【宿泊記】パラディー・リゾート&スパ - ビーチフロント プールヴィラ【タイ/サメット島滞在記】
プライベート感あるビーチが魅力のサメット島。その中でもトップに位置するラグジュアリーホテル「パラディー・リゾート&スパ」に滞在しました。
こちらの宿泊記では、客室「ビーチフロント プールヴィラ」や、プール、レストランなどの施設を紹介していきます。
目次
1. ホテル概要
ホテルはタイの南部に位置する離島「サメット島」の南部、エメラルドグリーン色のアオ・キオ ビーチが目の前に広がる最高のロケーションにあります。客室は40部屋のみで全室がヴィラタイプ。広大な敷地内にスパやフィットネスセンター、レストラン、バーを備える
所在地: Koh Samet 76 Moo 4 Tumbol Phe,, Amphur Muang, Rayong 21160 タイ
アクセス: バンコクからバスとスピードボート、リムジンをで約3時間30分
連絡先: +66-38-644-284
公式サイト: LINK
2. チェックイン
今回はバンコクからサメット島まで向かいます。まずはBTS エカマイ駅近くのエカマイ イースタンバスターミナルからシャトルバスに3時間ほどでバンペー港へ。金額は150バーツ(約580円)ほど。現地ではチケットの購入がわからないことが多いですが、バスターミナルで「サメット!」と言うと通じるので大丈夫です。
ここから迷うのが、パラディー・リゾート宿泊者専用のスピードボートが出ている"ジャデット桟橋"への行き方。ここでも港で「パラディー!」と伝えると、バイクを改造した謎の乗り物で連れて行ってくれます。少々心もとない乗り物に恐怖を感じつつ...桟橋まではおよそ5分ほどで到着。
ジャデット桟橋では宿泊者専用のラウンジが設けられており、スピードボートの時間までにチェックイン手続き荷物の預け入れを事前に済ませることができます。手続きのタイミングで、客室の香りや用意するハンドソープを選べたのは非常に魅力的なサービスでした。
スピードボートは14時と17時の2便のみで、バンコクから移動する際は余裕を持った方が良いです。青々とした空と海に高揚感も高まりつつ、スピードボートに乗り込みます。
スピードボートはジェットコースターかのような揺れ具合にびっくり。サメット島までは15分ほどですが、ある意味充実感たっぷりのアクティビティです。島に着いた後もバスの激しい揺れが続くので、乗り物酔いのする方は要注意です。
サメット島に着いてからは入島税を支払い、サファリパーク?!のような専用バスでホテルへ向かいます。地元の集落を突き抜け、山を上り下り...ここまでの道のりでも美しいビーチが見え、素晴らしい景観に心躍ります。
15分ほどでホテルに到着。ホテルの広大な敷地は、周囲を南国の自然と美しいビーチに囲まれており、ベージュの建物がとても映えています。イメージしていた"海外のリゾート"そのもので、興奮を隠せません。
ここからはカートに乗り込みホテル敷地内を案内していただけます。敷地内はさながらジャングルかのようで、様々な動植物が見られるのも楽しみがいがあります。
奥に進んでいくと、エメラルドのビーチが目の前に広がる素敵なヴィラに到着。こちらが今回宿泊する「ビーチフロント プールヴィラ」で、名前の通り、ビーチに面したプール付きのヴィラで、パラディー・リゾートの中でおすすめ、かつ人気のある客室となっています。
客室カテゴリ | 客室タイプ | 広さ |
---|---|---|
ヴィラ | スイートヴィラ | 200㎡ |
| ヴィラ101&102 | 100㎡ |
| ビーチフロント プールヴィラ | 100㎡ |
| ガーデンプールヴィラ | 100㎡ |
プールヴィラ | 100㎡ |
3. 客室 - ビーチフロント プールヴィラ
ヴィラはビーチに面した正面以外が白い壁で囲われており、正面扉もいかにも重厚な見た目をしています。そのプライベート感溢れる雰囲気に、胸が高鳴ります。
扉を開けると、アオ・キオビーチが目の前に広がる素晴らしい景色が飛び込んできます。奥には専用プールやバスタブ、リクライニング、手前にはダイニングテーブルもあり、美しいビーチを余すことなく楽しめるつくりとなっています。
ヴィラの全体像はこのような感じになっており、外へは右側のエントランスと奥のドレッシングルーム2つからアクセスできます。海水浴をするシーンも多いので、バスタブやシャワーブースですぐに水浴びできるのは嬉しいポイントです。
3-1. リビング / ベッドルーム
まずはエントランスからご紹介。南国リゾートらしい雰囲気づくりは素晴らしく、ゆったりとくつろげるスペースが多いのも魅力的です。また、ジャデット桟橋で選んだ香りがお香としてたかれており、非常に癒されます。
エントランスにはミニバーもあり、コーヒーや紅茶、お水はいずれも無料。有料ではありますが、基本的なスピリッツや日本で見ないようなスナックも用意されています。
エントランスには人数分のビーチサンダルも用意されていて、そのままビーチに直行できる嬉しいおもてなしです。こちらは持ち帰りしても良く、旅の思い出にもぴったり。
エントランスを進んでいくとベッドルームが広がります。ベッドは天蓋(キャノピー)つきで、豪華な雰囲気がたまりません。またシーツは心地よく、マットレスも適度な反発感で、見た目だけでない快適さへのこだわりも感じました。
ベッドからビーチを見渡せる贅沢な眺めも特徴的です。センターテーブルも配置されているので、外のダイニングテーブルだけでなく、室内でも飲食できるようになっています。
デスクはベッドの真裏に設置されてあり、お仕事もこなせる嬉しいつくりになっています。WiFiも各部屋に用意されていて、作業中、特に通信速度に困ることはありませんでした。
3-2. シャワーブース / アメニティ
ベッドルームを奥に進むと、正面にシャワーブース、左手に玄関とドレッシングエリア、右手にクローゼットとレストルームがあります。中でもシャワーブース前のしつらえが異国感たっぷりで、気分も上がります。
シャワーは、まさかの外に面したタイプ。虫は少ないものの、葉っぱや小枝が落ちていたりと"自然の中"を満喫できます。レインシャワーとハンドシャワーの2つがありますが、水圧は非常に弱く、温水もなかなか出てこないのは、離島ゆえ仕方がないのかもしれません。
こちらは外への出入り口に面したドレッシングエリア。シンクは1台のみのシンプルな構成ですが、ペットボトルに南国のお花が添えられていたりと、細部へのこだわりも感じさせます。
歯ブラシやタオルなど基本的なアメニティは揃っています。バスアメニティはシャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュ、ボディクリームは据え置き型で持ち帰りできないものの、ハンドソープは好みのものを選べるのが魅力的です。
レストルームのトイレはウォッシュレット代わりのハンドシャワーが付属したタイの標準スタイル。タイのトイレは紙詰まりを起こすことが多く、こちらのトイレも水流が貧弱でひやひやでした。
3-3. プール / バスルーム
外に出ると、贅沢なプライベートプール付きのおテラスがあります。ビーチも近いため、プールの利用頻度は高くはないものの、ジャグジー付であったりバスタブが近くにあったり、自由気ままにリゾート気分を満喫できる工夫があります。
バスタブはまさかの外にあって開放感抜群。プールにも近く、見た目は素敵なのですが、虫(特に巨大なクモ)が多く滞在中は利用しませんでした...
ビーチを望むテラスには、リクライニングやダイニングテーブルもあります。
サンセットと共にディナーやカクテルを頂き、あっという間に1日が過ぎていってしまいます...
ここからはアオ・キオビーチをはじめとする、パラディー・リゾートで楽しめるアクティビティをご紹介していきます。
4. アクティビティ
パラディー・リゾートの敷地内にはビーチやプール、スパなどなど、1日程度の滞在ではすべてを楽しめないほど様々な体験ができます。こちらではいくつかピックアップしてご紹介していきます。
4-1. アオ・キオ ビーチ
パラディー・リゾートが誇るアオ・キオビーチ(Ao Kiew)は、透明度が高くうっすらとしたエメラルド色が特徴的なビーチ。周囲にはソファやダイニングテーブルもあり、気の向くままビーチを満喫できます。
写真ではなかなか伝わりにくいのですが、曇りの日であってもこれだけの透明度。
カヤックやシュノーケリングもホテルの人に頼むと用意してくれるので、アクティビティも満喫できます。
雨季の時期でタイ都心部が雨続きであっても、サメット島のような離島であれば晴れていることが多く、雨季は離島狙いがよいのかもしれません。
なかでもビーチ中央部にある、木々の下にソファーが設置されたエリアがおすすめ。木漏れ日の中、読書でもしながらのんびりと過ごせます。
ビーチではオリジナルカクテルをオーダーするのもおすすめ。客室で注文すると、ビーチまで持ってきていただけるサービスも魅力的です。
カクテルはいずれも350〜380バーツ(約1,400円)ほど。中でもシグネチャーカクテルは色鮮やかで映えるものばかり。エメラルド色のビーチとの相性は抜群です。
朝方は潮が引き、ビーチの雰囲気も一変。どこか引き込まれるような、清々しい気持ちになる光景です。また、この日はサメット島の野犬が散歩しており、宿泊客から朝食をおねだりする姿にほっこりしてしまいました。
4-2. プール
パラディー・リゾートにはフロント周辺にプールもあり、プール無しの客室であっても、最高のロケーションでインフィニティプールを楽しめます。
目の前のアオ・キオビーチと一体化したようなプールは壮観です。日中は家族連れが多いものの、泳がずに読書をされている年配の方もいたり、皆自由に楽しんでいる雰囲気がても魅力的です。
プールは最も深いところで1.7メートルほど。入り口から奥に行くにつれて徐々に深くなっていく構造のため、お子様連れの方は注意した方がよさそうです。
4-3. フィットネス
フィットネスセンターは一度敷地を出てから、西側の海岸へ向かいます。サンセット・バーも同じロケーションにあり、こちらは荒々しい海の様子や周囲の緑を眺めながらトレーニングができる贅沢な環境です。
室内はガラス張りとなっており開放感抜群。ランニングマシーンなど基本的な機材は揃っている印象です。また、日中は利用客もほとんどいないため、人目を気にすることなく利用できるも魅力的でした。
5. アフタヌーンティー - ルームサービス
パラディー・リゾートでは、ルームサービスでアフタヌーンティーをオーダーすることもできます。事前の予約は不要、さらにはお届け先がレストランやヴィラ、ビーチ、プールなど幅広く選べる魅力的なサービスです。
営業時間:15:00~17:00
アフタヌーンティーはサンドイッチやケーキ、ドリンクがセットで提供されます。今回はビーチを眺めながら頂きたく、ヴィラに運んでいただくことにしました。
ケーキは南国らしいマンゴーに、色鮮やかなイチゴがのったショコラ。サンドイッチも含めて程よいボリューム感で、気軽に楽しむことのできる内容でした。
6. カクテルタイム - SUNSET BAR
ディナー前のカクテルタイムはSUNSET BARにて。アオ・キオビーチとは逆方向の高台に位置しており、ビーチとは正反対の表情を持つ荒々しい海と、雄大なサンセットをお酒とともに楽しめる、素敵なバーです。
営業時間:17:00~23:00
場所:ホテル敷地内 西側エリア
バーのアクセスは一度ホテルのゲートを出て、西側のエリアへと向かいます。進んでいくと、徐々にライトブルーの海が広がり、周囲にはフィットネスセンターや、ラウンジのある建物が見えてきます。
バーは岸壁の上に建てられた木製のテラスに位置しています。室内の席もありますが、中でもテラス席や外にせり出したソファー席がおすすめ。最高のロケーションで心行くまで夕日を眺めることができます。
日が落ちるにつれて、徐々に幻想的な光景に変化。この日は曇りがちで、夕日をはっきりと捉えることができませんでしたが、広大なパノラミックビューと、夕日が雲に映りこむ絵画のような様子に心が洗われるようでした。
テラスでは客室やプールと同じ、鮮やかなオリジナルカクテルの数々をオーダーできます。注文できるドリンクはルームサービスと同じで、4章で紹介した内容と同じになりますが、ビーチとは全く異なる雰囲気は新鮮で、お酒もついつい飲み過ぎてしまいました。
7. ディナー - THE RESTAURANT
カクテルを頂いた後は、オールデイダイニング「The Restaurant」へ。ロマンティックなキャンドルの明かりにつつまれた店内で、穏やかなディナータイムを過ごすことができました。
営業時間:7:00~23:00
場所:ホテル敷地内(2階からアクセス)
今回は飲み過ぎた後だったので、各自がアラカルトで注文。メニューは種類が非常に多く、ピザやパスタ、ハンバーガーを中心とした西洋料理から、40種類近いタイ料理まで幅広く取り揃えているため、連日でも飽きることがありません。
カレーだけでも、バターチキンカレーやローストダックのココナッツミルク入りレッドカレー、グリーンカレーなどなど。そしてピラミッド状のライスがなんともユニーク。
全体的に甘口でパクチーの量も多すぎないため、食べやすいメニューが多いように感じました。
8. 朝食 - ルームサービス
朝食はルームサービスを注文。客室に用意されている用紙を前日夜までに記入し、ヴィラの前に立てかけておくだけで、指定の時間に運んできていただけます。
メニューはフルーツをふんだんに使った洋朝食。色鮮やかなスイカやパイナップル、パパイヤを中心に、メインの卵料理やジュースが並びます。
卵料理はイングリッシュブレックファストとアメリカンブレックファストの2つから選べます。基本的には同じなのですが、付け合わせがポテトかマッシュルームかで異なっているようです。
他にもパンケーキやヨーグルト、ジャム、シリアルなども細かく選択でき、タイ料理も別で注文できる自由度がとても魅力的です。味わいも日本で食べ慣れた味付けで、何不自由ない、充実した朝食となりました。
9. チェックアウト
今回の滞在を通じ、バンコクの五つ星ホテルにも劣らないサービスのクオリティはもちろんのこと、何より他のリゾートホテルにはないプライベート感を楽しめる、そんな隠れ家的な雰囲気に魅了されてしまいました。
次回こそはスパやシュノーケリングといったアクティビティも楽しみたい、そんな思いでこのホテルを後にしました。
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10. パラディー・リゾートの価格・プラン
パラディー・リゾートを取り扱っている予約サイトはAgodaか公式のみ。中でもAgodaが最安で、ガーデンヴィラが45,000円~、ビーチフロントプールヴィラが91,000円~となります。
参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。
※宿泊時期によって変動がございます
11. (参考) 他ホテルの宿泊記
最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。
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