【宿泊記】シャングリラ東京 - ホライゾンクラブデラックスルーム

今回は東京の5つ星ホテル「シャングリ・ラ東京」に宿泊。クラブラウンジアクセス付きの客室に滞在し、素晴らしいフードプレゼンテーションに圧倒されるホテルステイとなりました。この宿泊記ではホライゾンクラブデラックスルームやクラブラウンジ、ロビーラウンジ、ルームサービスの朝食メニューを紹介していきます。
目次
1. ホテル概要

世界各国に5つ星ホテルを構える高級ホテルブランド「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」。その日本初進出のホテルとして、2009年、丸の内トラストタワー本館に開業。27~37階までのフロアに全200の客室、レストラン、バー、チャペルなどを構える、5つ星ラグジュアリーホテルです。
所在地: 〒100-8283 東京都 千代田区 丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館
アクセス: 東京駅日本橋口から徒歩1分
連絡先: 03-6739-7888
チェックイン: 15:00
チャックアウト: 12:00
公式サイト: LINK
2. チェックイン

ホテルは東京駅日本橋口、八重洲北口から徒歩1~2分でアクセスできます。少々わかりにくいのですが、東京駅の東側、ヤマダ電機の道路を挟んで向かい側に、ホテルのロゴが見えてきます。
徒歩で向かう場合はここからビルの間を進んでいき、ホテルのある「丸の内トラストタワー本館」へ。都内ホテルでは珍しくエントランスが正面になく、どことなく隠れ家的な、スモールラグジュアリーな様子に胸が高まります。

煌びやかなシャンデリアに演出されたエントランス。ギフトショップも併設され、シャングリ・ラオリジナルの素敵なチョコレートが顔をのぞかせます。また、到着直後に荷物を客室に搬送していただいたりと、スピーディーな対応は流石の5つ星です。
ロビーフロアのある28階へ。エレベータに入ると、天井に光り輝くシャンデリアや、ダイヤモンドのような手すりといった、輝かしいインテリアの数々に目を奪われてしまいます。

ロビーフロアは小規模ながら、「桃源郷」の名に恥じぬ豪華絢爛な世界観に魅了されます。休日ながら利用客は少なく、ラグジュアリーホテル本来の落ち着きと余裕に満ちた、素晴らしい雰囲気です。
サービスはホテル全体として、きめ細かく丁寧。ロビーに到着するとすぐにクラブラウンジへ案内していただき、まったくストレスのないアプローチでした。
館内には様々なアートワークが展示され、シャングリ・ラの世界観に引き込まれていきます。優雅な大理石に、杢目の美しい壁材、そしてそれらを演出する照明と、まるで美術館にいるかのような非日常的な気分になります。

今回はクラブラウンジにアクセスできる「ホライゾンクラブデラックスルーム」を予約したため、ラウンジでチェックイン。アフタヌーンティーを頂きながら手続きすることができました。クラブラウンジのサービスは後ほどご紹介。
客室カテゴリ | 客室タイプ | 広さ |
---|---|---|
スイート | プレジデンシャルスイート (キング) | 269㎡ |
| シャングリ・ラスイート (キング) | 150㎡ |
| プレミアスイート (キング) | 120㎡ |
| エグゼクティブスイート (キング) | 68㎡ |
クラブフロア | ホライゾンクラブプレミア (キング) | 68㎡ |
| ホライゾンクラブデラックス インペリアルガーデンビュー (キング / ツイン) | 50㎡ |
| ホライゾンクラブデラックス (キング / ツイン) | 50㎡ |
スタンダード | プレミア (キング) | 68㎡ |
デラックス インペリアルガーデンビュー (キング / ツイン) | 50㎡ | |
| デラックス (キング / ツイン) | 50㎡ |
3. 客室 - ホライゾンクラブデラックスキング

クラブラウンジにアクセス可能な「クラブフロア」は、ホテル最上部の35~37階にあります。客室フロアは香港系ホテルらしい、どこかエキゾチックさを感じさせる内装で、とてもエレガント。
今回はホテル36階、東京 八重洲方面の客室に滞在。エレベーターホールから客室までのアプローチも素敵で、シャングリ・ラの世界観が余すことなく表現されています。
3-1. リビング・ベッドルーム

客室に入ると、シャンパンゴールドの大理石、そして朱色の木材を基調とした、エレガントな空間が広がります。客室の構成に新しさはないものの、色合いの美しい煌びやかな客室です。

50㎡の広々とした客室は、インパクトあるベッドボードを配したベッド、ゆったりとしたデイベッド、デスク、テレビ、小物置き、クローゼットなどで構成されています。
シーツの白色と、ベッドの赤い木材、壁材とのコントラストがハイセンス。ちなみにベッドはシーリーベッドの最上級ブランド「スターンズ&フォスター」を採用しており、滑らかなシーツは肌触りよく、寝心地も抜群。
ベッド両脇のナイトテーブルは非常に質感がよく、上品な杢目とレザーの組み合わせが美しいです。また、USB給電と照明、レース・カーテンの調整を行うことのできるパネルが備え付けられています。
大人一人が寝ころべるほど、ゆったりとしたデイベッド。その先には、東京 八重洲方面、日本橋方面、湾岸エリアのビル群が広がります。ちなみに、”インペリアルガーデンビュー”と名の付く客室では、皇居や富士山、東京駅を見渡すことができます。

近未来的な夜景も必見。港区周辺の高級ホテルと比較してダイナミックさはないものの、こちらの方がより遠方までを見渡せる眺望となっています。

楕円型のデスクは木材とレザーの組み合わせで、高級感・重厚感があります。デスク脇にはコンセントが用意されていたりと、デスクワークにも配慮されています。

ベッド前には、ミニバー、ハンガー付き小物置、移動式のバッゲージラックも配置されています。とくに小物置は便利で、上段のカップにアクセサリーや時計、ハンガーにジャケットと、使い勝手が良いです。
ミニバーにはワイングラスを含むカトラリー一式や、紅茶、緑茶、ほうじ茶などのティーパックが用意されています。ドリンクもありますが、こちらは有料です。
3-2. バスルーム / アメニティ

大理石の天板にライトアップされた大きな鏡と、バスルーム前の洗面台付近も豪華。右手はトイレとなっており、室内からバスルームのブラインドを開け閉めできるパネルも配置されています。
化粧品セットの入ったポートが用意されているのはシャングリ・ラ東京ならでは(もちろん持ち帰りOK)。そのほか、ハミガキセット、髭剃りセット、シャワーキャップ、くしなどの基本的なアメニティは全て洗面台に収納されています。

ドライヤーは、SNSでも話題の「レプロナイザー」。乾かすだけでしっとりと髪に艶が出る仕上がりは、美容系インフルエンサーの中でよく取り上げられているのもうなずけます。

ベージュ色の石材で構成されたバスルームは、洗い場を広めに確保した空間となっており、高級感と機能性を両立させています。シャッターを下ろせるため、ベッドルームからのプライバシーも確保できます。

バスタブは大きくはないものの、体のラインに沿った丸みのあるデザインでリラックスできます。黒い大理石とのコントラストも、とても美しく、見ているだけで楽しめます。

洗い場は他の高級ホテルの客室よりも広くとられてあり、非常に快適。シャワーはレインシャワーとハンドシャワーで、操作もシンプル、そして水圧も十分にあります。

バスアメニティは、奥深く繊細な香りが特徴のモルトンブラウン。「ヘブンリー ジンジャーリリー」は、シャングリラ東京の世界観にあった、ジンジャーやローズのエキゾチックな香りが印象的です。
シャングリ・ラ東京のバスルームは他高級ホテルと比べて、ちょっとしたアメニティが充実しています。例えばバストレーやバスピロー、泡立てやすいタオルなど、バスタイムがより快適になる工夫が随所に感じられます。
4. ホライゾンクラブラウンジ

ホテル最上階37階に位置する「ホライゾンクラブラウンジ」は、ホライゾンクラブフロアまたはスイート宿泊者専用のラウンジ。専任のコンシェルジュサービスや1日4回のフードプレゼンテーションなど、特別なサービスが提供されます。
営業時間:リフレッシュメント 10:30~19:30 / アフタヌーンティー 13:30~16:30 / イブニングカクテル 17:30~19:30 / 朝食: 7:30~10:30
場所: ホテル37階

ラウンジ内はロビーの豪華絢爛な様子からは大きく変わり、優雅な大人の雰囲気が漂います。サービスも「しっとりとさりげない、でも手厚い」おもてなしが印象的。2018年から5つ星を獲得し続けているだけあり、非常にクオリティが高いです。

ラウンジは2人用のテーブル席を中心に、ファミリー向けのソファ席や個室が用意されています。窓の外からは客室と同じ東京 八重洲方面の大都会から、浅草方面の下町、スカイツリーまでの様子が広がり、穏やかな時が流れています。

客層は年配のお客様が多く、高級ホテル本来の落ち着いた雰囲気。上級会員を増やし過ぎて常時ラウンジが混雑な「マリオット系ホテル」がSNSではもてはやされる中、5つ星ホテルらしい格別感がたまりません。
4-1. アフタヌーンティー

アフタヌーンティーは13:30~16:30、チェックインの時間に合わせて頂くことができます。シャングリ・ラ東京ならではの色鮮やかなスイーツやジュースにときめきが止まりません。

アフタヌーンティーでは、ラウンジ奥の小スペースに、スイーツやスナック、グラスなどが綺麗に並べられています。基本はセルフサービスですが、ドリンクやケーキはスタッフさんに取りに行っていただくこともできます。
メニューは色々な味わいのあるクッキーやチョコレート、季節のスープ、フルーツケーキ、スナック、一品料理など。特にスープが美味しく、この日はカボチャのスープを頂き、心温まるひと時を過ごせました。
ドリンクはシャングリ・ラ東京名物のメロンジュースをオーダー。ほかにもホテルオリジナルの紅茶やコーヒー、もちろんアルコールもこの時間から頂くことができます。
4-2. イブニングカクテル

夕日が落ち始め、ラウンジ内は壮大な雰囲気に。イブニングカクテルは17:30~19:30と早めの時間に開始され、少々短めなのがネック。
メニューはお刺身、ローストビーフ、生ハムやオリーブ・チーズなどのシャルキュトリー、真鯛のポワレ、カモ肉のロティ、デザートのパンドケーキやタルトタタンなど。非常に充実しており、どれも外れなしの美味しさ。
アルコールはシャンパン、赤・白ワインのほか、オリジナルカクテル、スピリッツも頂くことができ、提供されるグラスもおしゃれ。カクテルはザ・ロビーラウンジだと1,500円前後はするので、お得感もあります。
決して広いラウンジではないのですが、混雑は全くなく快適そのもの。スタッフさんのアルコールをサーブのタイミングや、ちょっとした心遣いも素晴らしく、食事・サービスのトータルにおいて都内屈指のクラブラウンジだと感じます。
5. カクテルタイム - ザ・ロビーバー

イブニングカクテルの3杯目からはザ・ロビーバーに移動。イチョウの葉を模したクリスタル890個で構成されたシャンデリア。それを囲むように、高級感のある石造りのカウンターが配置されているエレガントな空間です。
営業時間:ティー 平日14:30~17:30、土日祝13:00~17:30 / ディナー 水~土 17:30~23:30
場所:ホテル28階
シャングリラのロビーバーといえばアフタヌーンティーが有名ですが、個人的には、ディナータイムにオリジナルカクテル(写真はオリジナルのマンハッタン)を頂くのがおすすめ。夜の利用客はとても少なく、大人の隠れ家のような落ち着いた雰囲気が魅力です。
6. 朝食 - ルームサービス

朝食はインルームダイニングを注文。クラブフロア宿泊者であればザ・ロビーバーでの提供もありますが、せっかくなので混雑を避けてゆっくり過ごしたく、室内で朝食セットを頂くことにしました。

今回は洋朝食と和朝食をそれぞれ注文。ルームサービスの朝食はやはり人気なようで、注文した時間より遅れがちとのこと。そのため、できればチェックイン時に注文しておきたいです。
アメリカンブレックファストはメインの卵料理に加え、付け合わせや4種類のブレッド、コーンフレーク、フルーツなど盛り沢山な内容で、今回のメインはパプリカやハム、キノコなど具沢山のオムレツを注文。ドリンクは、シャングリラ東京名物のメロンジュース。

日本料理「なだ万」が館内にあることもあり、和朝食のクオリティも一定確保されています。メニューや食器自体に真新しさはありませんが、味わいや素材にこだわりを感じさせる内容です。
7. シャングリラ東京のレストラン

今回はクラブラウンジのみの利用となりましたが、シャングリ・ラ東京には他にもレストランがあります。数こそ少ないものの、中でもシグネチャーレストランであるイタリアン「ピャチェーレ」のディナーコースはおすすめ。
8. チェックアウト

ぎりぎりまでクラブラウンジでくつろぎ、後ろ髪を引かれる思いでチェックアウト。滞在を振り返り、5つ星ホテルらしいソフト・ハード面でのクオリティの高さはもちろん、ラグジュアリーホテル本来の落ち着きと格式高さ、そして高揚感を感じられる、素晴らしいホテルであると再認識しました。
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9. シャングリラ東京の価格・プラン
ホテルの価格は予約サイトからであれば一休のタイムセールが最安で、今回宿泊した「ホライゾンデラックスキング」が108,000円~となります。
また一休ダイヤモンド会員特典として、ホテルクレジットやスパのディスカウントといった魅力的なサービスもあります。
参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。
※宿泊時期によって変動がございます
【参考】他の高級ホテル宿泊記
最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。