【宿泊記】オークウッドプレミア東京 - 1ベッドルームエグゼクティブ (エグゼクティブスイート)

最終更新: 2023年8月16日

キッチンやランドリーを客室内に備えた、賃貸とホテルの中間とも言える「サービスアパートメントホテル」。ホテル暮らしをしている自身にとって、ここ最近で注目しているホテルスタイルでもあります。

今回はその中でもハイグレードな「オークウッドプレミア東京」に宿泊しましたが、定宿としてのポテンシャルの高さを感じさせるステイとなりました。


目次

1. チェックイン

2. 客室 - 1ベッドルームエグゼクティブ

 2-1. リビングルーム

 2-2. キッチン/ランドリー

 2-3. ベッドルーム

 2-4. ドレッシングルーム

 2-5. バスルーム

 2-6. アメニティ

3. ブレックファースト - ルームサービス

4. チェックアウト

5. オークウッドプレミア東京の価格・プラン

6. (参考) 他ホテルの宿泊記


1. チェックイン

東京駅八重洲口から徒歩2分、シャングリ・ラホテル東京のちょうど真横にあるビル「鉃鋼ビルディング南館」の1階にエントランスがあります。

一見分かりにくいのが難点ですが、アパートメントホテルらしい、レジデンス特有の特別感には心躍ります。

エントランスにはゲートとインターホンがあり、宿泊者を直接呼び出すことができます。

チェックイン時はフロント100番にコールし、エレベーターホールへ。

決して広い空間ではありませんが、ダイナミック、そして煌びやかなアートに囲まれ、迫力は十分。

エントランスは仄かに香るベルガモットのフレグランスに演出され、どことなくリラックス感も感じられる、居心地の良い空間でもあります。

また、至るところで見られる「金」をモチーフにしたアート/オブジェクト群も、ホテル全体を通しての魅力の一つのように感じます。

ロビーフロアは広すぎずとも小さすぎず、高級ホテルでありながら住宅としての居心地の良さも残した、絶妙なバランス感です。

奥にはラウンジやミーティングエリアも備え、ホテルとしてのサービスがコンパクトにまとめられ、使い勝手も良い印象です。

ロビーフロアから別のエレベーター乗り継ぎ、客室フロアへ。

エレベーター内や客室フロアのエレベータホールは、華美な装飾を廃した非常にシンプルな作りで、馴染みやすいデザイン。

エントランス直通のエレベーターがあると嬉しいのですが、セキュリティ上難しいのかもしれません。

2. 客室 - 1ベッドルームエグゼクティブ

客室フロアは、暖色のアースカラーを中心に、オレンジのラインが映える、アーティスティックな空間。

オークウッド系列のホテルは初めて宿泊しましたが、金やオレンジを施した雰囲気はこれまで経験してきたホテルと異なり、好奇心がそそられます。

宿泊時は「1ベッドルーム エグゼクティブ(エグゼクティブスイート)」(63㎡~69㎡)に滞在。客室フロアは6~19階に位置していますが、今回は15階・南側の客室にアサインしていただきました。


2-1. リビングルーム

客室に入ると、ホテルでは珍しい、"玄関"を意識させる構造に目を奪われます。

エントランスには靴を収納できる大型の棚を備え、リビングやキッチンと空間を隔てた作りとなっています。

エントランスの靴箱兼収納棚は合わせて10段程。

通常のホテルでは見ない、サービスアパートメントホテル特有の作りやインテリアに、ついつい目を奪われてしまいます。

リビングルームは、ダイニングテーブルにソファーを備えた、穏やかな空間。

居心地の良さを感じさせる全体の配色に、温もりある木材チョイスと、”家”代わりの用途して申し分ない環境です。

センターテーブル付近のソファーは2~3名程度がギリギリのサイズ感で、通常のスイートとしては若干狭い印象。

ゲストを招待する際は、4名まではこちらの客室、それ以上は上位の「2ベッドルーム」のチョイスをおすすめします。

客室からは、月島や勝どきをはじめとする湾岸エリアを背景に、東京 八重洲の高層ビル群が広がります。

他ラグジュアリーホテルと比較して、特別感ある眺望ではありませんが、リビングの窓は枠を感じさせないシームレスなスタイルで、かつ15階という高さなので、よりインパクトがあります。

客室には、一休ダイアモンド会員の特典として、シャンパン「Joseph Perrier Cuvee Royal Brut」のミニボトルが用意されていました。

この日は冬模様ながら天気も晴れ、清々しい気持ちでチェックインを迎えることができました。


2-2. キッチン/ランドリー

オークウッドプレミア東京の魅力の一つとも言える、こちらのフルキッチン。

室内には大型の冷蔵庫からIHキッチン、調理器具にカトラリー一式、さらには食器洗浄機や洗濯乾燥機までも完備しており、滞在中に不便を感じたことは一切ありませんでした。

調理台には、電子レンジや電気ケトル、炊飯器、オーブン、トースター、コーヒーメーカーが並び、生活で必要な調理具は一式揃っています。

一部海外製品で取り扱いが難しい器具もありますが、日本語の説明書を客室内のタブレットで閲覧できます。

キッチン下部の収納部には、1段目にスプーンやナイフ、フォークにお箸、2段目に包丁やピーラー等、3段目にトング等の調理具が並びます。

グラスは細身のシャンパングラスから、大ぶりの赤ワイン用グラスまでを、それぞれ4人分取り揃えています。広めの客室だとゲストを招待することも多いので、多めに用意いただけるのは魅力的。

その他カトラリー一式は、ホワイトで統一された、飽きの来ない非常にシンプルなデザイン。好みが分かれますが、もう少しカラーバリエーションがあると嬉しかったです。

海外製食洗器は、若干操作が分かりにくいものの、その収納力は非常に魅力的。

操作方法はフロントでも教えていただけますし、食洗器用の洗剤タブレットは貸し出しがあるので、特に困ることはありませんでした。


2-3. ベッドルーム

ベッドルームは、エキストラベッドを追加してもなお狭さを感じさせない、余裕ある空間。

間接照明等の演出は一切なく、どことなく物足りない気もしますが、普段使いとしては華美すぎず、飽きも来ないのかもしれません。

窓際の格子は開閉可能。リビングルームと同じ眺望を、ベッド間際から眺めることができます。

八重洲口付近は騒然とした様子ですが、このホテルからの眺望は、どこかリゾートを思わせる開放感を感じさせます。

室内にはデスクも備えています。奥行きはもう少し欲しいところですが、横幅は十分確保されており、基本的なデスクワークはこなせそうです。


2-4. ドレッシングルーム

個人的に驚いたのは、ウォークインクローゼットの広さ。

ベッドルームが大きくとられていたため、ドレッシングルームは小さいのかと思いきや、多人数の利用でも十分な収納力を誇ります。

全ての部屋を合わせて、100㎡近くあるのではないかと錯覚するほど。

通常のハンガーの他、物干しに使えるスティックや、簡易バッゲージラック、収納棚も備えており、充実度は非常に高いです。

一方、全てのハンガーの位置はかなり高めで、扱いにくい印象です。インバウンドを見込んでのスタイルだと思うのですが、もう少し位置を下げても良かったと思います。


2-5. バスルーム

ベッドルームとドレッシングルームを広めに確保しているせいか、洗面台含むバスルームは他ホテルのスイートと比較し、圧迫感ある印象。トイレも一体となっているものが一つだけで、個人的には個室のトイレがもう一つ欲しかったです。

バスルームは石の素材感を押し出した神秘的な様相で、普段使いとしては豪華すぎると感じるほど。

また、バスタブは広さ・深さともに十分なのですが、気になったのはシャワーの水圧。調整幅も狭く、かつ水量もないので少々不便に感じます。


2-6. アメニティ

気になるバスアメニティは、イタリア発のスキンケアブランド「comfort zone」。

オレンジに仄かなムスクを感じさせるライト&フレッシュな大人のアロマで、万人受けする印象。普段使いにおいて重すぎると感じさせない香りです。

その他シャワーキャップやシェーバー等のアメニティは基本的なものは揃っており、いずれもパッケージングはスタイリッシュ。壁面の素材感ある様子とマットでシンプルなパッケージが、メリハリある高級感を生み出しています。

3. ブレックファースト - ルームサービス

オークウッドプレミア東京の朝食はメインダイニングでの提供の他、客室へデリバリーされる朝食BOXもあり、今回は後者を選択。

こちらは日本食のセットメニューで、サラダにメインの卵料理と焼鯖、玄米、味噌汁そしてヨーグルト、ドリンクのセット。

パッケージは簡素ではありますが、忙しい朝の時間にクイックに提供いただけるのは非常に嬉しいところです。

全体を通して、適度なボリューム感とヘルシーな内容。

長期滞在においてもそこまで飽きず、組み合わせを変えつつ長く楽しめるメニューのように感じます。

4. チェックアウト

客室でゆったりとしたひと時を過ごし、チェックアウト。

オークウッド系ホテルは初めての宿泊でしたが、レジデンス利用としてまだまだ楽しみがいのあるサービスアパートメントホテルだと感じています。次回は1カ月程度宿泊し、そのポテンシャルを確かめてみよう、そんな思いでこのホテルを後にしました。


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5. オークウッドプレミア東京の価格・プラン

価格については気になる方も多いと思うので、こちらで書き留めておこうと思います。

今回の客室「1ベッドルームエグゼクティブ(エグゼクティブスイート)」については、結論として一休.comのタイムセール利用が最安で宿泊できるかと思います。

直近では、大人2名×1泊が¥38,000〜(税サ込)という破格のプランもあります。

また、ダイヤモンド会員であれば、アーリーチェックイン/レイトチェックアウトや、シャンパンミニボトルのプレゼント等、魅力的な特典があります。

参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。


6. (参考) 他ホテルの宿泊記

最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。