【宿泊記】ふふ日光 - スタイリッシュスイート

最終更新: 2023年8月16日

国内屈指のラグジュアリーリゾートブランド"ふふ"。今回はふふ日光に宿泊し、極上の食体験、そして温泉に癒される素晴らしい滞在をすることができました。こちらの宿泊記では客室「スタイリッシュスイート」や、日本料理 節中でのディナー・朝食、温泉などの館内施設をご紹介。


目次

1. ホテル概要

2. チェックイン

3. 客室 - スタイリッシュスイート

 3-1. リビング

 3-2. ベッドルーム

 3-3. 温泉 / アメニティ

4. 館内施設

 4-1. ふふラウンジ

 4-2. 大浴場

5. ディナー - 節中

6. 朝食 - 節中

7. ふふ日光のレストラン

8. チェックアウト

9. ふふ日光の価格・プラン

10. (参考) 他ホテルの宿泊記


1. ホテル概要

ふふ日光は田母沢御用邸記念公園のすぐそば、自然あふれるエリアに2020年10月に開業。全24部屋の厳選された客室に、日本料亭、鉄板焼き、ラウンジ、温泉などを備えたスモールラグジュアリーリゾートです。 

  • 所在地: 〒321-1434 栃木県日光市本町1573-8

  • アクセス: JR日光駅もしくは東武日光駅からタクシーで約10分、東京から車で約2時間

  • 連絡先: 0288-25-5122

  • チェックイン: 15:00

  • チャックアウト: 11:00

  • 公式サイト: LINK


2. チェックイン

今回は前泊地のリッツカールトン日光からタクシーで向かいました。奥日光からはタクシーで30分ほど、東武日光駅からは10分程度の位置に、ひっそりと佇む邸宅のような建物が見えてきます。

ホテルのエントランスは煌びやかではないですが、自然素材が目立つ木造建築で、まさに大人の高級宿。スタッフさんによる歓送迎も非常に丁寧で、心落ち着く雰囲気が魅力です。

ホテルに入ると、心地よいクラシック音楽と美しい照明に演出された、気品あふれる佇まいに驚かされます。ホテル全体は庭園を望む平屋のようになっており、エントランス右手にラウンジと客室や温泉、左手にレストランが続きます。

到着後は「ふふラウンジ」にて、オリジナルドリンクを頂きながらチェックイン。中心には暖炉があり、揺らぐ炎に心癒されながら、アフタヌーンティーやカクテルを頂ける空間です。

ルームキーはレトロな旅館らしい鍵タイプ。傷のつき方や、あえて便利なカードを採用していないのも、ふふらしさを感じさせます。

ここから中庭を抜け、客室に向かいます。全24部屋の客室は美しい庭園を囲むように配置されています。建物は3階建てと、どの客室からも緑あふれる日光の森林を間近に楽しめるつくりになっています。

ふふ日光の客室はすべてスイートルームで室内温泉がついており、どれも個性的なものばかり。なかでも最もスタンダードなスタイリッシュスイートに宿泊しました。ベッドはツインとキングから選べます。

3. 客室 - スタイリッシュスイート

今回宿泊するのは、1階の角部屋。ふふ日光では、室内の家具や全体の色合いが客室によって全て異なっており、滞在するたびに新しい発見があります。


3-1. リビング

ふふの客室はすべて、リビングとベッドルームが分かれたスイートルーム。広々とした空間を持ちながら、エントランスはこじんまりとしており、自宅のような心落ち着く印象です。

素敵な調度品で彩られたリビングは、"大人の高級旅館"を思わせる雰囲気がたまりません。田母沢御用邸記念公園の緑を眺めながら、穏やかなひと時を過ごすことができました。

そのレトロで上品な内装は、最近調達したグローブトロッターのスーツケースにも雰囲気がぴったり。外資系ホテルでは感じられない居心地の良さがあり、リフレッシュしたい休暇での利用には最高の客室です。

リビングの窓からはそのままの自然が目の前に広がり、他宿泊者の目線も気にならない環境の中で、森の中に迷い込んだかのような気分になります。紅葉シーズンであれば、さらに美しい眺望が期待できます。

リビングにはミニバーや簡易なクローゼット、収納があり、すべてがふふ日光の特注品。ほのかな間接照明が心地よい雰囲気を演出しています。

襖のような仕切りを開閉することで、テレビとミニバーそれぞれを使うことができるようになります。ミニバーには紅茶やお茶のティーバッグに加え、有料のウイスキーボトルも用意されています。

見猿、聞か猿、言わ猿の「三猿」や眠り猫も、ふふオリジナルのアートコレクション。こちらはオンラインショップや館内のショップでも購入できます。

サイドボードの小物も魅力的なものばかり。なかでも蓄音機のようなプレーヤーは、スマートフォンで再生したBGMがレトロな音色で聞こえ、楽しみがいがあります。

クローゼットの中には館内着やポーチがあります。足袋やポーチは旅の思い出としてお持ち帰りもできます。クローゼット自体はあまり高さもなく、収納力には欠ける印象です。

そのほか、リビングにはウェルカムスイーツを用意いただいていました。レストランの紹介でも書きますが、ふふ日光はカトラリーへのこだわりが素晴らしく、ウェルカムスーツも素敵な小皿に盛り付けてありました。
 


3-2. ベッドルーム

ベッドルームはリビングと隣接し、仕切りをなくすことのできる構造となっているため、実際よりも広く感じられます。華美すぎないベッドボードや照明がとても心地よいです。

ベッドサイドのパネルはUSB×2、コンセントを備え、シンプルで使いやすいです。パネルの色合いも"ふふ"の雰囲気を壊さないこだわりを感じます。

重厚感あるデスクが用意されているのも魅力のひとつ。同じ系列のATAMIせかいえにもありましたが、旅先からワークできる環境があるのは非常に嬉しいです。


3-3. 温泉 / アメニティ

ふふ日光では、全ての客室に自家源泉が引かれた温泉風呂を完備しています。リビングとベッドルームの横にあり、滞在中は好きなタイミングで気兼ねなく入浴することができます。

ドレッシングルームには、とても大きな鏡に椅子付きのドレッサーと、宿泊客に寄り添ったつくりが特徴。ドレッサーにはふふオリジナルのアメニティが用意され、ふふの温泉体験に魅了されます。

ふふオリジナルのオーガニックアメニティは、爽やかな木漏れ日をイメージした香りのよう。いずれも温泉の香りを邪魔しない、控えめで馴染みやすいアメニティです。

石造りの室内温泉。中に入ると、ゆったりと全身浸かることのできる広さに驚かされます。館内の温泉にも引けを取らないクオリティで、目の前の自然に溶け込んだかのような癒しの空間です。

シャワーは温泉の真横にあり、使いやすい配置です。また、ハンドシャワー、レインシャワーともに水圧は不満なく使え、とても快適でした。

バスアメニティはもちろん、ふふオリジナル。小分けのタイプでないので持ち帰りできないのが残念ですが、ラウンジ横のスーベニールやオンラインショップでも購入できます。

室内温泉には枕があったり、考え抜かれた浴槽の深さ・広さなどなど、とにかく快適で疲れが癒される、素晴らしい温泉体験となりました。

4. 館内施設

ふふ日光は施設数こそ少ないものの、どれもこだわり抜かれたものばかり。客室数が少ないからこそ楽しめる、"スモールラグジュアリー"感を存分に楽しむ事ができます。


4-1. ふふラウンジ

宿泊者限定のラウンジ「ふふラウンジ」では、オリジナルのアフタヌーンティーや、日中・食後にシャンパンやワイン、ウィスキーなどを頂くことができます。

  • 営業時間:14:00~24:00

  • 場所:ロビーフロア

ラウンジはチェックイン前から利用できます。ゆったりとしたソファーにくつろぎ、炎の揺らぎに心癒されながら、シャンパンをオーダーしました。

アフタヌーンティー(¥4,000)以外のドリンクはすべて無料なのは驚き。シャンパンだけでなく、ビールやハイボール、サングリア、その他ソフトドリンクも頂けます。

こちらはラウンジ脇にある、売店「スーベニール」。ふふ日光オリジナルの紅茶やアメニティ、客室にあった三猿や眠り猫の置物など、滞在の思い出になる品々を購入することができます。


4-2. 大浴場

ふふ日光の魅力の一つである大浴場。自家源泉の内湯と露天風呂を備え、室内温泉では味わえないよう

な開放感に、なんども足を運びに行ってしまう温泉です。

  • 営業時間:朝 6:00~11:00、夕 15:00~24:00

大浴場までは森に囲まれた、自然あふれる通路を抜けていきます。客室数が非常に少ないため、道中に人と会う機会もほとんどなく、素晴らしい環境を独り占めできているかのようでした。

画像は公式サイトより引用

大浴場は、日光の大自然が目の前に広がる、癒しの空間。男湯と女湯は午前と午後で入れ替わるため、一度の滞在で二つの眺望を楽しむ事ができるのも魅力的です。

5. ディナー - 節中

ディナーはふふ日光が誇る日本料理を楽しめるレストラン「節中」へ。道中はライトアップされた庭園と雨の様子が幻想的で、レストランにも期待が高まります。

  • 営業時間:朝食 8:00-9:30、ディナー 18:00-20:30

  • 場所:ロビーフロア

節中はほとんどの座席が仕切りのあるカウンター席となっており、上質感漂う雰囲気が魅力的。もちろんダイニングテーブルも用意されあり、ファミリー利用でも大丈夫そう。

節中では和と洋をかけあわせた、こだわりの逸品が提供されます。あわせるドリンクは、それぞれの料理にワインや日本酒を合わせていただけるペアリングセレクションがおすすめ。

食材、味付け、そして食器にまでこだわり抜かれた懐石料理。栃木にまつわる旬の食材だけでなく、フォアグラ、トリュフなどの洋の食材を使用した、贅沢なコースに心躍ります。

何より特筆すべきは、提供されるお皿の美しさ。いずれも九州、有田町でつくられた香蘭社の食器が使われているようで、食事中ながら、その優雅な世界観に魅了されてしまいました。

味覚、嗅覚、視覚、いずれも堪能できる素敵なコース。今年は様々な国内ラグジュアリーホテルに宿泊してきましたが、日本料理のコースにおいて、ふふ日光はトップクラスのクオリティに感じます。

6. 朝食 - 節中

朝食はディナーと同じく日本料理 節中にて。ディナーと同じカウンター席ですが、朝になるとより正面の緑が鮮明に見え、美しい朝食とともに心躍る朝食となりました。

  • 営業時間:8:00 ~ 9:30

  • 場所:ロビーフロア

前菜は色鮮やかなサラダ。ホテルオリジナルの玉葱ドレッシングが使われていますが、その美味しさに思わず買って帰りたくなってしまいます。

こちらは和朝食のセットとなっていますが、パンや卵料理が中心となった洋朝食も選択できるようです。いずれも分量、味わいともに大満足のクオリティです。

最後はシャーベット状のデザートと紅茶で、すっきりとした気分に。朝食時に関しては混雑もなく、ふふ日光ならではの落ち着いた雰囲気に包まれ、心穏やかな朝を過ごすことができました。

7. ふふ日光のレストラン

今回紹介した日本料理 節中にも、鉄板焼きの候もおすすめ。いずれのダイニングも宿泊者限定となっているので、プライベートな空間で素敵なひと時を過ごすことができます。

8. チェックアウト

チェックアウトの際はホテルオリジナルのピクルスをいただき、とても嬉しいおもてなし。"ふふ"ブランドは初の滞在となりましたが、想像を超える体験の連続で、素晴らしいホテルステイとなりました。箱根や京都など、他のふふにも宿泊してみたい、そんな思いでこのホテルを後にしました。


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9. ふふ日光の価格・プラン

予約サイトからであれば一休のタイムセールが最安で、今回宿泊した「スタイリッシュスイート」が夕朝食付で73,000円~となります。

また、一休ダイヤモンド会員であればレイトチェックアウトなどの魅力的な特典もあります。

参考ですが、他予約サイトの価格比較はこのようになっています。

※宿泊時期によって変動がございます


10. (参考) 他ホテルの宿泊記

最後に、EnoHaru’s Hotel Reportsでは「上質な体験をより身近に」をテーマに、国内外ラグジュアリーホテルでの宿泊記や滞在動画を公開しています。気になる方はぜひ他の宿泊記もご覧ください。少しでも滞在の参考になったら嬉しいです。