【宿泊記】ザ・キャピトルホテル東急 - プレミアクラブキング
今回は東京の5つ星ホテル「ザ・キャピトルホテル東急」に宿泊。クラブラウンジアクセス付きの客室に滞在し、5つ星も納得の素晴らしいサービスに驚きの連続でした。この宿泊記では、客室やクラブラウンジでの食事を紹介していきます。
目次
1. ホテル概要
キャピトルホテル東急は1963年から2006年まで東京ヒルトンホテルとして営業され、2010年にリニューアルオープン。館内には251の客室にレストラン、プール、チャペルなどを備え、2021年以降Forbes Travelガイドで5つ星を取り続けているラグジュアリーホテルです。
所在地: 〒100-0014 東京都千代田区永田町2-10-3
アクセス: 国会議事堂前駅 6番出口 地下直結 / 溜池山王駅 6番出口 地下直結
連絡先: 03-3503-0109
チェックイン: 15:00
チャックアウト: 12:00
公式サイト: LINK
2. チェックイン
国会議事堂前駅・溜池山王駅から地下直結というアクセス抜群の立地にあります。それぞれ「6番出口」を目指していくことで、ホテルの入り口が見えてきます。
「直線」な装飾と間接照明に演出された、高級感あふれる通路を進み、ロビーフロアへ向かいます。ちなみに地下鉄出口付近のエントランスにはコンビニがあり、非常に便利です。
ロビーは上質感抜群。著名な建築家、隈研吾氏がデザインの一部を手掛けているようで、木材の直線が織り成す、美しい和モダンの内装。ホテルの周りを囲む水盤や装花と非常にマッチしています。
アートや照明、香りの演出による空間づくりも素晴らしいです。サービス面に関しても中堅~シニアなベテランスタッフさんを中心に構成されている印象で、外資系ホテルにはない安心感があります。
クラブラウンジアクセス件のある客室を予約していたので、ラウンジでシャンパンと河童のかわいらしいお茶菓子を頂きながらチェックイン。こちらのクラブラウンジ、とにかく居心地の良い空間で、のちほど詳細を紹介していきます。
客室は高層階に位置する「クラブプレミア」を予約。キャピトルホテル東急は全客室が44㎡以上を確保していますが、なかでもプレミアタイプは64.5㎡とスタンダードな客室としてはかなり広く、個人的におすすめの客室です。
客室カテゴリ | 客室タイプ | 広さ |
---|---|---|
スイート | ザ・キャピトルスイート (キング) | 223.4㎡ |
| 山王スイート (キング) | 184.6㎡ |
| ガーデンスイート (キング / ツイン) | 105.5㎡~123.8㎡ |
| エグゼクティブスイート (キング / ツイン) | 104.7㎡ |
| ジュニアスイート (キング / ツイン) | 64.5㎡ |
クラブフロア | クラブプレミア (キング / ツイン) | 64.5㎡ |
| クラブプレミアコーナー (ツイン) | 59.3㎡ |
| クラブデラックス (キング / ツイン) | 44.9㎡ |
スタンダード | プレミア (キング) | 63.5㎡ |
プレミアコーナー (キング / ツイン) | 57.8㎡ | |
| デラックス (キング / ツイン) | 44.8㎡ |
3. 客室 - プレミアクラブキング
「クラブプレミア」は、ホテル高層階27~29階を占めるクラブフロアにあります。27階はクラブラウンジもあるため、アクセスが非常に楽です。
客室フロアは和を意識させるラグに、屏風・日本画のようなアートワーク、そして重厚感ある扉と、落ち着きと高級感を備えた空間が続きます。
3-1. リビング・ベッドルーム
客室はエントランスがリビングとバスルームにつながった回遊同線を採用。障子や襖といった日本の伝統的な建築様式も取り入れつつ、洗練された和モダンな空間に仕上がっています。
エントランス付近ミニバー、扉を開けるとグラスが美しくライトアップされています。ネスプレッソのコーヒーメーカーもあり、有料ですが、冷蔵庫の中も充実しています。
先へ進むと、和紙を模したような壁面に、温かみのあるオーク材のインテリア、和を思わせる小道具、そして大都会のパノラミックビューが広がる、洗練された空間が広がります。
リビングはベッド、デイベッド、センターテーブル、大きめのデスク、テレビで構成され、そのすべてが圧迫感を感じさせないような低い位置に配置されています。シンプルで居心地よい、そんな客室です。
ザ・キャピトルホテル東急の窓は非常に広くとられており、他ホテルと比べて開放感が素晴らしいです。一方、こちらの溜池山王方面の眺望では、目の前のビルと近すぎるのが少々気になります。
眺望は、溜池山王方面の高層ビル群が輝く、近未来的な夜景が印象的です。クラブラウンジは反対の永田町・赤坂方面の眺望なので、また違った景観を楽しむことができます。
場所柄か、デスクまわりも充実しています。デスクは広く、奥行きも十分。デスクに有線LANやUSB]ポート、コンセントが内蔵されているので、お仕事もはかどります。
テーブルにはウェルカムアメニティが用意されています。用意しているホテルは多いものの、舞妓さんを模したチョコレートなど、そのユニークさと種類の豊富さには驚かされました。
仕切りの障子を開けると、クローゼットルーム、トイレが続きます。その高級感はもちろんのこと、クローゼットだけで一部屋用意されているのはさながらスイートルームのようで、気分が上がります。
クローゼットは幅と高さが十分に確保されており、バッゲージラックも広くとられています。スタンダードタイプの客室で、これだけ収納力を備えた高級ホテルは都内でも珍しいと思います。
3-2. バスルーム / アメニティ
バスルームはエントランス、クローゼットとつながっています。シンクは2台、ミラーも大きく、そしてバスタブまでも近い、高級感と機能性を両立させた空間となっています。
グレーな石材に囲まれたバスタブは高級感抜群。それだけでなく、お湯を沸かす速さや、レインシャワー前(画像左)の腰掛など、使い勝手の良さも追及されている印象です。
機能面も抜群。シャワーはハンドシャワーとレインシャワーが別の位置に設置されてあり、ホテルあるあるな、冷たいレインシャワーをいきなりかぶることがない配慮がなされています。
バスアメニティはフランスのスパブランド「THEMAE(テマエ)」。緑茶、白茶、紅茶、ルイボス茶の4種のティー・エッセンスが配合された、強すぎずリラックスできる仄かな香りが印象的です。
洗面台下にはシャワーキャップや歯ブラシ、シェーバー等の基本的なアメニティが収納されています。中でもほのかな香りの心地よい、桜のバスソルトはザ・キャピトルホテル東急ならでは。
4. クラブラウンジ - SaRyoh
ホテル上層階27階に位置するクラブラウンジ「Saryoh」は、クラブフロアもしくはスイート宿泊者専用のラウンジ。1日4回の飲食サービスのほか、専任のコンシェルジュサービスも受けられる、特別な空間です。
営業時間:イレブンシス 11:00~13:30 / ティータイム 14:00~16:00 / カクテルタイム 17:00~21:00 / 朝食: 7:00~11:00
場所: ホテル27階
天井が高くとられたラウンジは圧巻。和模様の入った襖や、著名作家による掛け軸、茶席をイメージした畳の椅子などが配され、美しい間接照明が上質感を演出。まさにザ・キャピトルホテル東急のこだわりが詰まったデザインです。
サービスは5つ星も納得のクオリティ。外資系ホテルでは少ない、シニアなスタッフさんによるサービスは距離感が適度でとにかく心地が良く、そして安心感が違います。「居心地が良い」そう強く思えるラウンジです。
4-1. イレブンシス・ティータイム
ドリンクに加え、ホテルオリジナルのブレッドなどの軽食が楽しめるイレブンシスは11:00~13:30。ティータイムは14:00~16:00で、チェックインに合わせて頂けます。
イレブンシスではおかきやシャルキュトリー、ビスケットなど簡単なセットのみですが、ティータイムではホテルこだわりのケーキやスイーツ、フルーツのセットが提供されます。おすすめはサンドイッチのセットで、宿泊者に大人気の逸品です。
ドリンクは普段見慣れないご当地ジュースや、飲むヨーグルト、ほかにもペリエやノンアルコールビールも用意されています。もちろん、シャンパンも飲み放題。
4-2. カクテルタイム
カクテルタイムは17:00~21:00、ティータイムよりさらに豊富なオードブルが提供されます。大都会の夜景、そしてアルコールとともに穏やかなひと時を過ごすことができます。
こちらはメインのハンバーグで、カクテルタイム利用者全員に提供されます。焼き加減もばっちりで、ホテルオリジナルのソースは絶品。
メニューは豊富で、和食前菜、中華前菜、サーモン・チーズ・オリーブなどのシャルキュトリーが追加で提供されます。どれも外れなく単品で頂けるので、おなか一杯にならずに幅広く楽しめるので、非常に嬉しいサービス。
そのほかデザートのケーキやプリンはラウンジの冷蔵庫にあります。ドリンクも充実しており、シェフこだわりの赤ワイン(シラー、メルロー主体)、白ワイン、日本酒、ウイスキーなどのスピリッツもあり、種類豊富でした。
4-3. 朝食
クラブラウンジの朝食は、前菜やスープは必ずついてきますが、メインの卵料理や朝食セットはオーダー制。そのほかの軽食はビュッフェスタイルとなっています。ドリンクに関してはジュースはもちろん、朝からシャンパンを頂くことも可能です。
まずはホテルこだわりのミネストローネ、サラダが提供されます。ほかにも、ティータイムと同様の前菜のセットやバゲットがカウンターに並んでおり、好きなだけ頂くことができます。
メインのオムレツはトリュフが入っており、濃厚な香りが素晴らしく、とても美味しいです。深川焼のお皿とのコントラストもきれいで、朝からハイクオリティな朝食に癒されます。
こちらは和朝食のセット。焼き魚とお味噌汁、白米、明太子、漬物で構成されたシンプルな内容です。ボリューム感が程よく、ほかのメニューも余裕をもって楽しむことができました。
5. ザ・キャピトルホテル東急のレストラン
今回はクラブラウンジのみの利用となりましたが、ザ・キャピトルホテル東急には他にもレストランがあります。中でもメインバー「ザ・キャピトルバー」の雰囲気が良く、おすすめです。
6. チェックアウト
クラブラウンジにてゆったりチェックアウト。今回の滞在では、ホテルの上質感、5つ星も納得のサービス、居心地の良さなど、期待を上回るホテル体験となりました。ビジネスユースでリピートしたい、そんな思いでこのホテルを後にしました。
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7. ザ・キャピトルホテル東急の価格・プラン
ホテルの価格は予約サイトからであれば一休のタイムセールが最安で、今回宿泊した「プレミアクラブ」が121,000円~となります。
また一休ダイヤモンド会員特典として、ホテルクレジットやスパのディスカウントといった魅力的なサービスもあります。
参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。
※宿泊時期によって変動がございます
【参考】他の高級ホテル宿泊記
最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。
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