【宿泊記】ハイアットセントリック金沢 - プレミアムキング

今回は金沢のラグジュアリーホテル、ハイアットセントリック金沢に宿泊。隣接したハイアットハウス金沢と合わせて、金沢には1カ月近くの滞在となり、非常に充実したステイとなりました。こちらでは客室「プレミアム」やFIVEでのディナー、朝食ビュッフェの様子を紹介していきます。
目次
1. ホテル概要

ハイアットセントリック金沢は、フルサービス型ライフスタイルブランドの1つとして、2020年に開業。金沢の伝統工芸や歴史を反映したデザイン性溢れる内装、アートワークが特徴的で、全253の客室にレストラン、ルーフトップテラスバーを備えたホテルです。
所在地: 〒920-0031 石川県金沢市広岡1-5-2
アクセス: 金沢駅西口徒歩3分 / 小松空港からタクシーで約35分
連絡先: +81 76 256 1234
チェックイン: 15:00
チャックアウト: 12:00
公式サイト: LINK
2. チェックイン

金沢駅西口から出てすぐ、"HYATT CENTRIC"の名が光る建物見えてきます。2棟のビルはいずれもハイアット系ホテルが入っており、左側が今回宿泊するハイアットセントリック金沢、右側が中長期滞在向けのハイアットハウス金沢となっています。

ホテルのエントランスは、90年代のホテルを思わせる豪華な車寄せ。最近の都内のホテルでは見られない光景で、立地を生かした贅沢なつくりに気持ちも昂ります。
ロビーまで、金沢の伝統工芸とアートワークの数々に魅了されます。金箔の松は小沢敦志氏の「野鍛冶の門冠」で、古い鉄道具で組み立てられているそう。鮮やかな背景は驚きの一筆書きで、大森慶宣氏の「Blue Rhythm」という作品です。
エレベーターを上がると、黒瓦を雨が濡らす様子を表現した白黒のアート、可愛らしいウサギのインテリアがお出迎え。洗練されながらも、ふふっと思わせる子ども心とのバランスに、居心地の良さを感じます。
金沢の茶屋街にインスパイアされたロビーフロアは、高い天井に美しい照明、さらに虫籠をイメージした壁や、漆塗り・金箔のアートが展示され、非常に美しいです。サービス面も東京のハイアットセントリックと異なり、温かみのあるスタイルで安心です。
フロントでチェックインし、客室へ。今回は最もスタンダードな「キング」を予約していたのですが、グローバリスト会員の特典で「プレミアムキング」にアップグレードしていただけました。
客室カテゴリ | 客室タイプ | 広さ |
---|---|---|
スイート | カナザワスイート(ツイン) | 96㎡ |
| シティビューキングスイート(キング) | 64㎡ |
| キングスイート(キング) | 64㎡ |
スタンダード | プレミアム(キング/ツイン) | 46㎡ |
| デラックス(キング/ツイン) | 38㎡ |
| シティビュー(キング/ツイン) | 32㎡ |
| キング/ツイン | 32㎡ |
3. 客室 - プレミアムキング
今回宿泊するのは6階、金沢駅側の客室。客室フロアも抜かりなく、加賀の工芸品の数々が展示されてあり、ハイアットらしい上質な雰囲気を感じさせます。
客室前の部屋番号を示したプレートは、陶器製で非常におしゃれ。金沢や加賀、小松などで生産されている九谷焼でしょうか。客室ごとにデザインが違い、楽しみがいがあります。
3-1. リビング / ベッドルーム

客室に入ると、温かみのあるナチュラルテイストが特徴的な、46㎡の広々とした空間が広がります。

奥に進むとリビング・ベッドルームがあり、青色のベッドボードが印象的。ベッドボード和紙と金箔でつくられており、金沢の道路や子どもの足跡をかたどったものだそう。
客室はベッド、カウチソファ、ダイニングテーブル・チェア、テレビ、デスクで構成されています。いずれも座面が低めとなっており、全く圧迫感を感じさせません。
特長的なベッドボードをはじめ、金沢の歴史・伝統を感じさせるインテアや小物の数々に目をひかれます。”いつものホテルとひと味違う”そんなハイアットセントリックのこだわりが詰まっています。
眺望は金沢駅前を望み、周辺のホテルでは最も贅沢な眺め。なかでも夜はロータリーの光が美しく、どこか近未来的な様子を感じさせます。
部屋の奥にはガラスのデスクも配置されてあり、付近にはコンセントやUSB端子もあるため仕事にも利用できます。テレビにつながったHDMI端子もあるため、ChromecastやFire TV Stick、PCを繋げられるのもポイント。
ベッド脇には照明やカーテンを操作できるパネルがコンパクトにまとまっています。BOSEの大型Bluetoothスピーカーも魅力的。
ミニバーはエントランス周辺にあります。コーヒーメーカーや飲料水、基本的なカトラリーが揃っています。冷蔵庫は空で自由に使える嬉しい仕様でした。
チェックイン時は、手書きのウェルカムレターや、金沢かりんとうのウェルカムアメニティも用意されていました。金沢かりんとうは素敵なパッケージで、ボリュームもあります。
3-2. バスルーム / アメニティ
バスルームはリビングに隣接し、プライバシードアを自由に開閉できるタイプ。クローゼットとドレッサー、バスルームがまとまった位置にあり使い勝手が良いです。
バスローブはホテルオリジナルで、さらさらとした着心地が癖になります。パジャマはクローゼット下に用意されていて、浴衣のようなタイプです。
歯磨きやシェーバーなど基本的なアメニティはシンク下に揃っています。化粧水やクレンジングのセットも用意されてあり、追加オーダーも可能です。
バスルームはゆったりとしたバスタブに大きな鏡を備えており、リラックス感があります。ハンドシャワーはシンプルな操作で使いやすく、水圧も不満なく使えます。

ハンドソープなどのバスアメニティ類は東京のハイアットセントリックと同じ「Bee Kind」。シトラス系の爽やかで、馴染みやすい香りです。
4. ディナー - FIVE

ディナーはシグネチャーレストラン「FIVE – Grill & Lounge」にて。アフタヌーンティーやカクテルが頂けるラウンジ併設のレストランで、朝食ビュッフェの提供もあります。
営業時間:ランチ 11:30~14:30、ディナー 17:30~21:00
場所:ロビーフロア

レストラン内にも、金沢の伝統・文化からインスピレーションされたアートワークで彩られ、食も進みます。一方で格式高さはあまり感じさせず、カジュアルに利用できます。

今回はコースメニューの群青(7,150円)を選択。比較的リーズナブルに美味しい食事をいただけるのも、金沢観光の醍醐味です。
シェフは石川県出身でパレスホテル東京の料理長も務められた市塚 学氏。能登ポークや能登牛、金沢中央市場から仕入れた魚介類をはじめ、北陸の食材をふんだんに使った、個性溢れるメニューです。
5. 朝食 - FIVE

朝食はディナーと同じく「FIVE Grill&Lounge」での洋食ビュッフェを頂きました。今回はグローバリスト会員の特典で朝食が無料でしたが、通常は1人3,850円で利用できます。
営業時間:7:00~10:30
場所:ロビーフロア

メニューはビュッフェとオーダーメニューの2種類。オーダーメニューは注文に制限がなく、通常の卵料理に加えて金沢の食材でアレンジしたメニューがあり、とても魅力的です。
