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【宿泊記】ヒルトン東京 - エグゼクティブタワースイート


ヒルトン東京の車寄せの様子。

ヒルトン・ホテルズ&リゾーツの中でも、ヒルトンの名を冠したアップスケール・ホテル「ヒルトン東京」。 1984年開業(前身の東京ヒルトンホテルは1964年開業)と歴史は長いものの、ホテルが位置する西新宿には「パークハイアット東京」、「ハイアットリージェンシー東京」などの競合ホテルチェーンがひしめく中で、どういったホテルなのか気になっていました。

今回は主にビジネス、ワーケーションでの利用を目的に、こちらのホテルにお邪魔したいと思います。


 

目次


 

1. チェックイン

ホテルまでは電車での移動となりましたが、ヒルトン東京は西新宿駅や都庁前駅から地下通路で直結しており、非常にアクセスの良い立地にあります。途中にはショッピングを楽しめるショッピングアーケード「ヒルトピア」もあり、観光用途でも良さそうです。


ヒルトン東京のラウンジ「マーブルラウンジ」の様子。

ロビーに入ると、右手のラウンジ「マーブルラウンジ」に目を引かれます。中心部に螺旋階段が配置され、上品なパープル系のラグマットとモダンカラーのインテリアが映えるエレガントな空間。こちらでは様々なビュッフェを楽しむことができるようで、連日大賑わいでした。


ロビー全体は”The 外資系ホテル”といった、モダン&ラグジュアリーなデザイン。 床面や天板といった各所に大理石があしらわれ、高級感があり、気分が上がります。


ヒルトン東京のロビー付近の様子。

チェックインカウンターはコンシェルジュデスクを含めて6つ程度。 レセプションはビジネスライクかつスピーディーで、チェックアウト時もあまり混んでいる様子は見かけませんでした。

ただ、今回はスイートルームの宿泊ですが、パーソナライズされた対応は特にありませんでした。エグゼクティブラウンジでも基本的には各自で対応するスタイルのようで、スタッフのホスピタリティを求める方には向かないホテルかもしれません。


 
ヒルトン東京 一休の価格・プラン
 

2. 客室 - エグゼクティブ タワースイート

ヒルトン東京のエレベーターホールの様子。

手続きを終え、客室のある27階へ。エレベーターを降りると、中心に一枚の鏡が配置された落ち着いた空間が広がります。

ヒルトン東京では通常フロアとエグゼクティブフロアで分けられているようなことはなく、どのエレベーターを利用しても大丈夫な点は魅力的。


ヒルトン東京の客室フロアの様子。

客室までの通路は、グレーカラーの配色とトーンダウンした照明でシックな雰囲気ですが、その中でダイナミックな柄のラグマットがアクセントとして加わります。天井は低めですが、不思議と圧迫感は感じません。


 

2-1. リビングルーム

ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのリビングルームの様子。

今回の客室は当ホテルで最も広い、「エグゼクティブ タワースイート」。

客室全体はグレーやダークブラウンを基調としたカラーで統一され、墨書のようなラグマットがそのモダンな雰囲気を引き立てます。一方で、窓には障子風の扉も設置してあり、和のテイストも感じられる絶妙な空間となっています。


ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのリビングルームの様子。

リビングルーム奥には大きなセンターテーブルとソファ、テレビが配置してあり、非常にゆとりのある空間となっています。ここでルームサービスを楽しみつつ、ホテルライフを満喫することも十分に期待できそうです。


ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのデスクの様子。

ガラス製のデスクやライトスタンドはシンプル&コンテンポラリーなデザインで、高級感は抜群。窓からは新宿の夜景が広がり、仕事の気分も高まります。

デスクの広さは13inchのノートパソコン一台に書類をいくつか出しても十分な広さがあり、コンセントもデスク脇に二つ配置されています。WiFiも無料かつ快適で、仕事環境としてはかなり良かったです。


ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのバッゲージラックの様子。

バッゲージラックは入り口の真横に配置されており、到着後はスムーズに荷物の出し入れをすることができます。天板、装飾ともに高級感があり、なんといってもその広さが魅力的。 短期宿泊用のスーツケースであれば、横に広げつつ、バッグ等も置いておくことのできるスペースが確保されています。写真のスーツケースは、RIMOWA Classic Cabin S(高さ55cm×幅40cm×奥行き×20cm)。


 

2-2. ベッドルーム

ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのベッドルームの様子。

リビングルーム、ベッドルームは分かれており、いずれも十分すぎるほどの広さで非常に快適。 赤色のサイドチェアがアクセントとなり、部屋全体にスタイリッシュさが加わります。


ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのベッドルームの様子。

ベッドは若干硬めで反発感が心地よく、こちらのベッドルームからも新宿の美しい夜景を眺めることができます。


ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのベッド付近のインパネ。

ベッドの両脇には、コンセント×1と各種照明の調整を行うことのできるインパネが備え付けられています。カーテン等の開け閉めは自動ではなく、いずれも手動で行う必要があります。


ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのクローゼット周辺の様子。

こちらはクローゼット周りの様子で、個人的に好きなショットです。 右手にクローゼット、左手にバスルーム、正面にはミラーが配置されています。 バスルームの壁面と扉の木目が美しく見入ってしまいます。


ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのクローゼットの様子。

クローゼットはリビングルームの他にエントランス横にもあります。中は広く、高級感があるつくり。ハンガーはジャケット&シャツ兼用×13(うち5つはクリップ付き)と多く、長期宿泊にも十分対応できそうです。


 

2-3. バスルーム

ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートの洗面台・トイレの様子。

豪華な客室に反し、洗面台は非常にシンプル。鏡回りがライトアップされ、ハリウッドミラーのようになっている点は、女性からのポイントが高そうです。

一方、トイレ等のところどころに古さを感じてしまう点は、モダンな客室のイメージと統一感がなく、気になるところ。


ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのバスルームの様子。

バスルームはガラス張りとなっており、開放感なデザイン。プライバシーのための扉は手動で開け閉めできますが、なぜか客室側からしか操作できないという斬新な設計です。

また、シャワーとバスの一体型で、レインシャワーはなくハンドシャワーのみ。他ホテルに比べて水圧は若干弱めではありますが、調整もできますし、個人的には満足です。


ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートのバスの様子。

バスは標準的な広さと深さがあり、不便さは感じませんでした。強いて言えば、スイートルームなのでもう少し豪華であってもよい気もします。


 

2-4. アメニティ

ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートの各種アメニティの様子。

バスアメニティはCrabtree&EveLyn(クラブツリー&イヴリン)の「verbena and lavender」。シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディーローション、石鹸が用意されており、レモンハーブの爽やかさと、海外に滞在しているかのようなエキゾチックさを感じさせる香り。


その他ハミガキセット、髭剃りセット、シャワーキャップ、くし等、基本的なグッズは全て取り揃えてあり、バスアメニティと統一感のある梱包となっています。


 

2-5. 客室からの眺望

客室からは、左手に新宿中央公園、右手にラトゥール新宿等の高層マンションやオフィスビル群が見え、眼下には公園通りのオレンジ色の光がアクセントとして加わります。

こういった都会の夜景を楽しめるのも、東京都内でのステイケーションの醍醐味です。


ヒルトン東京のエグゼクティブタワースイートの眺望。

朝方はまた違った表情を見せます。この日は晴れで、青々とした空がビルに反射した情景は美しく、爽やかな朝を迎えることができました。


 
ヒルトン東京 一休の価格・プラン
 

3. エグゼクティブラウンジ

2019年4月よりリニューアルされたこちらのラウンジでは、アフタヌーンティーやイブニングカクテルを楽しむことができます。


ヒルトン東京のエグゼクティブラウンジの様子①。

ラウンジのある37階へ。到着時も特に案内はなく、各自で席と飲食物を確保するタイプのようです。このあたりのサービスは外資系ホテル故か、ドライ目な印象です。普段は帝国ホテル等の内資系ホテルに泊まっている身としては新鮮でした。

写真は夜景を眺めることのできる「Skyscraper」ゾーンの様子。カウンターも多く、一人での利用やビジネスシーンに最適。


ヒルトン東京のエグゼクティブラウンジの様子②。

カクテルタイムは19時までと短く、間に合わないことも多かったのですが、営業時間21時まではビールやソフトドリンク、スナックを自由にとることができます。


ヒルトン東京のエグゼクティブラウンジの様子③。

ヒルトン東京のエグゼクティブラウンジは3つのゾーンに分かれており、こちらは「Natur& Park」ゾーン。木材を押し出したデザインは温かみがあり、テーブル席も多いので、カジュアルな場での利用に向いている印象です。


ヒルトン東京のエグゼクティブラウンジの様子④。

こちらは「Living」ゾーン。「Nature &Park」ゾーンに比べ、よりモダンな空間となっています。奥にはプライベートルームとライブラリーもあるため、様々な用途での利用が期待できます。


ラウンジの雰囲気として、年齢層は幅広かつ利用客も少なめです。ただ、ホテルの価格帯のせいか、カクテルタイム時は声が大きめなサラリーマンの方がいらっしゃったりと、あまり落ち着いた雰囲気ではない様子でした。


 
ヒルトン東京 一休の価格・プラン
 

4. フィットネスセンター

ヒルトン東京のフィットネスセンターとプールの様子。

コロナ禍で予約が必須なホテルが多い中、ヒルトン東京のフィットネスセンターは予約なしで利用可能。こちらの部屋ではトレッドミル等のマシンが置かれ、左手に12M室内プールがあります。

利用客は少なく、TECHNOGYM(テクノジム)社製のマシンも扱いやすいため、起床後や食事前のワークアウトを快適にこなすことができました。


 

5. ディナー&カクテルタイム - ZATTA

滞在中のディナーは、バー&ラウンジ「ZATTA」を利用。美しくライトアップされたバーカウンターには外国人グループ客が談笑する姿も目立ち、まるでニューヨークのバーにいるかのよう。


ゆったりした大きなソファ席に座り、シャンパンにチーズの盛り合わせ、フィッシュ&チップス、スモークサーモンを頂きました。 途中からライブミュージックがはじまり、照明が落とされた暗めの店内に伸びやかで安心感のある歌声が響きます 。


ヒルトン東京のラウンジ「ZATTA」の様子。

ドリンクはシャンパンの他にビールやワイン、カクテル等を注文しましたが、特筆すべきはシグネチャーカクテル「ミスバイオレット」。 曲線美が映えるグラスに、他では味わったことのない独創的でライトな味わいのカクテルでした。


 
ヒルトン東京 一休の価格・プラン
 

6. ブレックファースト - ルームサービス

ヒルトン東京のルームサービス(朝食)の様子。

客室を存分に楽しむため、朝食はルームサービスを頼んでみました。


ヒルトン東京のルームサービス(朝食)、オムレツの様子。

朝食はコンチネンタル、アメリカン、ヘルシー、中華、和食から選べ、アメリカンではメインの卵料理の他、付け合わせや、シリアル、フルーツ、ドリンクをいくつかのオプションから選択可能です。


ヒルトン東京のルームサービス(朝食)、ポーチドエッグの様子。

今回の卵料理はいつものオムレツに加え、ポーチドエッグもチョイス。味付けや調理は至ってシンプルで、見た目に反してお腹にたまらず、サラッと食べることのできる量でした。


 
ヒルトン東京 一休の価格・プラン
 

7. チェックアウト

ヒルトン東京のロビーの様子。

広い客室をギリギリまで満喫し、チェックアウト。割とリーズナブルな価格でスイートルームを経験できたことに満足しつつも、ホテル業界全体のレベルが上がっている中、やはりホスピタリティやサービス面での差別化とは切っても切り離せないものなのだと、色々考えてしまいました。


コロナ以降、様々なホテルに宿泊してきましたが、それぞれの個性やこだわりを感じる中で、多くの気付きや発見がありました。そういった体験に感謝しつつ、このホテルを後にしました。


 

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8. ヒルトン東京の価格・プラン

ヒルトン東京 価格・プラン

結論としては、一休.comのタイムセールが最安かと思います。

今回利用した「エグゼクティブ タワースイート」は大人2名×1泊で、¥56,000程度(税サ込)となります。

ヒルトン東京 一休の価格・プラン

参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。

予約サイト (クリックで予約サイトに移動)

価格

56,000円~

​59,000円〜

62,000円〜

62,000円〜


 

9. (参考) 他ホテルの宿泊記

最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。

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