【宿泊記】シャングリ・ラ ホテル東京 - デラックス インペリアルガーデンビュールーム
東京駅 八重洲口前の高層ビルに200室の客室を備える、スモール・ラグジュアリーホテル「シャングリ・ラ ホテル東京」。 ザ・ペニンシュラ東京に続き、5つ星ホテルのご紹介は2回目となりますが、”桃源郷”の名を冠する、その個性が気になっていました。
今回は週末のミュージカル鑑賞に併せて、こちらのホテルにお邪魔しました。
目次
1. チェックイン
当ホテルの車寄せは、丸の内トラストタワーの地下にあり、ホテルに向かうまでの都会の隠れ家的な様子に、期待が高まります。
地下1階受付は非常に小規模ながらも、サービスは充実しています。降車直後に荷物を客室に手配していただいたりと、そのスピーディーな対応に驚かされました。
ビルの28階には、地上階からは想像できない、非日常的な空間が広がっています。
煌びやかに輝くシャンデリアや、いたるところにあしらわれた金の装飾、美しい杢目のインテリアの数々、まさに豪華絢爛。
12月ということもあり、ロビーには豪華なクリスマスツリーも設置されています。他ホテルと明らかに一線を画す、そのラグジュアリーな世界観に引き込まれます。
フロントも小規模のため、やはり混んでしまうのは仕方のないところ。休日かつGoToトラベル対象ということもあり、特にチェックイン時は長い列ができていました。
ただ、ちょっとした相談にも親身に乗ってくださる点は印象的でした。事前予約なし・当日直前のアフタヌーンティーの席も確保してくださり、無理な要望にも柔軟に対応していただきました。
2. 客室 - デラックス インペリアルガーデンビュールーム
チェックインの手続きを終え、客室へ。エレベータに入ると、天井に光り輝くシャンデリアや、ダイヤモンドのような手すりに目を奪われてしまいます。
エレベータを降りると、その世界観を崩さない、エレガントな空間が続きます。絨毯や壁面、シャンデリア等、それらインテリアの美しさはトップクラスの印象。
2-1. リビング・ベッドルーム
客室は、高級感のあるシャンパンゴールドを基調に杢目の美しい朱色のインテリアが映える、煌びやかな客室となっています。
ライトアップによる空間の演出も巧みで、どこか同じ香港系ホテルであるザ・ペニンシュラ東京と似たような雰囲気を感じます。
ベッドは、シーリーベッドの最上級ブランド「スターンズ&フォスター」らしく、個人的にはこれまでご紹介してきたホテルの中で最も滑らかで、肌触りよく感じました。
ベッドの両脇には、USB×1と各種照明、レース・カーテンの調整を行うことのできるインパネが備え付けられています。また、こちらのナイトテーブルは非常に質感がよく、上品な杢目とレザーの組み合わせが美しいインテリアとなっています。
客室の奥には、窓に沿うように大きめのソファーとサイドテーブルが配置されています。
窓からの夜景を楽しみつつ、リラックスすることができます。
デスクは広く、ナイトテーブルと同じくレザーがあしらわれており、シンプルながらも重厚感は抜群。
また、デスク脇にはコンセント、USB、有線LAN、HDMIケーブルを接続することのできるパネルが設置されており、特に、デスクからテレビに投影できる点は魅力的です。WiFiも無料かつパスワードもなく、仕事用途として申し分のない環境です。
クローゼットはエントランス部分に設置されています。ハンガーはジャケット用×3、シャツ用×7(うち4つはクリップ付き)、サテンハンガー×2、アイロングッズもあるので、長期宿泊にも十分対応できます。
また、ヨガマットがある点は他ホテルと異なり、特徴的です。
ベッド前にはレザー製のバッゲージラックも配置されています。サイズ感としては若干小さめな印象ですが、短期宿泊用のスーツケースであれば、横に広げておけるスペースが確保されています。(写真はRIMOWA Classic Cabin S(高さ55cm×幅40cm×奥行き×20cm))
2-2. バスルーム
洗面台付近もその豪華さは健在。大理石の天板にライトアップされた大きな鏡と、バスルームへの期待感も高まります。
また、右手はトイレとなっており、室内からバスルームのブラインドを開け閉めできるパネルの配置されています。
シャングリ・ラ ホテル東京の客室の魅力の一つは、なんといってもそのバスルーム。
バスタブトレーといった設備、香り豊かなL'OCCITANE(ロクシタン)のケアグッズ、こだわりのタオルやドライヤー等、他ホテルと力の入れようが明らかに異なります。
ベージュ色の石材で構成されたバスルームは、洗い場を広めに確保した空間となっており、高級感と機能性を両立させています。
バス自体では大きくはないものの、体のラインに沿ったデザインで、リラックス感は抜群。
トイレは個室として独立式しており、洗面台付近の作りも統一感があります。便座も自動で開くタイプで、機能面での古さを感じさせません。
2-3. アメニティ
バスアメニティはL'OCCITANE(ロクシタン)の「JASMIN&BERGAMOTE」。
シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディソープはいずれもフレッシュ感のあるフローラルな香りで、華やかなジャスミンがバスタイムをさらに優雅なものにします。
その他ハミガキセット、マウスウォッシュ、髭剃りセット、シャワーキャップ、くし等、基本的なグッズは全て取り揃えてあり、洗面台に収納されています。
ドライヤーは、Bioprogramming Clubの「レプロナイザー」。乾かすだけで、しっとりと髪に艶が出る仕上がりは、美容系インフルエンサーの中でよく取り上げられているのもうなずけます。
2-4. 客室からの眺望
客室からの夜景も美しく、眼下には東京駅、丸ノ内・大手町のビルが輝きます。東京駅をこのように眺めることのできるホテルは珍しいかと思います。
休日の朝はまた違った様子で、平日の賑わいは嘘かのように、静かで穏やかな顔を見せます。こういった景色を楽しみながら、ルームサービスいただく朝食は格別でした。
3. フィットネスセンター・プール
29階のフィットネスクラブは宿泊客であれば無料で利用可能で、事前予約も不要です。
受付等も一切なく、ルームカードキーで自由に出入りできる形式のようで非常に使い勝手が良いです。
フィットネスクラブに入ると、右手にプール、左手にジムがあります。
朝方にはフィットネスセンターを利用しましたが、利用客はほとんどおらず、快適。
TECHNOGYM(テクノジム)社製のマシンも他ホテルと共通で扱いやすいです。
4. アフタヌーンティー - ロビーラウンジ
今回の宿泊では、フロントデスク正面の「ザ・ロビーラウンジ」でアフタヌーンティーを頂きました。予約なし、当日申告にも関わらずスムーズに手配してくださったホテリエの方に感謝です。。。
11月は秋の味覚をふんだんに使用したオータムアフタヌーンティーです。果実味のしっかりとした華やかなロゼで乾杯。
下の段から3種のスコーン、セイボリー、スイーツのプレートが色とりどりに並びます。
鮭や鯖、秋刀魚などを使用したセイボリーメニューからは秋の訪れを感じ、南瓜や栗を使用したスイーツはどれも甘さ控えめで絶品です。
特に、ブドウのタルトがみずみずしく酸味もあり気に入ってしまいました。
ウェルカムティーとしてシャングリラホテルオリジナルの「オリジナルヒマラヤンブレンド」をサーブしてくれます。シンプルながらも深みと渋みを感じる味わい…
その他にもカカオの風味の中にピンクペッパーが香る「チョコレートモンキー」やパッションフルーツの酸味が印象的な「ガーデンオブエデン」を頂きました!
15種類程の紅茶が用意されていて、メニューによって選ぶのも楽しめます。
大きな窓から都心の景色を臨む店内は光を多く取り込み、明るく爽やかな印象。陽が沈むと雰囲気は一転し、天井のオレンジの照明が優しく照らしムード溢れる空間に。
やはり客層は、女性客が9割ほどで多い印象です。
5. カクテルタイム - ロビーラウンジ
ディナー後のカクテルは、アフタヌーンティーと同じく「ザ・ロビーラウンジ」でいただきました。夜はまた違った様子なので、その雰囲気やメニューをご紹介します。
カクテルタイムは店内中央部のバーカウンターを利用しました。
イチョウの葉を模した煌びやかなシャンデリアを囲むように、高級感のある石造りのカウンターが配置されている、ラグジュアリーな空間。
夜の利用客は非常に少なく、昼とは真逆で、大人の隠れ家のような落ち着いた雰囲気に満足感も高いです。
こちらは当ホテルオリジナルの「シャングリ・ラ マティーニ」。
シェイクなし、ステアのみで作られるこのカクテルは、柑橘系リキュールの味わいが艶やかに感じられる、非常にエレガントな一杯。
利用するリキュールもオリジナルに調合したもので、バーという空間含めて、シャングリ・ラ ホテルの”おもてなし”を感じることのできる素晴らしい体験となりました。
こちらもオリジナルカクテル「フロレゾン ジントニック」。
シャンパングラスに注がれた一杯は爽やかで、香りは柑橘系に加えて、ローズマリーに似た花の香りも感じられます。
まさに、口直しや最初の1杯に最適なカクテルでした。
その他、季節限定メニューで、スモーキーフレーバーを加えたマンハッタンや、クラシックカクテル「ホワイトレディ」もオーダーしました。
6. ブレックファースト - ルームサービス
今回の朝食はルームサービスで洋朝食をいただきました。
メインの卵料理に加え、付け合わせや4種類のブレッド、コーンフレーク、フルーツなど盛り沢山な内容です。
メインは今回もオムレツとポーチドエッグをオーダー。
パプリカやハム、キノコなど具沢山のオムレツは食べ応えがあります。
ドリンクは食後のコーヒー紅茶の他にフルーツジュースを選ぶことができ、今回はメロンジュースをチョイス。メロンをそのまま絞ったような果実味とフレッシュさ溢れる味わいに感動。
サービス面では、部屋まで料理を運んでくださったスタッフの方が非常に気さくで、食事の準備をする間にもメニューのことやホテルの事を笑顔でお話ししてくれました!
そのおかげで、ルームサービス特有の気まずさは全く感じませんでした。
7. チェックアウト
チェックアウト前にバスタイムで滞在の思い出を振り返り、手続きへ。
5つ星ホテルらしく、ソフト・ハード面でのレベルはどれも高いものの、何よりシャングリ・ラ独自のラグジュアリーな世界観に魅了されてしまいました。
次回宿泊する際は、クラブラウンジ 「ホライゾン クラブラウンジ 」でさらなるサービスも楽しんでみたい、そう思いつつこのホテルを後にしました。
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8. シャングリ・ラ ホテル東京の価格・プラン
結論としては、一休.comのタイムセールが最安かと思います。
今回利用した「デラックス インペリアルビュールーム」は大人2名×1泊(朝食付)で、¥44,000程度(税サ込)となります。
参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。
9. (参考) 他ホテルの宿泊記
最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。
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