約サイトに移動)

価格

70,000円~

90,000円~

楽天トラベル

​20,000円〜

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21,000円〜


 

8. (参考) 他ホテルの宿泊記

最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。

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