【宿泊記】パークハイアット東京 - パークスイート
ホテル椿山荘東京やウェスティンホテル東京と共に、国内ホテル新御三家として数多くの著名人を魅了し、愛されてきたホテル「パークハイアット東京」。今回は久々のハイアットということで、スイートルームを確保。客室だけでなく、ニューヨークバーでのJazz Liveにも期待を寄せ、こちらのホテルにお邪魔しました。
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目次
1. チェックイン
ホテルに到着すると、高級感あるスタイリッシュなインテリアに迎え入れられ、引き締まった雰囲気の中、チェックインへ向かいます。
エレベーターに乗り、フロントへ。エレベーター内は重厚感ある印象で、どの装飾もこだわり抜かれた品々であることが伺えます。
フロントのある41階に降り立つと、都内を一望できるパノラミックビューに加え、清々しい空を一面に捉えた「ピーク ラウンジ」が広がります。その開放感溢れる様子に、思わず声をあげてしまいます。
そんな開放感あるラウンジを抜け、チェックインへ。奥に進むにつれ、モスグリーンやダークブラウンを基調とした気品ある佇まいの中、遊び心溢れるライブラリやモダンアートコレクションと意匠の数々に魅了されます。
単に「スタイリッシュ」や「エレガント」という言葉だけでは表現できない、感性が刺激される空間は、何度見ても飽きることがありません...
90年代開業とは思えない、全く色褪せないその様子からは、ハイアット上位カテゴリとしての並々ならぬ意思を感じさせます。
サービス面においては、グランドハイアット東京とはまた異なり、適度な距離感が嬉しい、スピーディそしてスマートなサービスが印象的。降車〜チェックインまでの案内も非常にスムーズでした。
また、チェックイン時には、予約していたパークスイートより上位のトーキョースイート(220㎡)やプレジデンシャルスイート(290㎡)への有料アップグレードも案内いただきました。前者は通常レートの1/3程度と非常にお得(通常は70万円/泊程度)。予約できない事も多いので、気になる方は是非足を運んでみてください。
2. 客室 - パークスイート
今回滞在では、パークハイアット東京ならではのこだわりを感じたく、5番目の広さ(100㎡)を誇る「パークスイート」をチョイス。42階 新宿ビューの客室をアサインいただき、期待に胸を膨らませつつ、客室へ向かいます。
2−1. リビングルーム
客室に入ると、フロントから続く、パークハイアット東京らしい上品かつ洒落た空間が広がります。エントランスからはリビングルームだけでなくバスルームにも繋がっており、スイートルームならではの不便さを感じさせません。
オリーブグリーンのラグマットと、ライムストーンを彷彿とさせる壁面とのコントラストは非常に美しく、鏡を多用したデザインは、まさに”ハイクラスな都会の夜”を彷彿とさせる、唯一無二の雰囲気があります。
そんなモダンな雰囲気の中、和紙や竹細工、格子模様といった和を意識させる要素も随所に取り込まれており、驚きと発見に満ちた、素晴らしい客室に仕上がっているように感じます。
クローゼットはエントランス脇にあり、ウォークインクローゼットとなっています。
そこまで奥行きはないものの、左右に開けた構造で、バッゲージラックも配置されています。小物入れも豊富なため、総じて扱いやすい印象を受けました。
2−2. ベッドルーム
ベッドルームは、屏風や提灯を連想させるインテリアに囲まれ、リラックス感ある和のテイストに仕上げられています。控え目な調光も美しく、非常に作り込まれている印象を受けます。
ベッド前には大型のテレビとデスクが配置されています。テレビはHDMI用のケーブルが付属していたりと、ハード面においてもニーズに合わせてアップグレードされている印象があります。
非常にシンプルで、安定感のあるこちらのデスク。コンセントは右側のみ、不要な収納は一切ないといったデザインで好みは分かれますが、質感は良く、個人的には好印象でした。
2−3. 客室からの眺望
今回の客室からは、東京都庁や時計台(NTTドコモ代々木ビル)、新宿中央公園といった、新宿を代表する景観を一望できます。どこかレトロさを感じさせる都会の様子と、緑を感じさせる、パークハイアット東京ならではの眺望です。
周囲も超高層ビルが立ち並ぶ、都庁前の夜景。最近のホテルはどの夜景も個性があり美しいものばかりですが、パークハイアット東京の夜景のインパクトはやはり圧倒的。長年愛され続けてきたのも頷ける、群を抜いて素晴らしいものがあります。
2−4. バスルーム
グランドハイアット東京と同じく、ベージュカラーの石材で構成された空間は抜群の高級感を誇ります。また、市松模様の床面や、鏡を多用したデザインは、他ホテルには見られない優雅なバスルームを作り出しているように感じます。
こちらはバスタブとシャワールームが別になったタイプ。使い勝手の良し悪しは個人差が大きいかと思いますが、空間としては機能別に分けられ、より洗練された印象があります。
化粧台はバスルームにつながるエントランス脇に配置されています。広々としたデスクで高級感も十分。一方で、一度スリッパに履き替える必要がある点は、少々不便に感じるかもしれません。
アメニティは、国内外で圧倒的な人気を誇る、「AESOP」。個人的にも普段使いで利用しているので、非常に嬉しいチョイス...!ミントやシダーウッド、ハーブを感じさせる、上品かつナチュラルな香りで、バスルームの雰囲気ともマッチ。バスタイムをより一層優雅なものにします。
その他ハミガキセット、シェービングセット、くし、マウスウォッシュ等、基本的なグッズは全て取り揃えてあり、シンプルな梱包と共に、綺麗に収納されています。
3. カクテルタイム - ニューヨークバー
今回の宿泊の目的の一つである、最上階52階の「ニューヨークバー」。Jazzの生演奏が響く、落ち着きある空間でのひとときをご紹介します。
店内は薄暗く照明が落とされ、一面のガラス窓からは東京の光り輝く夜景を一望できます。店内には海外からの利用客の姿も目立ち、大人で異国感の漂う雰囲気。jazzの生演奏を聴きながら過ごすひとときは上質で心癒される瞬間でした。
夜景や豊富なカクテルのラインナップはもちろん、なんといってもニューヨークバーの大きな魅力は生演奏のジャズライブ。繊細なピアノの音色とドラム、ウッドベース の安定感のある低音、そしてボーカルのダイナミックな歌声が圧巻。まるでコンサートに来たかのような感動と迫力があります。
ファーストオーダーはいつも通り、王道の「マティーニ」。大ぶりなグラスに注がれ、ドライジンのキレの良さを感じる一杯。塩味の強いオリーブがカクテルの輪郭をよりシャープなものにし、力強くも爽やかな1シーン演出します。
夕暮れ後、店内は青色に染まり、幻想的な雰囲気に。
あわせて、ウイスキーベースの「オールドファッションド」をオーダー。バーボン独特のカラメル香と、素材のシュガーを強く感じさせる味わい。カットされたオレンジは眺望とのコントラストも美しく、華やかな夜の始まりを予感させる、そんな一杯となりました。
最後は大都会 新宿の夜景にインプレッションを受け、マンハッタンとコスモポリタンをオーダー。甘味の強いマラスキーノチェリーは、まさにニューヨークの摩天楼を彷彿とさせる煌びやかさがあります。
徹底した雰囲気作りやカクテルへのこだわり、エンターテイメントとしての魅力。どれをとっても他ホテルと一線を画す圧倒的な存在感と輝きの溢れる空間で、満足度の高いカクテルタイムとなりました。
4. ブレックファースト - ルームサービス
朝食はゆったりとした客室で楽しみたく、ルームサービスをオーダー。和定食か洋朝食が選択可能ですが、今回も洋朝食をチョイス。
メインのオムレツの焼き加減はしっかり目で、具材も充実。付け合わせのトマトやブロッコリーに加え、サラダやフルーツがたっぷり含まれた内容で、朝からフレッシュな野菜や果物を摂ることができます。
また、ブレッドバスケットのクオリティも高く、カスタードクリームと苺のデニッシュはデザートとしてもぴったり。全体的にヘルシーかつボリューム感も軽やかで、女性人気も高そうな内容だったように感じます。
5. チェックアウト
ホテルでの素晴らしい思い出に後ろ髪を引かれる思いで、チェックアウトへ。
今回の滞在では、流石パークハイアット、そう思わせる仕掛けを堪能できた素晴らしい体験となりました。トーキョースイート等、よりこだわりの詰まった、ハイグレードな客室も実際に宿泊して楽しみたい、そんな思いでこのホテルを後にしました。
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6. パークハイアット東京の価格・プラン
今回の客室「パークスイート」については、結論として、一休.comのタイムセール利用が最安で宿泊できるかと思います。大人2名×1泊(朝食付)で、¥70,000程度(税サ込)となります。※休日は¥77,000程度(税サ込)
参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。
7. (参考) 他ホテルの宿泊記
最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。
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