【宿泊記】伊豆ホテルリゾート&スパ - デラックス テラスツイン B1
昨年6月にオープンしたばかりでまだ情報も少ない、伊豆 熱川のスモールラグジュアリーホテル「伊豆ホテル リゾート&スパ」。素晴らしい眺望のフロントと客室の様子に惹かれ、とても気になっていたホテルでもあります...!今回は週末の気分転換も兼ね、こちらのホテルにお邪魔しました。
また、Youtubeでも宿泊動画を公開しているので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
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目次
1. チェックイン
伊豆ホテルリゾート&スパは、伊豆 熱川の別荘地内に位置し、熱川からホテルまでの間は行き交う車はほとんどいません。その特別感ある様子にホテルへの期待も高まります。
ただ、道も狭いため、大型車を利用されている方は注意が必要そうです。
ホテルに着くと、既にスタッフの方が準備されており、その丁重なおもてなしに心温まる思いで、チェックインへ。
フロントには伊豆の雄大な海を背景にインフィニティプールが広がり、その情景は公式サイトで見る写真以上に感動的なものがありました。
手続き後はウェルカムドリンクをいただきつつ、変わりゆく太平洋の様子や野鳥の囀りを楽しみ、記憶に残る素晴らしいチェックインとなりました。
ホテル全体として南国のリゾートを彷彿とさせる空間ながら、ホテルの至るところで伊豆の堂々たる海を高所から眺めることができるため、他ホテルにはない、独自のスモールラグジュアリーな空間を創り出しているように思います。
全部屋26室と少なく、そのプライベート感も抜群。宿泊した日はホワイトデー周辺だったこともあり、他の宿泊ゲストを見かけることがありましたが、どこも混雑した印象はなく、快適でした。
2. 客室:温泉露天 デラックステラスツイン B1
今回の客室は、ホテルの東棟3階奥に位置する「温泉露天 デラックス テラスツイン B1」。レストランや露天浴場に近い西棟にも客室はありますが、プレミア テラスツイン以外の客室はバルコニーの囲いが柵上になっており、客室の温泉露天に浸かりながら景色を眺めるには気になってしまいそう...そのため、囲いが透明なこちらをチョイスしてみました。
2−1. リビング・ベッドルーム
客室全体は、木材をベースに適度な装飾をあしらった、温かみあるデザイン。どこか温泉旅館を彷彿とさせる作りながら、使い勝手の良さも感じられます。
リビング奥にはコーナーソファーも用意されており、客室からの眺望を楽しみつつ、リラックスすることもできそうです。
脇のバッゲージラックは固定型ではなく、折り畳み式なので、スーツケースが大きい方は注意が必要かもしれません。
テレビ等の基本的な設備はもちろん、ワイングラスといったカトラリー一式も充実している印象です。ワインクーラーもフロントに連絡することで用意いただけるため、ハード面で特に困るようなことはありませんでした。
クローゼットがウォークインクローゼットとなっているのは、とても魅力的に感じます。内部の広さやハンガーの数も十分で、実用的です。
2−2. バルコニー・眺望
そして何より魅力的なのは、バルコニーと客室露天風呂。バルコニーでは、露天風呂の水の音や、野鳥の囀り、季節感ある草木の香り、雄大な太平洋の姿など...それら自然の様子を満喫することができます。
こちらはお昼の様子。この日は快晴で伊豆の島々をはっきりと捉えることができました。の活発な姿に趣を感じつつも、その迫力ある自然に圧倒されます。どのタイミングをとっても素晴らしい眺望に魅了され、滞在中のほとんどの時間はバルコニーで過ごすこととなりました。
ホテルに向かう道中は雨でしたが、チェックイン後には晴れ始め、日も見えてきました。客室に案内していただくと、雲と海の間からは虹が見え、どこか祝福を受けているかのような、とても暖かい気持ちとなりました。
幻想的な朝の様子。モヤがかかったかのような海を背景に、堂々たる伊豆大島が顔を覗かせます。温泉の音に癒されながら、野鳥も徐々に鳴き始め、清々しい1日のスタートとなりました。
2−3. バスルーム・温泉露天
石材を用い、間接照明でライトアップされた洗面台からは高級感が漂います。鏡の配置やコンセントの位置等、使い勝手も良い印象を受けます。
客室露天の前にはシャワースペースが設けられており、それぞれが仕切られた空間となっています。シャワー等の設備は非常にシンプルで、水圧の調整幅もあり特に不満点は見られません。
バルコニーに続き、客室の目玉の一つである、温泉露天。重厚感ある石材で構成された空間は高級感・プライベート感も抜群。温泉は常に流れ続けており、温度調整も可能。タイミングを特に気にすることなく、すぐに楽しむことのできる、魅力的な露天です。
目の前には伊豆の海が広がり、水面に映り込む空模様とともに、唯一無二なリラックス空間を作り出しています。目の前の仕切りが気になることもなく、草木に邪魔をされることがないので、今回の客室チョイスは正解のように感じます。(4階の客室であればベストかもしれません!)
バスアメニティはホテルオリジナルのハンドソープやシャンプー、コンディショナー等が用意されており、いずれもシダーウッドやハーブを基調とした、ナチュラルで清涼感のある香り。周囲の自然の様子ともマッチしており、露天風呂と併せてリラックス効果は抜群。
また、「CLARINS」のスキンケアグッズが用意されているのも非常に嬉しいところ。
その他アメニティーの梱包は簡易ですが、基本的なものは一色揃えられています。
3. ホテル内施設
ホテルには、客室とは全く異なる景色を楽しめる、露天の大浴場「ONSEN深湯露天」や、足湯を楽しめる「アクアガーデン」、レストラン・バー等も備え、中長期の滞在においても楽しみがいがありそうです。
3−1. 温泉大浴場 - ONSEN深湯露天
西棟に位置する大浴場では、客室とはまた異なる、立って入浴するスタイルで、伊豆の眺望を楽しむことができます。西棟4階のため、若干海からは遠くなるものの、視界はよりひらけており、伊豆の海がダイナミックに広がります。特に、夜間は都会では見られない星々が一面に輝き、その美しさは必見です。
また、利用客数は多くなく、一人で満喫できるタイミングも多いように感じます。
3−2. 足湯 - アクアガーデン
西棟1階アクアガーデンには、足湯スポットがあります。水盤に囲まれた座席の下には温泉が流れており、美しい空模様を楽しみながらリラックスできる空間となっています。
夜間はライトアップされ、どことなくエキゾチックな雰囲気となります。レストランやバーで食事を終えた後、静かな場所でゆっくりしたい、そんなシーンでも気軽に利用できそうです。
3−3. リゾートルーム
西棟1階にある、こちらの施設。宿泊者限定で利用可能なラウンジですが、現在はドリンクのセリフサービスのみで、まだ改装中の様子。
改築前はスイートルームであったかのような、吹き抜けかつオーシャンビューの素晴らしい間取り、そしてプライベートなバルコニーも備えています。今後サービスもさらに充実していくと思うので、期待できそうです。
3−4. フィットネスセンター
西棟にはスポーツジムも用意されており、機材は多くはないものの、何よりその眺望が魅力です。また、利用客もおらず、スタッフも在籍していないため、ほぼ貸切で利用することができます。
4. ディナー
ディナーは、メインレストラン「Dining&Bar WAVE」にて。海の幸と地元の食材をふんだんに使ったコース料理を堪能しました。
今回は窓側の席に案内いただき、広大な自然と海を眺めながら心癒される時間を過ごすことが出来ました。カジュアルな雰囲気の店内は席間隔も広く、気負うことなく寛ぐことのできる空間です。
ふっくらとした鶏肉と黒鮑の一皿や、クリーミーで素材感が際立つカリフラワーのポタージュなど、前菜から妥協を感じさせないレベルの高い素晴らしい内容でした。
なんといってもメインの黒毛和牛のローストはとろけるように柔らかく、春山椒を添えて頂くとピリッとしたアクセントが加わり極上の味わいです。
サービス面においては、1組1組に合ったパーソナライズされた声かけをされており、非常に好印象でした。ワインセレクトも良く、開業したばかりとは思えないほど充実しているように思います。
5. ブレックファースト
朝食もディナー会場と同様の「Dining&Bar WAVE」にて頂きました。
朝日が差し込み明るい店内は、気分まで清々しくさせてくれます。やはり窓側の席は人気のようで、来店時にはすでに満席...窓側の席であれば、広大な海を眺めながら朝食を楽しめるので、早めの入店がおすすめです。
メイン料理は洋食(スクランブルエッグ)か、和食(焼き魚)が選択可能です。今回は、和食をチョイス。魚は身が柔らかく伊豆の新鮮な素材の魅力を感じます。厚焼き卵もふわふわで絶品でした。
メインプレート以外は、ブッフェスタイルでの提供です。温泉卵や味噌汁、サラダ、香の物、納豆、フルーツやデザートなど充実した内容。
ドリンクは、数種類のフレッシュフルーツジュースと紅茶やコーヒーが用意されています。
6. チェックアウト
チェックアウト前には、雄大な景色が広がるフロントで腰を落ち着かせ、素晴らしい滞在の思い出を振り返ります。オープンからまもないホテルではあるものの、各サービスやレストランの品質は決して低くなく、これからの施設の充実とともに、非常に期待できるホテルであると感じています。なにより客室の温泉露天がとても魅力的で、そこまで有名になる前に宿泊でき、良い体験になりました。そんな思いで、このホテルを後にしました。
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7. 伊豆ホテルリゾート&スパの価格・プラン
今回の客室「温泉露天 デラックステラスツイン B1」については、結論として、一休.comのタイムセールが最安で宿泊できるかと思います。
大人2名×1泊、朝食・夕食付の前提だと、¥66,000程度(税サ込)となります。※休日は¥87,000程度(税サ込)
参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。
8. (参考) 他ホテルの宿泊記
最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。
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